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会社用にメカニカルキーボードを購入した話(経緯~キーボード選定まで)(1/2)

はじめに

ここ2週間快適な作業環境を求めた結果、ハマりかけていたキーボード沼に見事にハマったので、備忘録としてその諸々を記録として残そうと思います。

どうして購入することになったのか

キーボード沼と自分

キーボード沼 という概念に触れたのは2022年11月の事でした。
出会いのきっかけは、自分のPC環境を再構築しようと思い,色々調べる中で、カスタムキーボードという存在を知り、変な凝り性の性が反応してしまって、PC本体そっちのけでめちゃくちゃ調べる様になりました。
最終的には、長年使い続ける相棒として、REAL FORCE R3 を購入しました。

家での使用するので、そこまでテンキーを使うことは想定していない為TKL(テンキーレス) に。
重さは最初可変重にしようとも思いましたが、軽いほうがいいだろうALL30gにしました(ここは可変重にしておけばよかったなーと反省中)。
最初はそのままで使い続けようともおもいましたが、使用していて もっと見た目を弄って自分の好きなように使いたい!! という が爆発してしまい、


こうなりました。キーキャップ、まさかの2色購入です。

ここまでやった結果、キーボードに対する欲求は収まったと一瞬思いましたが、実際はそんなことはなく、定期的にキーボードの情報を収集し、気になるやつを個人的にクリッピングして来る時(ボーナス)に備えて欲求を募らせていました
傍から見れば十分沼に浸かっていると思います(本人の認識としては、まだ浅瀬で遊んでいるだけですが)。

会社のPC環境について

基本的に会社では所謂法人仕様のデスクトップPCを使用していました。
ただし、耐用年数的にもかなり年季の入ったPCで、所々の動作がかなりもっさりしており、「デュアルモニターにしたいなぁー」「早くPC変わらねぇかなーーー」って思いながら業務を行っていました。
当然、キーボードも備え付けのキーボード。所謂パンタグラフ式で、ロープロファイルのキーボードとなっており、ペチペチ打つのが個人的には結構好きな感覚ではありましたが、もっと打鍵していて楽しいキーボードにしたいなぁって考えていたりもしました。

会社のPC環境が変化した

会社に1週間ぶりに来たら様変わりしていた件について

環境の変化はいきなりでした。
と言いますのも、身体的な問題で1週間入院することになり、いざ会社に復帰!と会社に出社したら机の上が様変わりしてました
ついに新しいPCが支給されていたのです!!ノートPC+モニターという形で。

デュアルモニターwith尊師スタイル

会社が新たに支給したのは LIFEBOOK U7311/HX という機種。

それに併せてアイ・オー・データのLCD-CF241EDB-Aというモニターを使うと言う構成。

恐らく、調達した総務の想定の運用方法としては、「ノートPCにしたけど、ディスプレイ用のモニター手配するのでそっちメインで使ってね」 っていうのがあるのだと思います。
ご丁寧に、モニターの下にノートPC仕舞うスペースのあるモニタースタンドついてたし。
だが、長年の願いであった 「デュアルモニター環境」 、この環境を手放すのはあまりにも惜しい。限られた環境で最大限の効率化を求めて色々調べた結果、とあるスタイルにたどり着きました。

ところで、尊師スタイルと言った言葉を聞いたことがあるでしょうか。
一言で言えば 『ノートPCの上にキーボードを載せてタイピングするスタイル』 であり、「尊師」とは、リチャード・M・ストールマン(とある海外の有名人でフリーソフトの祖とも呼ばれている)のことを指しているそうです。

リチャード・M・ストールマン氏(=尊師)がノートパソコン上にHHKBを置いてタイピングしている画像がありまして、それを「尊師スタイル」と誰かが呼びはじめ、今では定着しているようです。
今日の尊師スタイルといえば、HHKBとMacBookを組み合わせたもののように考えてしまいますが、当の尊師はMacBookではないノートパソコンの上に、HHKBかどうかも判断がつかないキーボードを乗せているので、厳密にはなんでも良いかと思います。
とはいえ、MacBookにHHKBを載せると、あまりにビタっとハマるので、尊師スタイル=MacBook×HHKBと考えてしまうのも良くわかります。windowsと比べればマイナーなMacに、約3万円もするキーボードを組み合わせる。マイナーもマイナーな組み合わせがマニアを惹きつけるのです。

画像多数】HHKB尊師スタイルを全て自作で実現してみた - イノウエガクのブログ-日本一変なキャリアの元公務員|公務員を辞めたい人を応援


一般的には尊師スタイル=HHKB+Macbookの組み合わせを「尊師スタイル」と呼ぶらしいのですが、このスタイルを知った時、「これだ」と思いました。この形なら思った形で仕事ができる!!


