今年行った100名城・続100名城のまとめ
普段は（しれっと日帰り）のスタイルなんですが、今年はいいタイミングがあって、100名城、続100名城へもたくさん行けました。
初めて行ったのは
熊本城、人吉城、鹿児島城、多気北畠氏城館群、高取城、国吉城、山中城、明石城、
再訪は
名古屋城、岡崎城、苗木城、松本城、観音寺城、田丸城、松坂城、犬山城
です。
やっぱり選ばれたお城だけあってどこも素晴らしいですね。
ついこないだ青春18きっぷで訪れた松本城（10歳の時以来）も、北アルプスをバックに凛とした天守が美しくて、終始（はぁ〜）って感嘆のため息がでました。
静岡県の山中城も、晴天と前日草刈りがあったらしくて、遺構がバッチリクリアで、インパクト大でした。
でも、ここではアクセスを含めて素晴らしく、別世界感があった、多気北畠氏城館群を紹介したいと思います。
多気北畠氏城館群は津市美杉町多気にある、北畠氏の城館と居館を合わせたものの総称です。居館、庭園、山腹の詰城、山上の霧山城が楽しめます。
北畠氏の庭園は東海地方では紅葉の時期にテレビで紹介されることもあり（黄葉が多くて好きな感じの庭園だな）と感じ（いつか訪問したいな）と思っていました。
‥って春に行っちゃったんですが。
そもそも私はペーパードライバーなのですが、クルマで行くのも道が細かったり大変な所みたいです。
本数は少ないものの電車でのアクセスで行ってみることに。
4月半ばのその日の名古屋〜津市あたりは朝から黄砂が酷くて、視界が超悪い。山城の眺望をデザートにしたい私は、ややテンション下げ⤵︎気味に車窓を眺めていましたが、名松線を進むにつれ視界は超クリアになってきました。
森林のマイナスイオンが黄砂をブロックしてるかのよう。実際、北畠神社の方とお話ししたら都市部が（黄砂）って騒いでる時もこちらは大丈夫とのことでした。
電車は雲出川の上流沿いをたくさん橋を渡りながら、クネクネ進みます。新緑、清流、ヤマザクラ‥車窓がホントに素晴らしくて、うっとりでした。往復だけでも楽しめたと思う。写真撮ってないけど💦
終点の伊勢奥津駅からはランでアクセスしました。駅にレンタサイクルもありましたが、城館群へ行くには結構アップダウンがあるように思います。一つ手前の比津駅からでもアクセスできるようです。
途中1キロほどのトンネルがあり、それを通るのがとても心細いですが、あまりクルマも通らないので、持ってたライトつけてダッシュしました。
いや、それよりも、トンネルの手前に八重桜並木が‥
北畠氏館、庭園は北畠神社境内にあります。
館跡には花将軍・北畠顕家公の像があり、（奥州の大群を率いて南朝の大義を貫き通し、ついに若干二十一歳で阿倍野の露と消えた）とあります。
さて、詰城、霧山城へと行き、最後に庭園を回りました。
詰城はシンプルだけど、切岸はとっても立派。一時避難的なものか、霧山城の前線かな？という感じ。
霧山城は北曲輪、南曲輪からなり、その間にはたぶん地形利用の堀切があります。
北曲輪は山桜が散っていなくて、とても美しく、重厚な土塁に囲まれています。
技巧的ではないけれど、山上なのによく整備されていて、眺望もよく心地よいです。
（北畠氏の本拠地、めっちゃ奥地‥なんでなん？）と思いつつアクセスしてましたが、霧山城に登ってみると、伊勢と吉野を繋ぐ街道を見下ろす位置にあり、まさに南朝を守護するための城、南朝ガチ勢なんや、と気づきます。
そして庭園！
子供の頃は（母やおばあちゃんってなんでか庭園好きやなあ〜）って思っていましたが、やはり自分もだんだん庭好きに💦
そう、北畠氏庭園、すごくよかったです。
立っている巨石や、元はなかったかもしれないけれど、立派なスギがズドーンとそびえ、雅さとワイルドさが同居している庭でした。
青モミジが瑞々しく美しかったですが、最後となる決戦に向かう為に身を寄せていた細川高国が作庭した事、伊勢国司北畠氏の栄華の跡を感じるならば（また秋に来たいなあ）と感じました。その頃は観光客さんがおおいかもね。
パンフレットには書いなかったですが、カメそっくりの石とかヘビの頭そっくりの石があります（個人感想ですが）庭のことはよくわかりませんが、遊び心があります。細川高国さんが好きになり、興味を持ちました。
そして北畠氏のお城にも興味を持ち、まだ行けてないお城もありますが、大河内城などちょこちょこ回っています。
さて、今年もあと少しですが、帰省時にもお城を回る気でいます。
読んで下さりありがとうございました😊
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