見出し画像

小さな家族についてのはなし

うちには、14歳の男の子と13歳の女の子のミニチュア・ダックスがいる。

子供と二人、田舎の実家で暮し始めた頃。最初の1匹目の男の子のダックスを飼い始めた。

その頃、一人っ子の息子が寂しくないようにと、犬を飼いたいとは思っていたけれど、生活も安定していない今は、飼うことはできなかった。

それなのに・・・

新しく小さな家族を迎えてしまった!

たまたま、ペットショップに行った時、たくさんの子犬達のなかから、ガラス越しの私達に向かって、ヨチヨチ歩いてくる黒くて小さなダックス。

10歳の息子も、私もその姿に一目惚れ!

新しい小さな家族は、私達が住み始めた町と同じ町の生まれだった事もわかった。

まさに運命の出会い!!

新しい小さな家族は、犬かきで泳ぐと息子に言われ、お風呂で溺れそうになってたり、自転車のかごに乗って公園に行ったり。

みんなにかわいがられ、主役の座を奪われた息子に嫉妬されたり。

環境が変わった息子にとっては、よき相棒となった。

息子が大きくなり、一緒にいる時間が少なくなっても、息子が寝ていると、お布団に潜り込んで、一緒に寝ていた。

そんな、1匹目のダックスも3年前には右目が緑内障で見えなくなり、去年の春には、急に動けなくなってしまった。

ごはんを食べさせ、オムツをして、夜中に何度も起きては、寝返りさせて、元気に歩けるようになると願った。

そして、なんとか少しずつ動けるようになり、1年後には、薬の服用もなくなり、少しの散歩が出きるまでになった。

小型犬の寿命からいくと、元気でいてくれるのも、多分あと少し。

この夏はたくさんの思い出を作りたいと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?