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第二期LMリーグ選手スカウティングレポート⑧Best move!

※第7弾はこちら↓


はじめに

第8弾、いよいよトリを飾るのはりんぜリーダーのチームです。第一期LMリーグ「Best move!」チームのリーダー。今期も同じチーム名となり捲土重来を期す半年間となるでしょう。個人的な思いで非常に申し訳ないのですが、りんぜリーダーに第一期で拾ってもらったからこそ今がありますし、こうやってスカウティンレポートを書こうと思っている要因にもなっています。ですから今期は絶対に優勝してほしいと応援しているチームです。ただ、スカウティングは公平に。そんなりんぜリーダーはどういった方々を指名したのでしょうか。早速見ていきましょう。なお、データは雀魂牌譜屋様(https://amae-koromo.sapk.ch/)から引用し、四麻雀魂段位戦玉の間直近500戦の結果をもとにレポートしていきます。都合上敬称略または選手呼称となります。ご了承ください。

リーダー りんぜ(雀聖3)

第一期「Best move!」のリーダーにしてこちらもリベンジを虎視眈々と狙っている方。段位戦をたくさん打ち経験を重ね続けている選手です。物腰も柔らかく顔も広く強者との繋がりも多いイメージがあります。リーダーとして注目すべき選手でしょう。

和了率が高い傾向にありつつの和銃差10というしっかりとした打ち方をマスターしている印象があります。副露率立直率ダマ率全てにおいて平均的なため、どのような動きからでもしっかりと点数を稼いでいけそうです2>13>4というラス回避特化型とはなっていますが、第一期でLMリーグルールには対応できていると思うのでそこは心配ないでしょう。

先制率が高く立直良形も高い。強者に必要な要素を持ち合わせていると言っていいでしょう。立直巡目も早く、しっかりとした牌理身につけていると思われます。しかし戦績がふるわないのは下振れの可能性が大きいです。他チームは先制立直が入っても追っかけていくのが最善と思われますが、待ちが良いパターンが多く返り討ちに遭うことも多いでしょう。

こちらの項目は殆ど平均的に映ります。裏ドラ率が少々低いですが、LMリーガーは全体的に低い傾向にあるので充分戦えるのではないでしょうか。調整打点効率がエース格の選手と比べて少し低い割合となっていますが、聖3まで到達している実力者ですので油断は禁物でしょう。そして何よりリベンジに燃えていると思われますので、他チームからすると乗せたくない選手ですね。

1巡目指名 Sals(サルサ)(雀聖3)

私が参加していたぷりぷりーぐの、5期リーダー当選を果たした方。麻雀に対して真摯である印象が強いです。初めてのリーグ戦ということで緊張もあるかもしれませんが、雀聖3に到達しており実力を感じられます。

高い和了率に高い副露率と立直率。全局参加型スタイルではありますが和銃差12弱と守備力も兼ね備えているオールラウンドプレーヤーと言えるでしょう。順位型も理想的な1>2>3>4とLMリーグルールにおいても活躍を期待せずにはいられないスタッツとなっています。

他チームの選手と比較すると若干先制率は下回っていますが、立直放銃の低さが目立ちます。追っかける立場となっても掴まずに勝負できる回数が多そうです。こういうリーグ戦を戦う上でそういった要素は大きくプラスに働きます。ただ立直良形は低い割合となっているので、そこに攻めるポイントがありそうです。

こちらもこの項目に関してはリーダーと同じく若干平均的となっています。調整打点効率が800弱ですが他チームと比較すると苦しい戦いを強いられることもある可能性があります。
しかしながら聖3と実績は充分。リーグ戦初参加をプラスの力に変えることが出来れば、台風の目となり得ると思われます。

2巡目指名 りょーたくろす(魂天)

第一期優勝チーム「WinG」のメンバーで最近昇天しW魂天となった方。前期では驚異的な粘りでテンパイを取り切るなどその実力を遺憾なく発揮していました。誰とでも打ち解けられるフランクな人柄も相まって、他チームリーダーに「一家に一台は欲しかった」と思わせるお祭り男としての期待も高まります。

この放銃率が物語るように非常に守備力に長けています。スタッツ的には平均的な数値が並ぶのですが、平均順位が2.31とずば抜けた戦績となっています。順位型も1>2>3>4と理想的。相手からするとのらりくらりと躱され続け、なんだか分からないうちにラスを押し付けられている、そんな印象となっていそうです。

こちらも同段位者と比べると平均的な数値が並びます。立直良形が少し低いため、速度を重視している傾向も見えてくるでしょう。一発率が低く追っかけられ率が高い割合となっているので、立直をぶつけて勝負に出る方が勝機を見いだせるかもしれません。

こちらも強者であれば納得の数値が並ぶのですが、その中で一際目立つのが調整打点効率の高さ。950は全LMリーガーの中でも最上位の成績でしょう。やはり気づいたときにはトップを取られている可能性が高そうです。そして更にLMリーグでの経験も豊富であったり様々なリーグ戦でも軒並み結果を残していたりと、警戒しなければならない選手の1人でしょう。そして調子に乗らせると色んな意味で厄介な選手ですので、他チームは早めに攻撃する必要があります。

3巡目指名 ぴぴ(雀豪1)

最近雀豪2に昇段した方です。LMリーガーの中では段位的には低いのですが、天鳳八段という所謂段位詐欺の方。その雀豪もたった80戦ほどで到達している実力者。3巡目指名ですが非常に期待できる選手と言えるでしょう。

ご覧の通り玉の間はたった32戦しかデータがありません。ですがたった32戦でも実力を測るには充分と判断しましたのでこのデータでスカウティングを行います。
こういう短期の戦績であっても和銃差は比較的信頼できるデータです。放銃率10%を下回りかつ24%の和了率。これは絶対強者の証明とも言えるでしょう。攻めも守りも魂天レベルを遥かに上回っていると推測できます。

短期であってもこの放銃時副露率と副露後放銃率の数値はとてつもないです。副露後でもしっかりとした守備力を発揮し、かつテンパイを取り切ったり逆襲の和了を決めたりと最も脅威的な選手だと言えるでしょう。調整打点効率も1000オーバーと、他チームからするとなんとしてでも止めておかなければならない選手の1人です。
そしてこの4位率の低さ。LMリーグルールであってもすぐに適応し全チームの前に立ちふさがることでしょう。

総評とレーダーチャート

全体的にスタッツとしては平均的なところが多い印象を受けましたが、最終的な順位をしっかりとキープできる、確固たる実力を持ち合わせた選手が多く非常に力を持ったチームと言えるでしょう。りんぜリーダーが100点満点のドラフトだったとおっしゃっていたのも頷けます。そして更にLMリーグの経験値も高いです。雪辱にも燃えているでしょう。だからこそ他チームからすればいかに序盤に突き放せるかが肝になってきそうです。今期どういった戦いを見せるかが非常に楽しみです。

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