ずとまよ『嘘じゃない』についてダラダラ


「空想のずる休み 身動きとれない 不登校な日常は 比べようもなく 浸る刹那に 価値あり」
投稿していない日常のなかで、何かに浸る刹那に価値がある。

「君が寝てる時間 私は冴えてる
会いたいの擦り合わせ 
被らない習慣ばかり 数えるのやめよ」 
「ないすとぅーみーちゅー」を口ずさむ習慣、起床してる時間帯という習慣、そこらが被らないということか。
なんか猫を飼ってる話らしいし、これは猫と自分の話なんじゃないかとも思う。
となると、「空想のずる休み」は、空想することを休んでいるではなく、空想のためにずる休みしてるみたいな感じになるんじゃないか。同格のofじゃないが。空想というずる休み。

私と君とは互いに「会いたい」。それを互いに擦り合わせてる。
会いたいけど「被らない習慣」のせいで会えないってことで、たぶんその習慣はなかなか変えられない。だから止めて「発明」をする。

「私のヒビと君の日々を
紡いでゆく発明 
途切れてく前に伝えられる
今時間ある? ないかな」
なんか不穏な感じにもとれる箇所。
ヒビは亀裂的な意味なら、なんらかのダメージを受けてるってことか。
それと君の日々を紡ぐ。歌詞や曲で?
途切れてくってこの場合、君の日々だとしたら、わりと切迫してる。

「すれ違った 初めましての曲を
今もまだ 思い返します
我侭な合言葉 “ ”
口ずさむなんて もう嘘じゃない
嘘じゃない 一瞬の煌めきじゃなくて
幻じゃ容易い表現
我侭な合言葉 “さよなら”は言わないで
気にしないでね またぼやいてる 誤魔化し効かない
君次第でね つまらない期待 それしか言えない」
ナイストゥーミーチューだと、「会えてよかった(さよなら)」「会えて良き(はじめまして)」となるが、「さよならは言わないで」は「さよならという意味ではない」ということじゃないか。そのまま「会えてよかった」と。
「わがままな合言葉」のわがままさは、字面だけではどちらの意味か任意だということに由来するのではないか、しかも「はじめましての曲」をいちど「ナイストゥーミーチューの曲」として捉えてさらにその多義性を意識しなければ「会えてナイス」の曲としては理解できないんだから、「わがまま」もいいところではないか。
もちろん、言葉の意味合いが独特だから、それをもって「わがまま」としているのかもだが。
「さよなら」が「わがままな合言葉」ってのもよくわからんよな。「答えは 別にある」(『勘ぐれい』)みたく、「別れ」が歌のテーマとして常にある、みたいなことかな。
ただそれは始まりとかそういうののためだ、みたいな?
としたら、やっぱり「君次第」の君は恋人とか友人とかファンなのかな。解釈を委ねる、そして出来たら自分の狙いをわかってほしいと期待してる、みたいな?
あるいはライブかなんかでなんか言ってたんやろか。

難しいな。なかなかまとまらん。

正気か?