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浜田麻里 40th Anniversary Tour "Soar" @名古屋に参加して

先週に引き続き、名古屋にて浜田麻里40周年ツアーに参加してきたので、感想を記載しておこうと思う。

今年4月に発売されたアルバム"Soar" を受けた全国ツアーも後半戦。
今回の名古屋とファイナル札幌が残っている。
先週の東京公演が個人的に歯切れの悪い感じになってしまったので、名古屋でリベンジ戦のつもりで参戦。
とは言え、このツアーは開始前から予定公演が全てソールドアウト。
名古屋公演のチケットを持っていたのは単なる偶然で、名古屋で申し込んでいたのも偶然。ただただ幸運だったということだ。
というか、名古屋寒くない?
やや薄着で来てしまったことを後悔。

この日の会場は、日本特殊陶業市民会館フォレストホール。
昔は名古屋市民会館と言われていた会場とのこと。
名古屋公演はここ最近Zepp Nagoyaでやってばかりだったそうで、ホールでやること自体久しぶり、しかも麻里さんが同会場でライブをするのは33、34年くらいぶりだというから驚きだ。
そう言えば、名古屋で麻里さんと言えば、2010年に気管支炎で強行した一部界隈では伝説化しているライブが行われた地でもある。
何かが起きる予感?
いやいや、個人的には先週のリベンジでつつがなくライブを見たいから何も起こってほしくないな、などと思いながら会場付近で待機していると、
フォレストホール入り口へ向かう階段のところで、何やら一大勢力が大挙して写真とかを撮っている。
応援旗みたいな掲げているものを見る限り、麻里さんのファンのチームが複数いらっしゃったらしく、ライブ前に決起してらっしゃったようだ。
「凄いなー、この人たちに比べたら、Aesteticaからライブ入ってる私は、まだまだただのにわかだよなー。」なんて思いながら横目に会場入りしたわけだが、この「Big Fan」の皆さんのパワーをこの後会場で見せつけられることになった。


ライブスタート前には、一階でファンの方々が扇子振ったり大声あげて麻里さんコールしたり、熱量が高まっている状態。
定刻を少し過ぎたところでメンバーが壇上に立ち、ライブスタート。
メンバーの登場時から、耳をつんざくような客の叫び声、東京とは明らかに違うパワーがそこにあった。
なお、この状況は麻里さんも気づいたようで、ライブ中MCでも、
「ご無沙汰しております、皆さん元気ですねーーー!!!笑 (麻里さんステージ前に、にじり寄る)」
「コロナもあって、まだライブで声出したりしても良いのかなって皆さん迷ったりしたと思うんですよ、、、そんなことないかもしれないけど笑」
と明らかに名古屋の反応に呼応している東京とは違ったMCも出ていた。
(アンコールの時は麻里さんの膝蹴りアクションも見ることが出来た。)
なお、セトリは以下の通り。

Dramatica
Diagram
Noblesse Oblige
Prism
Material World
Mirage
Paradox(Acoustic)
Last Leaf
Escape From Freedom
Dancing With Heartache(Extended)
プチDrum Solo〜Tomorrow Never Dies
プチKeyboard solo〜Black Rain
Blue Revolution
Ilinx
River
Zero Gravity
Right On

(EN)
999〜One More Reason〜
Heart and Soul(Short Ver)
Return to Myself

(EN2)
Stay Gold

セットリスト自体は東京と全く同じではあったが、今回は個人的に十二分に曲、演奏共にのめり込めたため、改めて心の深いところで堪能し、素晴らし過ぎて言葉を失った。
身体が熱を帯びていくのは会場内の熱量だけじゃなく、麻里さん及び麻里バンドの渾身の歌唱及び演奏が要因であることは言うに及ばず。

麻里さんの出立ちだが、服装は前半はSoarのジャケット出来ている青いドレス、後半はTomorrow Never Diesで来ていたと思われるスパンコールっぽいワンピにジャケットのスタイルといった感じ。また長い髪の1/4程度が青く染められていた。

Dancing With HeartacheのExtendedは、
まず絵里さんがコーラスで引っ張り、BOH→ISAO→増田→増崎→原澤の順番でソロを挟むような展開。(多分あってると思うけど順番はうろ覚え)

Last Leaf→Escape〜→Dancing〜の流れは、絶望→復讐→罪悪感って感じで、今般のアルバムのダークさを象徴するような流れだなと勝手に思ったり。
あと個人的には、Riverはもの凄く感情を揺さぶられる。この曲の歌詞・曲調全部が好きだ。

なお今回の麻里さんは、東京以上にスタートからしばらくしては声の調子が良くなかった。
ハイレンジは特に問題はなかったがミドルレンジ以下が掠れていて、Material Worldなどでは音程の維持制御に明らかに苦戦していた。
(それとも耳をよく押さえていたので、イヤモニでトラブルでもあったか?)
ただ不思議なもので、お色直し後の麻里さんは再び覚醒し、そんな不安が全くなくなり、相変わらずのラストStay Gold絶唱ゴール。

調子が今ひとつでも、Paradoxの時の麻里さんと増崎さんの掛け合いは、もはやアコースティックの枠を盛大に飛び出して、歌とギターの殴り合い。
お互いの持つ熱量をぶつけまくって手に汗握る緊張感を生み出してる。
どうなってんだこの同級生コンビは?笑

楽器隊も、結構ISAOとBOHが所々チョケてて仲がよろしいこと。soLiでも一緒の2人だしね(Hidekiも一緒だけど)。
Hidekiは相変わらず魅せるドラマーであり、目をドラムに向かわせてしまう圧倒的な手数と正確さを変わらず披露。そう言えばDramaticaの冒頭でいきなり麻里さんに煽られて笑ってたように見えた。

会場外で見つけた機材車。運転席にこれみよがしで置いてある麻里さんのパンフ笑

2階席で見ていた私は、先週のトラウマ?もあり、前半は立ち上がらないで見ていた。
私の見ていた2階は下手側は1列目すら立ち上がってる人が大量にいたのだが、中央やや上手よりから上手に向かってはむしろ立たない人の方が多いのはすぐ把握したので、
「もういいや、座って楽しめばええやん」と思って座りながら必死に手を振っていた。
だが、Blue Revolutionの時になって自分の後方や周りに目をやると「あれ?皆立っとるがな」と気づき、ブルレボが始まる前の掛け合いもあって我慢できなくなり、結局立ち上がった。
そこから先はもう、更に楽しませてもらいましたよ、はい。 

立って暴れて踊って歌って、これをやると麻里さんのライブの充実感が更にアップすると改めて思うところ。
何よりもきょうはBig Fanの皆さんの会場内のパワーに圧倒されていたので、背中を押された気にもなったし、負けてたまるかと思ってIlinxとかReturnとか歌ったし。
Big Fanの皆さんには尊敬と感謝しかない。
ライブ終了後はそれなりにヘロヘロになったけど、心の中は嬉しさと楽しさで満たされ、むしろその疲労感が心地よかった。


ここ最近、プライベートでも仕事でも色々嫌なことが続いていたが、
今回のライブで嫌な思いが一気に溶けた感じがした。
そうさせてくれるくらい、今回のライブは会場の雰囲気込みで素晴らしすぎた。
名古屋、最高だ!

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