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【小説】V6 不思議な船旅 第9話~第11話


城の門があけられ、そして、入り口のドアが開き、執事達が並んでいる!?
えっ?メイド?
本物!?

メイド1「・・・ようこそ、城へ」
イオン「まずは、お部屋へ案内してあげて」
坂本「あの?イナンさん・・・じゃなくて、イオンさん・・・」
イオン「今夜は、貴女方の歓迎パーティーを、開くから楽しみにしていてください。」
イナン「・・・イオン?」
イナンは、イオンさんに手を繋がれたままでいて・・・・
長野「あの?二人はどこに?」
イオン「あとで、合流しましょう。わたしは、イナンに話があるので・・・・それでは、ごゆっくり」
そして、行ってしまった。
取り残された俺たちV6・・・・

坂本「・・・・・・・」
岡田「・・・・・」
長野「・・・すごく広いな・・・・」
岡田「・・・ほんとに。なんか、良い匂いがする」
坂本「どんな匂いだよ(笑)」
いのっち「二人ともかわいいよね~」
健「はぁ?どこが?」
いのっち「・・・ってか健。何怒ってるの?」
健「別に?イオンさんは、ともかくイナンさんはそうでもないよ」
いのっち「(こいつ、イナンちゃんとなんかあったな?)」
健「・・・・・」
イヤホンをして聞かないふりをする健。
あやしい。
剛「本当に、ここに泊まっていいのかな」
坂本「長野の話では、イナンさんが重要な話をちゃんとしてくれるらしいから。」
剛「俺たち、ちゃんともとの世界に帰れるのかなぁ~」
坂本「ごめん、剛。それは俺にも予測できねぇわ」
誰も予測できないことだ。

ミミ「・・・パーティーの用意が整いました。皆様、こちらへどうぞ」

パーティー始まりました。

いのっち「ねぇねぇ、さっきのメイドさんかわいかったね」
健「井ノ原くんは、それ以外なんにも考えることないの?」
いのっち「だってさぁ~しばらくファンの子の声とか聞けないんだよ?寂しいじゃん」
健「・・・まぁ、そうなんだけどさ・・・」
岡田「・・・あれ?あの子・・・・」
岡田が、ボソッと呟く・・・

長野「えっ?」
岡田「アミさんや・・・・」
長野「アミさん?知ってる子なの?」
岡田「いや、この前ほんの少し話しただけや」
にしては、名前を知ってるなんて・・・・
健「・・・・ねぇ、坂本君・・・・」
坂本「なに?どうした、健。まだ、しんどいのか?」
健「・・・それは、大丈夫。それより、お酒ちょうだい」
坂本「えっ?いいのか?飲みすぎるなよ?お前はまだ、病み上がりなんだし・・・それに・・・・」
健「・・・大丈夫。こう見えて結構タフだし」
坂本「そうじゃなくてさ・・・・」
という心配を、無視した僕。
いのっち「健、やめとけよ・・・お前は・・・・」
イナン「みなさん、もう一杯どうですか?」
絶妙なタイミングで、イナンさんがお酒を配っている。
坂本「ありがとう。俺はいただくよ」
↑メンバー1強い人・・・・
長野「俺は、いいです。ありがとう、イナンさん」
柔らかく断る長野君。
いのっち「俺もいただいとくよ」
と、井ノ原くんがお酒を取る。
イナン「健、あなたは?」
健「・・・・僕は・・・・」
いのっち「あー、ダメダメ。こいつは、お酒飲みすぎると変になるから。ほら、半分も減ってないでしょ?」
健「余計なことを・・・・大丈夫だよ」
イナン「・・・大丈夫なの?」
健「バカにしてるでしょ」
イナン「してないわよ・・・。飲めないならやめた方が・・・・」
健「バカにしてる。なめんなよ」
そう言って、悔しくて僕は、普段やらない一気のみをした。
健「ゴクゴク」
いのっち「うわっ!バカ!そんなイッキ飲みしたら・・・・」
健「・・・・おいしいじゃん😏」
イナン「・・・・えっ?」
坂本「ダメだ・・・あいつ、目が死んでる・・・・」
健「ヒィーック・・・・おかわり・・・・」

長野「えっ?健が、イッキ飲み?」
剛「えっ?マジで?ヤバイんじゃない?」
僕のイッキ飲み騒動は、メンバーに伝わり・・・・
イナン「あ、あの・・・・」
坂本「健、やめろ・・・これ以上飲むな・・・」
健「良いじゃん😒この女が、僕のことを、子供扱いするから💢」
坂本「ヤバい・・・健が、壊れた」
イナン「そういうところが子供だって言ってるのに・・・・」
健「なんだとぉ~💢」
長野「はぁ~い!ストップ」
にこにこしながら止めたのは長野君だった。
長野「・・・ごめんね、イナンさん。子供の相手どうもありがとう」
健「なんだと!子供じゃないぞ?こう見えて僕はもう26だぞ!」
剛「ダメだ。コワケ度!100%だ」
いのっち「あぁなったら誰にも止められない。いや、唯一、止めれるのはあの人しかいないのか」
健「たまには飲ませろ!
ヒィーック」
長野「・・ハイハイ。健ちゃん、お部屋に戻りますよ?これ以上ここにいたら、迷惑だからね~」
いのっち「長野君、あとはたのんだよ?」
長野「いいよ、任せて」
健「飲めるゾー!飲めるったら飲める!」
長野「はいはい」
健君を、なだめながら部屋に連れて帰る長野君だった。

