静岡県の小長谷城、石神城に行ってきました。
静岡県の小長谷城(蒲原郡)、石神城(島田市)に行ってきました。
大井川の中上流域のお城です。
マイナーな山城ですが、小長谷城の方は俯瞰の絵図を見たことがあり、興味を持っていました☺️
丸馬出しが沢山残っている、諏訪原城はご存じでしょうか?このお城は(ちょいワイルドな諏訪原城のダイジェスト版)という感じ。とても良かったです。諏訪原城の二の曲輪の南東側馬出し群辺に似ていると思いました。
丸馬出しに角馬出しの重ね馬出しに、二重の空堀が連動しています。ワイルドさは、城趾が神社になっていることもあり、大きな木がたくさん聳えてるからでしょうか。ステキです。
小長谷城は元は今川方のお城でしたが、信玄の駿河侵攻に伴って武田方になったお城でした。
今の姿は、勝頼の時代に徳川が諏訪原城、犬居城と落としていくに従って武田の最前線になった姿とも、もしかしてその後徳川の最前線になった姿ともされるみたいです。
失礼ですが(とても山奥なのになんで、こんな厳重な山城が?)と思ったのは最前線の姿だからだったんですね。
(丸馬出しに角馬出しが重ねてあり、めずらしい)とのことですが、わたしの感想は角馬出しの鋭角的な張り出しているところから、二重空堀に侵入した敵に矢を撃てる感じかな?と思いました。また河岸段丘がもともと四角い形をしているようなので、それをただ活かしたのかもしれないなあ、と。
実際はすぐに徳川方に恭順し、合戦はなかったようです。
石神城は広い居館跡の山上の狭い詰城でしたが、横堀があったり、なかなか良い竪堀もあって、徳川軍を苦しめた犬居城と似ているなあ、と感じました。面白かったです。
強い勢力同士の争いで小さい国衆レベルのお城も改修されたり、進化したり、めっちゃ影響をうけてしまうんですね😅
石神城の登城口の登福寺さんはシダレサクラがめっちゃ見事で、眼福でした☺️
登福寺さんの前には夏樹静子さんの資料館?がありました。戦時中ここへ疎開されていだ縁があるため、建てられたものだそうです。
住職さんや、草むしりされてるおばさんが(なんでこんなとこ来たのー?)と仰られてました😅まぁ、確かに〜
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?