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僕のゲーム友達はアイドルです。

〇〇「いらっしゃいませー!」


僕は近くの大学に通っている普通の学生。
今日はバイトのシフトが急に入ったので出勤中、、、


〇〇「店長もなんで俺に頼むかねぇ、、、ん?」


ピコンッ


休憩中、店長の不満をこぼした時にLINEが一通。


岩本明里 feat.〇〇(グループ名) 


蓮加💬 〇〇さんー!にぶちゃーん!
     おつかれさまです!

丹生💬 お二人ともお疲れ様です!
     〇〇さんはお休みですか??


〇〇💬 いまバイト中なんよ。
     急シフトが入っちゃってね、、、


丹生💬 ありゃりゃ🥲
       わたしの笑顔を見て元気出してください!


〇〇💬 自分の笑顔で元気出させようとする子は
     初めてだ笑


蓮加💬 すごいトリッキーな後輩ちゃん笑


丹生💬 えぇ!!
     蓮加さんも何か送ってくださいよー!!


蓮加💬 凄いパス来ちゃった、、、
     〇〇さんは見たい?


〇〇💬 んー、、、じゃあ見たい方で。


蓮加💬 じゃあこれ!


丹生💬 やっぱりかわいいですね😍


蓮加💬 〇〇さんも何か言ってください!


〇〇💬 流石アイドルや。かわいいね〜。


蓮加💬 心がこもってない!!
     乃木坂様に失礼だー!!


丹生💬 そうだそうだー!!


〇〇💬 はいはい、、、っていうか何のご用件?


蓮加💬 あっ!今日APEXできませんか??


〇〇💬 あー最近は忙しくてやってないね。


丹生💬 明日はお休みなので大丈夫ですよ👌


〇〇💬 俺もいけるよー!


蓮加💬 じゃーやりましょ!
     10時くらいでいいですかね?


丹生💬 はーい😄


〇〇💬 おけー。


蓮加💬 じゃあまた夜に!
     出番が来たので戻りますねー!


〇〇💬 ほーい。


丹生💬 頑張ってくださいー!!


ふぅ、、、

この子達とのLINEはすぐ話が脱線するんだよな笑

でも何か癒されるから楽しい笑

バイトもあと少しだから頑張るか!


バイト終了。


家へ帰ろうかと思ったが、好きな作家の小説が出ていた事を思い出し本屋へ向かった。


〇〇「えーっと、、、、、、お。あった!」


目当てのものを見つけた〇〇。

さぁレジに行こうとしたときにある2冊の雑誌が
目についた。

今夜、僕がゲームをする友達が表紙の雑誌。

改めてすごい子達とゲームしてるんだと思う。

、、、、、、これも買ってくか。

僕は3冊の本をレジに持っていき、会計をする。


時刻は午後8時ちょうど。

思ったよりも遅くなったな、、、

これから飯を作って風呂入ったりすればいいくらいの時間になるかぁ。


ガチャッ


〇〇「ただいまーっと、、、」


帰っても誰もいないが"ただいま"と言っちゃう。

なんか虚しくなるけどルーティーンなんだよね。


丹生、岩本『おかえりー!!』

〇〇「、、、、、、は?」


え、、、幻聴?まだDiscordつないでないよ?


