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ミステリー

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#推理小説

ミステリ誌「ジャーロ」No.85「坂木 司デビュー20周年座談会」感想

概要2002年『青空の卵』からデビュー。今年2022年は作家生活20周年記念の年だそうで。おめでとうございます。 表紙にも載っている事だけど、『和菓子のアン』第四弾連載中もさることながら20周年インタビュー(正確には「坂木 司デビュー20周年座談会」か)感想を。 総論空の中での口頭(更に肝心の戸川安宣、大崎梢証人二人もミイラ取りがミイラのうろ覚えぶり)だけに、流石に一字一句完全一致とはいきませんでしたが表現の差異に終始するもので、概ね「いつも通り大体合っている」内容でし

森村誠一

親お下がりの同著同氏収録作「死海の廃船」が入口(もちろん「ミステリー」「推理小説」そのものは、更に前)。 リアリティー厳しい「社会派」小説、ミステリー、そして性描写。一気に魅入られました。今となっては、タイトルそのものなオチも感慨深いものがあります。 ミステリーのザ・先生と思ったら、と呆気にとられたものです。 チートヒロインによる強引もありましたが、ミリタリーモノも書けるのかとその見識の広さを知る機会になりました(まぁ、書けるかな「悪魔の飽食」だし、とは思いましたが)。

東京創元社主催のホンまつり(創元 初夏のホンまつり2023)に行ってきた

概要例によって。詳細は前回を参照。 講談社/光文社に行ってきた前回同様、正午前の時間で護国寺駅に。 光文社に行ってきた 前回は、余りの講談社との距離差に戸惑ったが、今回は唯、講談社と逆側直進の認識でいたので迷わず進む。 途中の群林堂では、何故か小雨の中を傘差してまで列を成していた。前回は購入の上、写真撮影出来る程、人がまばらだったが何故だろうか。いずれにせよ、前回でこそ記念購入程度だった思い入れだけに、今回は無視してそのまま進む。 お、来た来た。駒商品が霞む野太い

「日常の謎」作品特集

概要「日常の謎」作品あれこれ。 動機読書メーターの「つぶやき」でも以前軽く解説していましたが、諸事情にてブログ相当の規模で書く事情が出来てしまい、本noteを開始してしまいました。 この際、読書メーターの「つぶやき」一つに、文字数ギチギチに書いていた事項を補足事項なども加えて改めて紹介してみようかと思います。 「日常の謎」とはまず始めに、日常の謎とは何か分からない方は適当に検索してみてください。有志による代表的な用語解説を4つ挙げておきます。 因みにピクシブ百科事典