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ANTHEM CRIMSON & JET BLACK Re-ATTack@横浜に参加して

もう1週間前になってしまったが、ANTHEMのツアーファイナルに参加してきたので簡単に感想を書いておこうと思う。

ANTHEMはまもなく40周年を迎えるメタルバンドなわけだが、今年春に、世界進出を意識した全編英詞のオリジナルフルアルバム「CRIMSON & JET BLACK」がリリースされ、それに伴い一度リリースツアーを実施している。
当初はそのツアーファイナルに行く予定としていたが、PURE ROCK JAPAN LIVEと被ってしまったため、泣く泣く諦め、この秋のツアーに参加することとした。

今回のツアーファイナルである横浜の2公演については、元RAINBOWのVocalであり、ANTHEMが2001年に活動再開する前に作成されたHEAVY METAL ANTHEMでVocalを務めたGraham Bonnetがゲスト出演することがアナウンスされていた。
 
場所は横浜Bay Hall。
ANTHEMといえばクラブチッタ川崎が聖地となっているが、横浜とはまた珍しい。
(良き時にクラブチッタが押さえられなかったのだろうか)
みなとみらい方面から山下埠頭を通り過ぎた海沿いにあるこの会場は、元々クラブを改装した会場らしく以前にもきたことはあるが、なかに大き目な柱が2本立っているため、その死角に入ってしまうとほとんどステージが見えなくなるという難点もある会場だ。
幸いにして、今回はステージを正面から一望できる箇所に陣取ることができた。

定刻になり、定番のBLACK SABATH「Heaven & Hell」が流れ、ライブスタート。
セトリは以下の通り。

WHEELS OF FIRE
MASTER OF DISASTER
BLOOD BROTHERS
CRY IN THE NIGHT
THE DICE OF NO MARCY
FASTER
ROARING VORTEX
COTAGIOUS
VOID ARK
GYPSY WAYS( with Graham Bonnet)
CRYIN' HEART(with Graham Bonnet)
SINCE YOU BEEN GONE (with Graham Bonnet)
BLACK EMPIRE
HOWLING DAYS
SNAKE EYES

(en)
VENOM STRIKE
ALL NIGHT LONG(with Graham Bonnet)
(en2)
WILD ANTHEM
 
会場の音は正直あまり良い感じではなかったが、そんなことはお構いなしでいつもの最高のANTHEMがそこにはいた。
新作アルバムからの曲も英詞だからとかそんな違和感はなく、客との掛け合いもバッチリで会場の一体感まで凄かった。
ANTHEMはセトリも変えまくるし、曲自体展開が色々と変わる曲も多い中、新作を中心とした今回のセトリのまとまりは良かったように思う。
 
そういえばVocalも森川之雄は今年60歳を迎えたわけだが、そんなことを感じさせない相変わらずパワフルな声を響かせている。
浜田麻里といい、小野正利といい、この世代で現役張ってる人たちは本当に異次元の声をしている。
リーダーの柴田直人にしても65歳であのエネルギッシュなライブパフォーマンスは凄すぎるし、若いすぎるだろ。
今回はそこに加えてGraham Bonnetが75歳で森川以上にパワーのある声を出しており圧巻。この人たちを見ていると、人生100年時代というのもあながち間違ってないなと思うし、自分も頑張って生きようって思えてくる。

個人的ハイライトはCRY IN THE NIGHT。
この曲は個人的にとても好きなのに、自分が行くライブではことごとくセトリから外れていたので、今回初めて生で聞くことができて感無量である。

今年のANTHEMの単独ライブはこれで終わりのようだが、MCでは「来年のANTHEMも止まりません、期待してください」との発言もあり。
ANTHEMを見るのは久しぶりだったが、本当に人の心に火をつけてくれるバンドだなぁと再認識させられる熱いライブだった。
最近色々疲れていたのだが、弱った心に、ANTHEMは本当よく効く。


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