坂本「いや、飲めてないから」
イナン「・・・・・」
いのっち「ごめんね、イナンさん。あいつ、基本が子供だから。」

ただただ、驚くイナンさん。
そして、

健「・・・うっ、気持ち悪い・・・」
長野「はー😓やっぱり・・・・」
ただ一人介抱してくれる長野君・・・・この場面はみせれません。すいません。

剛「でも、健がいないとV6じゃないから」
いのっち「そうそう。あいつがいてこそのV6。一人でも欠けたら意味がない」
イナン「・・・大切な仲間・・・なんですね」
坂本「そう。あんなやつだけど、本当は、優しいやつなんだ。だから、許してやってよ」
イナン「彼が、やけ酒したのは、きっとわたしのせい・・・」
剛「えっ?なんで?」
イナン「昼間、彼とケンカしちゃったから・・・・。でも、わかりますよ・・・本当は、優しい人だって・・・・」
坂本「イナンさんは、俺たちの命の恩人じゃないですか・・・偶然だけど、イオンさんも・・・井ノ原を助けてくれたし・・・・」
いのっち「こんなにいいパーティーを、開いてくださって、しかも、2回も招待してもらって・・・・本当に、ありがとうございます。」
剛「俺たちと、同じ人間なんだし、なにかできることはないんですか?」
坂本「もとの世界に帰る方法と共に助けたいんです。」
いのっち「これも、何かの縁ですよ。短い間だとは思いますが、よろしくお願いします」
イナン「えぇ、もちろん。」
剛「そう言えば・・・イオンさんは?
岡田もいねぇし・・・・」

その頃・・・
アミ「・・・また、会いましたね・・・・」
岡田は、アミさんと再会していた。

岡田「・・・そうですね・・・・」
アミ「ねぇ、ジュンさんは一人が好きなんですか?」
岡田「・・・いや、星がきれいな夜やなって・・・・」
アミ「・・・・・」
岡田「ジュンで、いいですよ。

アミ「・・・うん・・・」
岡田「・・・こんなに星がきれいで、月も綺麗で・・・・
きっと平和なんやろうなって」
アミ「平和・・・・か」
岡田「あはは。なんて、この空見てたらそう感じただけなんやけど・・・・」
アミ「でも・・・・そうかも・・・・」
岡田「・・・・」
アミ「この空を見ていたら、生きていて良かった・・・そう思うから・・・・」
岡田「そうやな・・・生きてて良かった・・・」
アミ「明日があれば・・・・の話ですけど・・・・」
岡田「・・・・えっ?」
今のって・・・
アミ「・・・よかったら、明日、街を案内しますよ?迎えに行ってもいいですか?」
岡田「えっ?え~っと・・・・いや、あの・・・」
アミ「ねっ?いいでしょ?」
岡田「・・・わかった・・・聞いておくね・・・」
アミ「そう言えば、今日、病院にいませんでしたか?」
岡田「えっ?なんで知ってるんですか・・・・」
アミ「誰か、治療していたんですか?」
岡田「俺らの仲間が、イナンさんにお世話になって・・・」
アミ「・・・あなたじゃなかったのね」
岡田「俺はこの通り、どこも怪我してないし?」
・・・いま、ホッとした顔をした?
俺は、彼女の笑顔に隠された真実をまだ、知らない・・・・。

それを、知ることなく出会ってしまったんや・・・・。

俺とアミは、出会ったらあかんかったのかもしれない・・・・・。

アミ「ゴホゴホ」
岡田「えっ?大丈夫?風邪、引いてるの?」
アミ「・・・えぇ、そうなの」
岡田「じゃあ、なかに入ろう。寒いし、外にいたらこじらすから・・・・」
アミ「・・・えぇ・・・・」
そして、俺たちを狙う組織は、仲間や、メンバー・・・
イオンさん、イナンさん・・・・
そして彼女・・・・
アミさんとを、引き裂こうとしているなんて・・・

岡田「食べる?」
アミ「うん」
思ってもみなかったんだ・・・・・。

一方・・・
長野「どうだ?健・・・大丈夫か?」
健「ありがとう、長野君・・・だいぶ楽になったよ」
長野「薬持っていて良かったよ。明日辛いだろうから、もう飲むのはよせよ。お前はみんなと違って俺と同じく飲めないやつなんだから。」
健「あははー、ごめんごめん。つい・・・」
長野「それにしても、広い城だよね・・・迷いそう」

健「そうだね」
長野「健、会場戻れるか?」
健「もうちょい外の空気を吸いたいかも」
長野「そっか・・・俺は戻るけど、気分よくなったらこいよ?みんな、心配するから」
健「うん、またあとでね?」
長野「じゃあな」
長野君は、行ってしまった・・・・。

