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クッパに殺されかけた話 前編

初めまして、某都内大学四年生のクッパ(仮名)と申します。今回は私の臨死体験の話をしたいと思います。実はつい2ヶ月程前タイに一人旅した時にも、LSDと大量のマリファナで仮想現実世界へワープしたのですが、それよりも強烈な臨死体験をしたので前編後編に分けてご紹介したいと思います。
まず、僕には1人の友人がいます。某テレビ局のバイトで仲良くなったマリオ君(仮名)です。彼とは半年程前から1dlsdやhhchが合法だった時代によくテレビ局内で食べたりして遊んでいました。そこにも沢山のエピソードがあるので、需要があれば紹介したいと思います。
ドラッグへの好奇心に歯止めが効かなくなっている僕らは、ついにMDMAへ手を出そうとしました。2人ともイワクーというYouTuberが好きでよく見ていて、MDMAへの抵抗は皆無と言ってもよかったかと思います。ただのラムネくらいに思ってました。といっても、まずは合法versionのMDMAアナログを購入しました。しかし結果としてアナログの効果は微々たるものでした。いかにハイになれるかを考えて鼻からスニったりもしてみましたが、クソいてぇだけで効果ゼロ。ということでマリオ君は4つのカプセルを一気に食って5分だけ天国に行っていました。
僕らは痺れを切らしました。「本物の罰を手押ししてきてやる」僕は気付けばそう言っていました。言ったからにはやらなきゃダサい(別に全然ダサくない)と思い、手押しでクッパの形をしたMDMA4錠購入してしまったのです。ここでポイントなのは4錠の内訳で、マリオ君が一錠で僕が3錠であることです。今まで全て合法の範囲内でやっていた僕たちでしたが、ついに一線を越えてしまったなと思いました。
当時僕はホストをやっていて、ちょうどその夜、初回で出会ったお客さんが家に泊まりに来ることに急遽決まったため、会う前にMDMAを一錠隠れて食べてみることにしました。実際食べてみると味わったことのない苦味が口に広がり我慢できずすぐに飲み込んでしまいました。女性の名前はTさんとします。Tさんは見た目アラフォーくらいの自称29歳の女性で、家に招いて最初は他愛もない話をしました。今思うと既にその時点で相槌のスペシャリストとなっていたし、相手の求める言葉しか与えていなかったと思います。というより、僕自身本気で「何があってもこいつをぜってぇに守ってやる」とすら思ってました。会話してる最中に一度、頭の中心から手足の先までを貫くボディハイが来た時はさすがにバレたかと思いました。
完璧な相槌により既に僕にメロメロなTさんから、そろそろ寝ようかと言われて、2人ともベッドに潜りました。「めちゃくちゃムラムラしてる」気付けば僕はそう言って腰を振っていました。ここで意外だったのがペニスが思うように勃ってくれず、イケなかったということです。後々調べてみると、頭の中だけでオーガズムが完結してしまって、EDになる場合があるらしいです。「キモチぃよ♡」とTさんは連呼してしましたが、今思うとそんなはずはないと思います。腰を振っている自分の状況を客観的に見て、人生で味わったことのないあの不思議な感覚は今でも覚えています。 後編へ続く

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