感情的に怒っちゃいけないのはわかってるんだ

先ほど、散歩から帰ってきて買い物に行こうとしたら犬がなぜか玄関に行った。何を勘違いしたのだろう？
買い物に行こうとしたのを振り払うのがうっとうしくなってやめた。
ソファに座れば絡んできて、
もー！！うっとうしい！！
なんなの？
手で押してもまたくっついてきて、
「いー加減にしてよ！！あっちいけ！」
と強く押したらぐるるっ！と言った。
もうなんなの！！さっき散歩いったじゃん！絡むな！
と、リビングのドアを閉めた。
叩いたりしなくてもきっと犬は私の憎悪を感じたのだろう。
大人しくなり離れていった。
犬ベッドに座ってどこかをじっと見つめている。
きっとわたしを見限ったんだ
そんなふうに思う。
感情的に怒ってはいけない、犬を飼う基本だとわかってる。
でも、
ただただ、罪悪感に苛まれて胸が痛くなる。
犬は苦手なんだ、
わたしは自分で自分本位でナルシストなのはわかってる。母がそうだった。感情的に怒ってイライラして私はいつも母の顔色を伺っていた。
嫌いだった母親と今の自分がリンクする。
こんなふうになりたくない、優しく穏やかな人になりたい。
散歩で出会う犬の飼い主さんは皆さん穏やかで犬を優しい目で見つめていて声色も穏やかで、、
そうなりたいけどなれない。
こんな私は犬は飼ってはならない。わかっていたのに夫が買ってきてしまい私に丸投げした。
私は人として良くないことはしてはならない、弱いものに暴力や暴言はしてはならない、犬は人間なくしてお水すら飲めない、部屋からも自由に外にいけない、弱い生き物なのだ。
だめだ、辛くあたってはだめだ！
わかってる。
わかってるから自分が疎ましく思い、罪悪感に苛まれる。

少し自分を落ち着けて、30分くらい心を穏やかに戻して、買い物に出かけるのはやめて、犬に近づいて、
「ごめんね、、酷いこと言ったね、、ごめんね、君は悪くないよ、、」
少し早いけどご飯にした。
犬は少し私を見つめていたが、温める電子レンジに
あ、ご飯だ！
と、いつものようにクルクル回って嬉しそうな顔をした。
ガツガツ食べて、、
私は頭をなでなでした。そして抱っこした。
ごめん、
ごめん、

ああ、、犬にとって穏やかで優しい飼い主でありたい、
大好きな飼い主になりたい、

犬は私といる時は基本つまんなそうな顔
お泊まりのスタッフさんには笑顔
みんなと遊んでいる時は笑顔
きっと犬にとって私は邪魔な存在なんだ
お泊まりのところが犬にとって天国で私との生活は地獄とか苦行

ああ、、申し訳ない
君は飼い主ガチャでハズレをひいたのだ、、