丹生「蓮加さん!これおいしいですー!!」


蓮加「でしょ!私の得意料理なんだ〜!」


〇〇「、、、何やってんの2人とも。」


丹生「〇〇さんの帰りを待ってました!」


岩元「ちょっと台所も借りましたよ〜。」


〇〇「その前に!何で部屋に入れてるの!」


丹生「え?〇〇さんが合鍵の置いてるところ
   教えてくれたんじゃないですかぁ〜。」


岩本「エントランスにあるポストの上の所ね。」


〇〇「、、、いつ言ったっけ。」


丹生「2ヶ月前に通話した時ですね!」


岩本「丹生ちゃんもよく覚えてるよね〜。」


丹生「記憶力はいいんですよ!
   あっ!これ食べてみてください!」


蓮加「どれどれ、、、ん〜美味しい〜!!」


〇〇「言わなきゃよかったな、、、」


蓮加「ほらほら!そんなウジウジしてないで
   ご飯食べましょー。」


丹生「私たちが作ったんですよ!」


〇〇「はいはい、、、どうもありがとう。」


それから僕たちはご飯を食べながら他愛もない話をした。


〇〇「あのさ、グループLINEの名前変えない? 」

丹生「えーなんでですか!」


蓮加「ねー。いい名前なのに。」


〇〇「いや僕のおまけ感が凄いのよ。」


蓮加「あーfeat.〇〇の事ですか?」


丹生「まぁ私たちはアイドルですし!」


蓮加「〇〇さんも私たちのこと推してるし
   いいじゃないですか。」


〇〇「そんな事はまだ言ってない。
   日向はひよたんで、乃木は悠理ちゃん。」


丹生「えぇー!!そうだったんですか!!」


蓮加「私たちの事、、、騙してたんですか、、、」グスッ


〇〇「嘘泣きをするな。」ペシッ


蓮加「いたっ、、、DVまでするなんて!!」

丹生「〇〇さんがそんな人だとは
   思わなかったです、、、」


〇〇「あのね丹生ちゃん。
   そんな強く叩いてないし誤解しないでね。


蓮加「まぁそのメンバーの雑誌は買わずに
   私達のだけは買ってますからね〜。」


そう言って先ほど床に置いた荷物を指差す蓮加。
本屋さんで買った2人が表紙の雑誌がチラリと見えていた。


丹生「なら説得力ないですね〜。」


〇〇「勝手に人の買ったもの見ないでよ!」


蓮加「だってそこら辺に落ちてるから!」


〇〇「なんだ落ちてるって。置いたの!」


丹生「まぁ推しは私たちって事で!」


蓮加「ね。ここは1つ。」


〇〇「はいはい、、、もういいよ、、、」


夜10時。


蓮加「よーしやりますかー。」


〇〇「はいよー。ってか2人は今日どうすんの?」


丹生「泊まりますよ!
   蓮加さんー。これ繋いでくださいー!」


蓮加「はーい、、、よしっと!
   丹生ちゃんはどのキャラ使うの?」


丹生「私はやっぱり、、、」


〇〇「ちょっと待って。」


丹生「なんですか?あ!
   繋ぐの間違えちゃいましたか!」


〇〇「違うそうじゃない。え?
   2人泊まるの?」


蓮加「だからそう言ってるじゃないですか。」


丹生「〇〇さんのお部屋広いので
   助かりましたね!」


蓮加「まぁオールする覚悟もできてるし。」


〇〇「風呂とかは?」


岩本「もういただきましたよ?」


〇〇「早いわ。俺まだ入ってないぞ。」


丹生「あーさっき台所をお借りしたって言った
   時に言い忘れてましたねー。」


〇〇「、、、そういや2人ともラフな格好してるな。


丹生「気づくの遅いですねー。」


蓮加「そういえば〇〇さんはお風呂まだですね。


丹生「入ってからゲームした方がいいですよ!」


〇〇「それはそうだけども。
   、、、まぁいいや。じゃー行ってくるわ。」


蓮加「アイドルの残り湯楽しんで来てねー。」


〇〇「それをアイドル側から言うこと
   あんま無いよ?」


丹生「飲んじゃダメですよー。」

〇〇「丹生ちゃんは僕のことなんだと
   思ってんの?」


僕はいつもより少し長めにお風呂に入り、リビングに戻る。


蓮加「あ!きたきた!」


丹生「目標とかどうしますかー?」


〇〇「普通にチャンピオンとか?」


蓮加「ですね!何回にしますか?」


〇〇「ほんとにオール覚悟なんかい。」


丹生「できるだけたくさん!」


蓮加「じゃーそれで!行くよ〇〇!」


〇〇「たまに敬語外すよね蓮加さんは。」


蓮加「使ってるだけマシだと思って下さいよ!」


〇〇「別にもう使わないでいいよ。」


蓮加「え!ほんと!やったー!」

〇〇「少しは食いさがれ。
  『いやそんな事できません!』とかは?」


蓮加「あるわけないでしょ!」


〇〇「おいこら。」


丹生「私は敬語の方が喋りやすいので
   このままで!」


〇〇「ほら後輩を見習いなさいよ。」


蓮加「まぁこの中では私が1番末っ子だから。」


丹生「ですねー。あ!始まります!」

〇〇「はぁ、、、まぁやるか!」


丹生、蓮加「「おー!!」」



このあとほんとにオールしました、、、

まぁ蓮加が最初に寝落ちして。
丹生ちゃんも続いてダウンして。
僕もそのままぶっ倒れてみんなで雑魚寝。

こんな感じの日常も悪くないよねー。

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