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八代亜紀から漁労長まで

八代亜紀が女子刑務所を慰問した時
「ここにいるのはみんな男のせいよね」

と言うと、その場の女囚たちが
みんな咽び泣くという話は有名だ。

この時の歌とは
「雨の慕情」だろうか?
それとも「舟唄」?

これらに限らず、
彼女の曲はほとんどが
大人のラブソング♬

酸いも甘いも噛み分けた
大人の女が歌う“恋の憂いや哀しみ〟は
彼女独特の世界観があり、
惹きつけられる。

私生活でも様々な苦悩があったはず。
だからこそ、聴く人が我が身に重ね
共感し、心に響くのだろうな。

プライベートは無関係にしたいが
視聴者やファン心理としては
そこを抜きにしては考えられないのが
正直なところ。
家族にも健康にも容姿にも運にも
愛情にも恵まれて、申し分のない
パーフェクトな人生を歩んでいては
きっと心の奥までは伝わらない気がする。

「舟唄」を聴くと、
私の場合、バイクツーリングで行った
根室や釧路を思い出す。

小樽や函館みたいな
お洒落な港町じゃなくて
漁師さんや地元の方々が
フツーに飲みに来てるようなとこ。

で、そこの漁労長が私に話しかけてくる。
初対面なのに背中に哀愁が
溢れてるからなのか、
常連さんらしき方から
受け入れられたようで嬉しくなった。

「さぁ、今夜は俺の奢りだ。飲め飲め」

・・・みたいなやりとりw

あれこれ詮索してこないのが心地良い。
何も聞かない“間〟が有難い。

ここでは“映え〟とか、SNSは邪道だ。
ここには優しい空気が流れている。

常温でいただく「上川大雪」は
胃にも心にも沁み渡る。

温めの燗ではなく
いい酒は常温で飲みたい派。


アテは「タチの天ぷら」だ。
口の中でとろける、
食べたことのない食感に感動した。

冬はマイナス20℃にまで冷え込む、
北海道大雪山の麓のように
凍えた私の心が、北の大地で触れた
人の温もりによって溶けてゆく。

🌙そして夜は更けて行く・・・

妄想は楽しい🤩

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