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31歳専業主婦。保育士資格を取ると決めた。24



保育士試験の前期の実技試験は、7月4日。

私は、造形と音楽を選んでいた。

理由は、得意だからだ。

絵を描くのは小さい頃から好きだったし

音楽はピアノを習っていたから、

弾くのを間違えなければ大丈夫かな?と

思っていた。

しかし、いざ実技の講習が始まると

あれ???

造形は、時間が足りない!!

あれ?!?

音楽は、私は歌を歌うの苦手だった…

と、なんとなく出来るだろうと

と思っていた自分にガックシきた。



実技試験までの残り2ヶ月弱。

週末は造形か音楽のレッスンに参加し

自分の表現する力を対試験用に磨いていく。

講師に直接、指導してもらえる私はラッキー!!

参加した音楽のレッスンは、

個人でピアノ教室を行っている先生の自宅でだった。

受験生が3人程集まる。

私は、課題曲2曲の楽譜を自分で選んでプリントしていた。

先生は、その楽譜を見て 

自分がアレンジした楽譜の方に変えるよ

と言い、2曲とも新しい楽譜になった。


早速、ピアノで先生のレッスンがスタートした。

まず、先生は絶対に合格するから大丈夫!!

と受験生に言ってくれた。

先生は、60代の女性で裏表がない素敵な人柄だった。

ダメ出しどんどんもするけど、

1人1人に向き合っていた。

そして、この曲を誰に届けたいかをイメージして!!と

常々言っていた。

細かく曲のイメージを共有して

初心者でも、弾きながら歌い上げれるように

易しく、でも曲の世界観にあった弾き方や歌い方を指導してくれた。


試験前、最後のレッスンでは

より試験を意識して、部屋に入室して試験管の前で弾くような

緊張感のある中で、より実践的な練習も行った。

また、受験生同士 顔を覚えるようにして!と言っていて

試験日に会った時には

お互い頑張りましょう!と声をかけ合う大切さも教えてくれた。

先生とのレッスンは、回数でいえば3回程だったが

1回1回の内容が濃くて、

先生に対して尊敬と感謝の気持ちが沸いていた。



造形のレッスンは、構図や時間配分に苦戦しながらも

課題を描き、先生に添削と解説をしてもらい

時間が許す限り課題を描くという内容だった。

他の受験生の添削も聞くと、より学びが深まった。

人物の描き方や、背景、保育の場面での描き方など

描いては、添削をしてもらい

今年はこんな課題が出るのではないか?という先生の考察もありつつ

レッスンは回数を重ねていった。

対面でのレッスンは3回程参加して、

試験直前になるとラインを使っての添削も行ってくれた。


最初のうちは、塗り方も雑で絵がぼやっとしていたり

構図や人物の体の動きが不自然だったりした。

回数を重ねて行くと、

塗り方を意識したり、構図や人物の動きも少しずつ良くなっていった。

とは言え、時間配分に毎回苦戦していた。

時間を意識すると、雑になってしまったり

時間が足りなくて塗り残しがあったり。

背景から塗ったり、薄く塗っても違和感がない箇所はサーっと塗って

時間をかけて強調する部分と、そうでない所を分けて

時間内への完成を目指した。

そんなこんなで、あっという間に試験当日になった。



次に続きます…☺︎




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