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#8約束手形の仕訳をわかりやすく解説!

こんにちは!
今回は、約束手形について勉強していきましょう!

この記事では次のような観点に着目して解説しています。

  • 手っ取り早く約束手形について知りたい

  • 約束手形の意味や仕訳方法を知りたい

  • 頭をあまり使わずに理解したい

このような点も解説しています。

では早速始めていきます。

約束手形とは

まず、約束手形とは、いつまでにいくら払うのかという約束の証拠となる証券のことになります。

そして、証券という紙で表す証明書を取引相手に渡したり、受け取ったりする事で「いついつまでにいくら支払わないといけない」という約束を交わすことができます。

このように、証券でお支払いの期日を決めることができる内容の物を約束手形と言います。

そして、約束手形にはここから2種類に分けられることができます。

1つ目は、支払手形です。
支払手形は、自分が支払期日を設定して取引相手にその約束手形を渡す時に、後でその代金を支払わなければいけない義務が発生します。

このような約束手形を取引相手に渡して発生する支払い義務が、支払手形になります。

2つ目は、受取手形です。
受取手形とは、支払手の反対で取引相手が設定した支払期日までに約束手形を受け取る事で、後で取引相手から証券に書いてある金額を受け取る事ができます。

このように、取引相手からもらった証券の金額を後で受け取ることができる義務を受取手形と言います。

ものすごく簡単にまとめると
約束手形を振り出す(渡す)と支払手形で、
約束手形を受け取ると受取手形になります。

約束手形にはこのような役割があり、支払いを伸ばすことができるという利点があります。

仕訳方法について

仕訳方法については、支払手形についての仕訳と受取手形についての仕訳の2種類があります。

支払手形の仕訳では、前文でも説明した通り自分の証券に支払金額や支払い日などが書かれた紙を取引相手に振りだしたときにこの仕訳を行います。

また、支払手形についての仕訳を行う時は「後で支払わなければいけない」権利があるので、支払手形(負債)勘定で処理を行います。

支払手形を振り出すことによって支払手形が発生します。
なので、負債の増加として貸方に支払手形を記入します。

そして、支払手形の支払いが終わった時には、負債の減少として借方に記入します。

では次は、受取手形についての仕訳ですが、
受取手形は、取引相手から金額と支払い日が書かれた証券を受け取るときにこの仕訳を行います。

また仕訳を行う時は、「後でお金を受け取ることができる権利」があるので、受取手形(資産)勘定で処理を行います。

受取手形を取引相手から小切手を受け取ることによって受取手形が発生します。
なので、資産の増加として貸方に受取手形を記入します。

そして、受取手形を受け取り終わると資産の減少として貸方に記入します。

早く理解できる考え方

「約束手形の仕訳をより簡単に早く理解できるようにするにはどうすれば良いのか?」
と思う方も多いと思います。

まず、簿記3級を目指している場合で出来るだけ早くその資格に合格したい方は、支払手形と受取手形の仕訳の違いだけを理解しておくと大丈夫です!

簿記3級の試験でははじめに仕訳問題が出てくるのですが、この仕訳問題ではスピードと正確さが求められてきます。

なので、約束手形の仕訳のポイントだけを抑えておくとより効率よく早く解くことが可能になります。

ポイントは次の2つを抑えておこう!

  • 支払手形の場合は、約束手形を振り出した時!

  • 受取手形は、約束手形を受け取った時!

また、約束手形についての問題文には、約束手形を振り出すのか受け取るのかが書かれています。

そして、問題文に「約束手形を振り出す」ような意味合いの問題であればそれは、支払手形で処理。

「約束手形を受け取る」ような意味合いの問題であれば、受取手形で処理。

この、約束手形の支払いや受取が終了すると借方と貸方が反対になります。

将来についても考えており、事務系の仕事に就くため簿記3級はしっかりと理解しておきたいというような人は、1、2段落の約束手形とはと仕訳方法からしっかりと読んでいく必要があります。

たくさんの知識を身につけて自分の将来に活かしていきましょう!

まとめ

約束手形

  • 受取手形➡「後でお金を受け取ることができる権利が発生」するので資産として処理を行う。

    受取手形が発生すると貸方に記入します。
    受け取りが終了すると借方に記入します。

約束手形を受け取った時 ➡ 受取手形 で処理を行

  • 支払手形➡「後で支払わなければいけない」権利があるので、支払手形(負債)勘定で処理を行います。

    支払手形が発生すると借方記入します。
    支払手形が終了すると貸方に記入します。

約束手形を振り出した時 ➡ 支払手形 で処理を行う。

このポイントを押さえておくと約束手形の仕訳はすごく簡単になります。

確実に覚えて次のステップに進んでいきましょう!

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