会社が購入したキーボードがアレすぎた

モニター1枚で作業する事を想定した環境を用意していた総務なので、当然のーとPC内蔵のキーボードではなく、新規でキーボードを用意していました。
(同様にマウスも用意していましたが、有線接続で使いづらかったので、こちらに関しては、以前から使用していた無線マウスのLogicool M557GRを問答無用で続投させました)

ですが、その会社が用意したキーボードがあまりにもアレでした。
フルサイズのメンブレン式なのですが、打鍵感があまりにも最悪で、とにかく使いづらい 。あまりにも使い辛いので、キーボードに関する欲求が再燃焼してしまいました。
自前で持ち込んでやろう

始まったキーボード探し

幸いなことに弊社は所謂中小企業。PCに関する規定がそこまで厳格に規定されているわけでも無い()ので、ある程度自分の裁量で好きな道具を使用することが可能です。

検討するための事前テスト

実際にどんなキーボードを導入するべきなのか、具体的に詰める前に、使用するキーボードによってどれだけ仕事の効率性が上がるのかを検証すべく、事前にテストしてみることにしました。

というわけで、Real Force君を会社に持っていって一日仕事をしてみました
((お気に入りのガジェットで仕事したいじゃん???)。

事前テストの結果感じたこと

尊師スタイル良くないですか!?

これは使用していての感想になるのですが、尊師スタイルめちゃくちゃ仕事しやすい。QOLの向上を感じる。

テンキーはやはり必須

当たり前だが、テンキーが欲しいと思う場面がめちゃくちゃあったので、テンキー付=ほぼフルサイズのキーボードが必要だと再認識しました。

でも大きすぎるキーボードは使いづらい

TKLサイズで丁度良いか、若干大きいかな(持ってきたReal Forceくんがデカすぎるだけかもしれないけど)
ノートPC上に置くのであれば、サイズ感としてはこの大きさ(Real Force R3 TKLモデル)位で収めたいと思いました。

求めるキーボード像

どのキーボードを購入するのかについて精査すると、必須条件が一つ。 その上で叶えたい条件が2つありました。

必須条件 1 : テンキーがついていること

これだけは何があっても必須でした。むしろ効率悪化になりかねません。
弊社で扱っているシステムでは、取り扱っている商品に6桁の管理番号が登録されており、日々の業務ではそれらの管理番号を大量に打ち込みます。毎回キーボード上の数字キーを打つのは非効率的すぎるので、効率よく業務を進めるためにはテンキーは必須です。

希望条件 1 : テンキーついててもコンパクトなサイズが欲しい

希望条件ではあるが、個人的には、ほぼ確実に叶えたい要素でもある。
その理由は前述の尊師スタイル 。会社支給のキーボードで尊師スタイルをしてみると、大きすぎてノートPCからはみ出てしまう ことが発覚。これが非常に面倒くさい
端のテンキーを叩いていると、キーボードがはみ出している関係上、キーボードがずれてきてしまうんですよね…これがかなりストレスで…
故に、テンキー付かつ省スペースなキーボードが欲しいということになりました。

希望条件 2 : できればメカニカル系が欲しい

これに関してはは完全に趣味です。()
メンブレン式やパンタグラフ式でもいいのでは…?って思われるかもしれないが、キーボードに快適性を求めると、行き着く先はメカニカルキーボードなんだよなぁ…
あと、前述の希望条件を鑑みると恐らくあまりにも変則的なレイアウトなので、あるとしてもメカニカルキーボードになるんだろうなぁ…って考えていたりもしました。

探し回った結果見つけた3つの候補

テンキー付のコンパクトキーボードというある種いいとこ取りのようなキーボードを探してインターネットの海を探し回っていたのですが、どうやらこのタイプのキーボードのことを90%レイアウトと呼ぶらしく、色々と探し回った結果、3つの商品 に出会いました。

ARCHISS Maestro2S(102キー)


この機種は元々昨年キーボードを最初に購入しようと検討している中で気になっていた機種で、3候補のうちで唯一JIS配列に対応した90%キーボード。
問題点としては、実在庫がかなり少ない機種(2019年発売)で、価格も結構高め。

E-YOOSO(E元素) Z-19(94キー)

元々はAliExpressで類似品を見つけていて、どうしようかなといろんなサイトを探し回っていた中で、発見した機種。 所謂OEM製品なのではないかと推測している。
魅力は、値段の安さAmazonで購入できるところ。

Akko MonsGeek QMK M2(98キー)

E-YOSOの機種を発見して翌日に遊舎工房で見つけた、一番心惹かれた機種。
標準で色んなMOD(改造)ができるように必要な部材が入っているという意味が分からないセット。
その分値段も一番高い
ベアボーンキット(キースイッチ・キーキャップがついていないキット)なのにも関わらず金額がARCHISS Maestro2Sとほぼ同額、そこからキースイッチ等諸々載せていくと、合計金額がざっと30k超えてしまうのが問題点。

めちゃくちゃ迷った結果

E-YOOSO(E元素) Z-19(94キー) を購入しました。
正直、Akko MonsGeek QMK M2と滅茶苦茶迷いました。というか、今でも欲しいです
遊舎工房のカートの中で眠らせてあるので、軍資金が出来たら購入しようかなと思ってます
それでもE元素を選択した理由として、何よりも仕事で今すぐに必要な道具というのがあります。 そうした意味で即納可能なAmazonで販売していて、比較的お手軽に購入できるE元素Z-19は魅力的で、これなら「ダメでも何とかなるやろ」の精神で購入しました。(最悪家で使えばいいし…)

ここまでで4500字オーバーという中々アレな結果になったので、後半に続きます…


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