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透明人間
小さい頃はよく透明人間にあこがれていました。
誰にも見えないので何をしても問題にならないし、何なら下心まで当時はありました。
しかし社会人になるとその夢が叶います。
仕事以外の関係はなくなり、一人暮らしを始めれば行動しないと誰ともかかわることはありません。
小さい頃は町中ですれ違う近所の人に挨拶をされていたのに今や隣人と目が合うこともありません。
都会の町中を歩いていても誰にもぶつかることなく、話すこともなく一日がおわってしまいます。
小さいころ憧れていた透明人間がこんなにしんどいものだとは思いませんでした。
昔仲の良かった友人や好きだった友達を想像し寝る火曜日でした。
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