見出し画像

はじめに

こんにちは。noteで投稿を始めるにあたり、一番最初の記事で何を綴るべきか、かなり悩みました。漠然としたイメージは頭に浮かんでいたのですが、実際に「書く」となると難しいものですね。最初の記事は、やはり簡単な自己紹介と投稿を始めようと思ったきっかけなどをお話するのが良いと思いました。

プロフにもありますが、わたしは2年前、46歳で乳がんを発症しました。がん細胞は数年かけて蓄積され固形化するので、実際にはずいぶん前からがんを発症していて、2年前の検査で初めて判明したと言った方が正しいかもしれません。乳がん検査は定期的に受けておらず、移住先の米国から日本に完全帰国したのを機に受けようと思っていたのと、ちょうどそのタイミングで右胸の上に小さなしこりを見つけたことがきっかけで受けました。

マンモグラフィーと超音波検査を受けた後、しこりが良性か悪性かを調べるために、しこりの細胞を採取して組織検査をしました。結果が出るまで一週間程だったように記憶しています。再度病院を訪れ、がんの告知は一人で聞きました。よくみなさんが言う、「まさか、わたしが!」という驚きはなく、その可能性も0ではないなと思っていたので、思いの外冷静に告知は受け止められたと思います。むしろ、手術やその後の治療による身体への影響など、その時は分からないことが一気に押し寄せて、頭の中がいっぱいいっぱいになったのを覚えています。

これまでの様子などもこれから少しづつ記事にしていけたらと思いますが、とりあえず今現在の状況を少しお話すると、今はがん治療に関して積極的な治療は行っていません。正確には、がん腫瘍は手術で取り除き、その後の放射線治療も受けているので、がん治療というよりは再発予防のための治療ですね。乳がんの標準治療では術後5~10年程度のホルモン治療が推奨されていますが、わたしは半年程しか続けられませんでした。

そうなって初めて、標準治療から外れた患者たちの受け皿がほとんどないことに気づきましたし、自分が求める治療のあり方を考えたり、自分自身と真剣に向き合うようになりました。そうしてわたしが出した答えや、これからの人生の歩み方について、一つずつ言葉にして記録していければと思ったのが、noteへの投稿を始めようと思った動機です。

少々長くなってしまいましたが、これからもゆるーくお付き合いいただければ嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?