見出し画像

2022年イギリスで帰国難民になった話 1

やっと、日本へ到着してからの隔離の規制も緩和され、まだ、海外旅行は昔のように一般的にはなっていないけれど、不可能ではないという状況になってきた2022年夏。
主人のイギリスの高齢の両親に会いに家族で夏休みを利用して帰省しました。約3年ぶりです。


まさか、あんな大変なことになるとは・・                                                     コロナで帰国難民になった際、具体的な情報がなくツイッター・インターネットから情報収集に明け暮れました。特に、子連れ帰国の体験記と保険に関する情報が少なかったので、この記事がお役に立てれば嬉しいです。
延泊した際の滞在費や、生活費は+50万円超にも及びます 泣 

今回は、具体的なPCR検査場の場所や金額、大使館の回復レターの情報、そして保険金請求まで何回かにわたって書いていけたらと思います。お気持ちだけでも、課金していただければ幸いです。

始まりはコーンフレーク
7月27日朝、イギリスに到着してちょうど3日が経とうとしている最中、
大好きなコーンフレークを食べている途中なのに次男がこっくりこっくりテーブルで眠っていました。

時差ぼけもあり疲れも出たのかな、寝かせてあげよう。そう思いベッドに寝かせましたがいつまでたっても起きてきません。あんなにいつもは元気すぎるほどの次男が食欲もなく寝ているのは何かがおかしい、そう思いました。
熱を測ってみると37度前後 まさか、コロナ・・?検査してみることにしました。

画像1

イギリスrapid lateral flow test検査について
イギリスでは、ドラックストアでrapid lateral flow test というコロナ検査キットが2ポンド(320円)ほどで気軽に手に入ります。
両鼻に綿棒を5回ずつ回し入れ、綿棒をチューブの液体に浸します。浸した液体を、検査キットに4滴ポタポタたらしたら完了です。15分経てばコロナに感染しているかどうかが(PCRよりは精度が落ちるとは思いますが)わかります。

コロナの連鎖
7/27この時の次男の結果は陰性でした。コロナでないことに一安心しましたが、油断はできないので念のため別の部屋に隔離し、様子を見ることにしました。
結局、一日中熱が下がらないままずっと寝ていて、翌日(7/28)再度flow testを行ったら陽性でした。症状は熱(37度~39度)と鼻血が何回か出ました。その他症状は全くなく29日には熱も下がり元気になっていました。
7月28日に母親の私が次に感染しました。

風邪をひく予感のする喉の違和感と、枕が合わず寝違えをしたかな、というくらいの軽い腕/肩の違和感でした。寝れば治るかくらいに思っておりまさか自分がコロナに感染しているとは思っておりませんでした。
同じくflow testをしても陰性。陽性になったのは7月29日ですね。
Flow test は症状が始まったくらいの時期には反応しないのかなと思っています。
私は幸いにも熱は1日で下がり、1日ベッドで横になるだけで全くきつくもなく、すぐ回復しました。
そして、長男が、同時期に発熱し、7月29日発症。この時はもう3人目だったのでコロナと確信して対応していました。幸いにも滞在していたのは主人の実家で、部屋がたくさんあったのでコロナ陽性組3名で1部屋にて過ごしていました。
他の、感染していない主人や子供からは離れ、食事も部屋に運んでもらいました。(お米やうどんなどなく、ずっとサンドイッチなのが地味につらかった笑)

イギリスのコロナ事情
イギリスは、コロナの隔離などはすべて撤廃しており、Flow testでコロナ陽性になっても日本のように保健所などには報告の必要がなく、自主隔離判断となります。
イギリスは現在ほとんどだれもマスクをしておらず、密だらけの状況です。
コロナはまるで存在していなかったかのような雰囲気で、マスクや消毒剤もほとんど売っていません。(アルコール剤や子供用マスクを手に入れるの、苦労しました!)


コロナにかかっていても、隔離の必要がないため症状がなかったり落ち着いたりしたらすぐ学校や仕事に行けます。そのため、日本と比べるとイギリスではコロナのウイルスはより身近に存在しているといってもよいかと思います。私たちが日本と同じようにマスクや消毒など感染対策し、スーパーくらいにしかいっていないのに罹患したのは、このせいなのかなと感じています。

次回はついに、どうやって日本に帰国するか!の具体的な方法についてリポートします。ぜひお楽しみに。

*2022年8月の情報です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?