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日常の物語【不思議な女子】


「こんにちはぁ~」
ドアを開けたのは、ふわぁっとした女子!


田舎町で突然コーヒーが飲めるお店をオープンしましたの。苦味か酸味、大体ブレンド。
ある意味、いい加減・・・・・
まっ、それが居心地良かったりしますけど!



ある日、ドアを開けたのは~ふわぁ~っとした女子!なんと表現したらいいのか言葉が見つからない。色で言うならば、薄いピンクと水色と薄い黄色、そしてサーモンピンクのオーラに包まれたような女子・・・
「お茶いただけます?」
お茶?(はぁ?)
っと、心の声が思わず聞こえてしまった。


コーヒーしかない旨をお伝えし、それでも良いか尋ねると・・・
「パワーが弱ってしまうので、紅茶かお茶を!」
(はぁ?)意味不明の話をするので、さすがのワタクシも少々動揺してしまう。メニューに無いけど、ルイボスティーならあるからそれでも出してみるかぁ~と、
いい加減な、ルイボスティーを淹れたのでした。

花柄のティーポットに茶葉を入れ、湿らす程度のお湯を注ぎ入れ・・・30秒蒸らし、200Ccのお湯をまた注ぎ入れ、これまた60秒・・・いい加減に淹れてみた。
かわいらしい、ちょっとお洒落なティーカップに【チャボチャボ~】音を立てて入れてみる!
なかなか、いい感じ!


「大変お待たせいたしました」
「ハーブティーでございます。」
彼女は「ありがとうございます」と言って、ゆっくりすすりながら~なんと飲み干しましたよ!
本当に、美味しかったのだろうか?
今も良く分からないが、その女子が来てから
「ハーブティーをください」と言う、お客さまが増えてきた。

なんか知らんけど、パワー置いてってくれたんかなぁ~

良く考えると、そう言えばネガティブオバさんが段々入らなくなっている気がする。


あの女子、何かの神様?
なんか知らんけど、何か変わってる気がする今日この頃。
日々の、人間観察は楽しい。


今度は、どんな方がご来店してくださるかしら?
ではまた、ごきげんよう~。

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