企画のたまご屋さん その15
商業出版100%保証 費用は一千万円 改訂版
実は有料で商業出版ができる方法があります。
お金を払えば、出版を確約してくれます。
超有名なA出版には、そのための専門部署があります。
料金は一千万円です。
一千万円も払うので、実質的には自費出版ですが、商業出版扱いで出版されるので、書店にも配布してもらえます。
ですから、自費出版であると気づく人はほとんどいません。
気づくのは、出版業界の関係者だけです。
ちなみに、 自費出版の場合、 書店への配布はまずありません。あったとしても、決められた書店のみ、さらに短期間のみです。
著者に書店に配布しますよ、という条件で契約するところもあるので、そのばあい、著者に対して、確かに契約通り、書店に配布しましたよ、というアリバイづくりの場合もあります。
わかりやすいように、商業出版、共同出版、自費出版の3つの形態を簡単にまとめてみます。
1. 商業出版
定義: 出版社が作品の価値や市場性を認め、その費用を全て負担して出版する方式。
特徴: 著者からの出費は基本的に発生しない。出版社が編集、校正、印刷、宣伝、流通などのプロセスを管理。
メリット: プロフェッショナルなサポートが受けられる。大きな流通網を持つ出版社からの出版のため、広範囲に本が流通する可能性が高い。
2. 共同出版
定義: 出版社と著者が出版にかかる費用を共同で負担する方式。
特徴: 著者が出版に一定の費用を負担。出版社は編集や印刷、流通などのサポートを提供。
メリット: 自費出版よりもプロフェッショナルなサポートが受けられる一方、商業出版よりも、著者の意見を取り入れてもらえやすい。
3. 自費出版
定義: 著者が出版にかかる費用を全て自己負担し、独自に本を出版する方式。
特徴: 著者が編集、デザイン、印刷、宣伝、流通などの全プロセスを管理、または外部のサービスを利用。
メリット: ほぼ、著者の意見を取り入れてもらえる。希望する形や内容での出版が可能。
さて……。
庶民感覚からすると、100%商業出版が保証されていても、
「一千万円も 払う人がいるのか!」と 驚くの普通です。
その条件で契約し、費用を支払うのは、経営者や、お医者さんなどの高額所得者です。
ビジネスをしている人にとって、商業出版で出版する事は、とても大きな宣伝になります。
たとえ、一千万円支払っても、宣伝広告費として、必要経費に計上することができます。
さらにA出版では、Kindleのみの電子出版コースもあります。
この場合、料金はぐんと下がり、150万円前後です。
ちなみに、Kindleであれば、自分でアップすれば無料です。
数万円で 代行してくれる人もいます。
そのことを考えれば150万円と言うのは、非常に高額です。
それでも、
「超有名なA出版から、 kindleで出版されたました」
と、出版社のブランドを使えるのですから、人によっては、たとえ150万円支払っても、その価値があるかもしれません。
実は同様のサービスを、大手の出版社から、中小の出版社まで、実施しているところがあります。
料金やサービス内容は多少違ってきます。
出版社から、
「あなたのブログを見て、 興味があるので連絡させていただいた」という、メールが来る場合があります。
一瞬、喜んでしまうのが普通です。でも、実は、上記の有料出版に誘うための、セールスメールである場合もあります。慎重に判断してください。
出版プロデュース専門の、いくつかの会社でも、 同様のサービスを提供しています。
料金を支払えば、次のことを引き受けてくれます。
・商業出版の確約
・出版コンサル
・企画立案
・ゴーストライターへの原稿依頼
料金は、おおざっぱに公表すると次のような感じです。
・1千万円コース、
・7百万円コース、
・5百万円コース、
・3百万円コース、
などがあります。
料金の違いにより、
当然サービス内容は変わってきます。
1千万円コースの場合には、大手の出版社からの出版も可能です。リーズナブルな料金の場合には、それなりの出版社からという感じです。
いずれにしても、商業出版確約サービスは、 出版社のサービスを利用するにしても、出版プロデューサーのサービスを利用するにしても、かなり高額になることは確かです。
企画のたまご屋さんへの応募方法は、こちらをご覧ください。
https://hon-tama.com/author
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