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ダイヤモンドリリー
ネリネ
植物分類:ヒガンバナ科ネリネ属
園芸分類:夏植え球根草
原産地:南アフリカ・ケープ地方
栽培特性:水はけのよい用土で鉢に植付け
る。
花後も灌水を続け、冬は防寒して、翌年葉が枯れたら灌水を中止し乾燥させて夏を越す
用途:鉢植え,切花
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英名
〈ダイヤモンドリリー〉のとおり,花弁
の細胞がぶきらきらと宝石のように輝く
美しい秋咲きの鱗茎球根。目を奪うよ
うな緋赤・バラ色・ピンク・白・紫な
どきわめて鮮やかな,しかも明るい感
じの花で,晩秋のさびしい季節を彩り,
われわれの気持を引立ててくれる。早
いものは,9月の半ばから咲きはじめ,
10~11月が盛花期で,12月になってか
ら咲く種類もある。
小鉢でもよく咲き,手入れはごく簡
単なので,都会での栽培にも好適であ
る。
実生による変化も幅広く,育種の
楽しみが大きい。一般にいうネリネは
おもにN.サルニエンシスおよびその
自然変異や近縁種が交雑され園芸化さ
れたものである。今から100年以上前
に南アフリカからイギリスに運ばれ,
上流階級の人たちにもてはやされ,交
配によって多くの品種が生まれた。
日本には明治から大正にかけて欧州
から輸入され,一部で育種も行われた。
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植付けと管理
開花球の大きさは鶏卵よりひとまわり小さい程度。
夏の終わりから秋の彼岸ごろまでに,この球
根を3~4号鉢に1球ずつ植付ける。
鹿沼土または川砂とピートモスの等量くんたん混合に,貝殻粉およびモミガラ燻炭を
それぞれ1~2割加えた用土がよい
初秋から灌水をはじめると,
まもなく花茎が伸びて開花し,つづいて葉が
展開する。このころ、ごく薄いハイポネックスを1~2回施します。
(鉢のまま乾燥)
5月ごろ葉が枯れたら灌水をやめ,鉢のまま乾燥して夏を越す。掘上げて乾燥貯蔵をすると,その年はよいが次年の花つきが悪くなる。
(殖やし方)
分球は秋の灌水開始の直前が最適。チッ素肥料を施すと葉は一時元気よくみえるが,球根はやせ,病害発生のおそれが多いので,控える。
実生を行うには,雌しべがやや若い
うちに花粉媒助してやるとよく結実し
2ヵ月ほどして種子が完熟する。外観
上は緑色のままなので,手で触れてぽ
ろりと落ちるころを見はからって採種
する。採りまきがよく,用土は前記の
とおりで,覆土はしない。4年めから
咲くようになる。
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