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いつか君に追い風が

とても楽しそうにドラムを叩く人。

「田辺真成香さんってどんな人ですか?」と聞かれたら、食い気味にそう答えるだろう。


しぶとく居座った梅雨が去るや、待ってましたと言わんばかりに夏が本気を出してきた8月。2時間半ほど電車に揺られ、埼玉県中部に位置する町までやってきた。小さな駅舎を抜けると秩父の山々が遠くに見えた。


「お久しぶりです!」

去年の4月以来の再会。思ったより元気な姿で出迎えてくれた彼女こそ、誰よりも楽しそうにドラムを叩くドラマーこと、田辺真成香(たなべまなか)さん。今回の撮影の依頼主。


昨年、宣材撮影をさせていただいた縁で、今回も声をかけてくれた。

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音楽の専門学校を卒業され、学校の友人とユニットを組んだり、サポートで演奏をしたり、精力的に活動をされていたのだけれど、コロナの影響や様々なことが重なって体調を崩し、活動を休止。ご実家に戻って静養を取られていた。


「少し落ち着いてきたので、心配をしてくれている方々に元気な姿を見て貰いたい。」そういう依頼だった。打ち合わせをする中で、ご実家に戻られていると知り、それならばそちらで撮りましょう!と相成った。


"その人が生まれ育った町で撮る。
一度、やってみたいテーマだった。


家の近所にあるよく遊んだという公園へ。


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幼い頃の思い出や、近況、他愛ない会話をしながらシャッターを切る。


ひとしきり撮り、母校の小学校へと向かう。


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素朴な通学路だ。

途中、小さな社を見つけ、ひと休み&撮影。


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小学校へ向かうと、ちょうど下校のタイミングで児童たちが出てきた。

「あ、6年生だ。」
「なんでわかんのん?」
「帽子の色で。」
「へぇ〜。」
「え?違ったんですか?」

思い返すと、私の小学校では名札の縁の色で分けられてたことを思い出した。


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どんな子だったんだろう。


一度、ご実家に戻り衣装チェンジ。
イメージを変えて撮影。


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映える壁や、路地裏。スタジオでビシッと撮る撮影も好きだし楽しい。けれど、今回の撮影のように「誰かの為に写真を撮る」というのは、またベクトルの違う充実感を連れてきてくれた。


今はまだ思うような活動が出来ない状況の中、何をすればいいのか、何が出来るのか。思い悩み立ち止まってしまう若者に早く追い風が吹くことを願う。


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田辺 真成香
Twitter
https://twitter.com/mana_monaka

Instagram
https://www.instagram.com/manamonaka
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なんですと!?お気持ち感謝します!!