カワサキZ2ピストンで

カワサキZ2の純正ピストンで遊びます。

ボア64mm

廃棄されるZ2のエンジンからピストンを取り出して10年くらい放置していました。

ワイヤーブラシでゴシゴシ。

JAPANの文字が
MK4ZZの文字も

コンロッドを少し擦ると文字が読めました。
JAPANとMK4ZZ

ピストン裏側は磨きずらい。

コンロッド大端部は切断してました。

大まかに汚れを落としました。

コンロッドの錆が酷かったです。

ピストンはアルミなのでワイヤーブラシで擦り過ぎると傷だらけになってしまうのでこの辺でやめます。

サンドブラストで錆と汚れを落とします。

メディアはガラスビーズです。

だいぶ綺麗になりました。

ART

ピストンにARTの文字が見えます。

ピストンピンは固着しています。

磨き難いピストン裏側はブラストならこんなに綺麗になります。

コンロッドの錆が酷くガラスビーズでは落とせないのでネジザウルスで挑みます。

なかなか錆が落ちませんが味を残す意味でこれくらいで終わります。

コンロッドは銅色です。

仕上げは定番のピカールで、鏡面にする時には細かな耐水ペーパーとワコーズメタルポリッシュを使います。

→と打痕

鋳造ピストンの荒れた肌質が当時を物語ります。
矢印は吸気側のピストン向きを示しています。
ピストン頭部の打痕は折れたバルブが燃焼室で暴れた跡ではと推察します。

コンロッド大端部の断面を理由があって整えました。

ここからは友達のバイクショップでの作業です。
ステンレスの板から25mm×100mmを切り出します。
切る前に5.5mmの穴を2箇所開けます。

切り出した板のバリ取りをします。

コンロッドをステンレス板にTIG溶接します。
コンロッドの端面を整えていたのはこの為でした。

下側は点付け溶接。

上側は1cmほど溶接。

家に持ち帰り取り付けて見ました。

キャップを掛けて見ました。
強度は結構あります。

今回の遊びは数年前から暇ができたらやろうと思っていて、今では絶盤車と言われるカワサキZ2の純正パーツを使って役立つオブジェ?を作って見ましたがいかがでしょうか。
バイク好き、カワサキZ好きな私の様な方達なら欲しくなる一品ではないでしょうか?

以前作った物で作業工程はないのですがこんな物はいかがでしょう?

カワサキZ2のエンジンDOHCヘッドの壁掛けオブジェです。
こちらも廃棄エンジンの1番シリンダーの1気筒分を切断してサンドブラストで仕上げたオブジェです。ネジも純正でプラグは新品です。

裏側です。
バンドソーで切断しました。

反対側の1気筒分が在庫で残っているのでもう一つ作れます。

スタッドボルトのナットは接着剤で貼り付けてます。
これからもバイクの廃棄パーツから何か物作りしてみたいです。
アイデアがあったら教えて下さい。

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