ごめんね、息子

息子が打ち明けた。

「クラスの男子が受けを狙っていきなり叫んだんだよ。【発達障害!!】って。  ボクは驚いてチラッと見ただけなんだけど、【お前今見ただろ?お前発達障害なの?】って言われて、怖くてみんなの顔が見れなかった」


夫と私の反応はいつも正反対だ。
1つのことに対し、おおらかさと怒りなどの感情が真逆。

それを聞いた夫は
「放っておけ」
私は普段なら
笑い飛ばせと言うけれど

発達障害の本人が
クラスメイトから
知らないで「発達障害なの?」と
聞かれた時は笑い飛ばせないと思う。

母親とは、
こういう場面で怒るのだと思う。
私だけ?

「誰が言ったの?」母親は直ぐにこの質問をすると思う。
私もそうだ。
ただ、私の場合は
子供の学校という
子供の社会では
私がメインでは無いので
上手く立ち回る。

すぐに行動はせずよく考える。

誰が言ったか覚えていない。下を向いていたから分からない。恥ずかしくて顔をあげられなかった。

これらが息子の回答だ。

なんかおかしい。
話の辻褄が合わない。

落ち着いて、じっくり聞いてみると
(息子は理解力が非常に高いが、発信する力と行動に移す力が低いとIQテストで診断されているから、話が分からないことが多い)

中一になった一学期の出来事だった。

安堵と共に、申し訳ない気持ちで胸が痛い。

私はこの2年以上
自分の全身の神経痛に悩み
子供が話しやすい環境を作れていない。

異変にはすぐ気づくのに……
このことは気づかなかった。

恥ずかしくて
バレないかヒヤヒヤして
腹痛を毎朝起こして
親にいえなくて

それでも1人で乗り越えた息子を可哀想に思う
誇らしく思う

1年の終了の通知表、嬉しすぎてインスタにあげてしまった親バカだけど
担任からの評価に
【2組のみんなの人気者】と書かれていた。

どれほど彼は頑張ったのだろう。

私の心配は、
彼がストレスで病気にならないか?ということだ。
喜びと心配は紙一重