健「よぉーし!今度は、城の探検しちゃおう!」

そう、城の探検に出掛けることにした。

そして・・・
坂本「長野・・・健の具合どうなんだ?」
長野「あいつ、元気になったけど、もう少し外の空気を吸いたいってさ」
坂本「そっか、悪かったな。頼んじゃって」
長野「・・・僕の予想だけど・・・・きっとあいつ、城の探検にでも出てるんじゃない?」
坂本「あ~・・・それはあり得るな(笑)」
イオン「・・みなさん、今日はお疲れじゃありませんか?」
いのっち「・・・イオンさん・・・」
イオン「パーティーは、これでお開きです。お部屋でゆっくりくつろいでくださいね」
V4「・・はぁ~い!」

長野君の予想通り、僕は城を探検していた。

健「うわぁー!すごい!プールだ!また、発見しちゃった・・・」
手を突っ込むと・・・
健「温かい・・・前のより温かい・・・
温水プールか・・・・
水着があったら100%泳ぐのに・・・泳いじゃうのに・・・」
あ~😓残念、無念・・・・

そう独り言を呟いてると・・・・
バッシャ~ン

誰かがその温水プールに飛び込んだ?

しかも、きれいなフォームで泳いでいる・・・
健「えっ?誰?」

しばらくその人の泳ぎにくぎ付けになった。

健「なんてきれいに泳ぐんだ・・・
まるで人魚・・・・みたい」
そして、その人は、プールから上がる・・・
髪の長い人?
健「あ、あの?」

?「!Σ( ̄□ ̄;)」
健「・・・あなたは・・・」
だけど、その人は驚いて逃げていってしまった・・・・
そして、その人が去ったところに、クロスのネックレスが、落ちていて・・・・
健「今の彼女の落とし物?」
また、会えるよね?きっと・・・・

僕は、そのネックレスを、ポケットにしまい、戻ることにした。

剛「よっ!健、城の探検はどうだったの?」
健「えっ?なんで探検してたって知ってるの?」
剛「だってお前、ちっとも戻ってこねぇし。長野君が、きっと探検してるんだって。大正解だな」
健「何があったか、しりたい?😁🤩」
剛「いや?別に・・・・・」
健「聞きたいんでしょ?」
剛「な、なんだよ・・・近いよ。」

健「聞いてくれるんだね?🤩」
剛「いや・・・だから・・・(聞きたいって言ってねぇし)」
健「聞いて!これは運命の出会いかもしれない」
剛「はぁ?運命の出会い?」
な、なに井ノ原くんみたいなこと言ってんの。」
健「聞いて驚くなよ?僕は、人魚を見たんだ」
剛「はぁ?人魚?お前が?どこで?」
健「間違いない!彼女は、人魚だ!」
剛「・・・・大丈夫か?まだ、酔いがさめてないんじゃね?」
健「違うよぉー!これは、神様がくれた運命なんだよ!」
剛「😓・・・わけわからないんですけど?」
健「🤩僕だけにくれた運命の出会いなんだよ!わぁ~い!」

いのっち「・・・・あれ?健?どうしたんだ?」
僕は、小躍りをしていた。
岡田「剛君の話では、喜びの舞を踊ってるらしいで?」
いのっち「えっ?」
剛「絶対酔っぱらってるよな・・・・」
長野「・・・・・・」
僕は、続々とメンバーが、集結しているのも知らずに小躍りをし続けた。

坂本「なにやってんだよ、あいつ
・・・・😓」
剛「変なものでも食ったんじゃない?」
いのっち「あり得なくもないけど・・・・」
長野「健のやつ、元気だな・・・・」

そして、ぞろぞろとみんなが、解散し始めたので・・・
健「あれ?みんな・・・もう、寝るの?」
坂本「今日は、疲れたよ・・・寝る」
健「え~?せっかく元気になったのに?」
いのっち「お前だけだよ・・・先に部屋に帰るからな・・・早くこいよ?」
長野「おやすみ・・・ゆっくり休めよ?」
健「え~?みんな、冷たい」
岡田「健君も、寝るよ?ほらほら」
健「・・ちょっと、なんで岡田が命令するの?」
いのっち「あはは」

楽しかった・・・

いや、みんなといると、楽しい・・・

部屋に戻り・・・
健「なぁんか不思議・・・・」
いのっち「・・・え~?なにが?」
健「・・・ううん。なんでもないよ?おやすみ」
いのっち「😪💤💤明日もあるんだ・・・ちゃんと、寝ろよ?」
健「うん、おやすみ」
この仲間がいて良かったと思える。

僕はふと思った・・・・
イナンとちゃんと仲直りしてないな・・・・

僕は、クロスのネックレスを、見つめ・・・
健「だけど、僕は出会ってしまったから・・・・・
また、会えますように」

そう願った・・・・。
そしてその頃・・・

イナン「・・・・ないわ・・・・。なくしてしまったのね・・・・」

あのネックレスの持ち主が誰か知らないままで・・・

僕は、その日は、深い眠りについた・・・・。
また、人魚に会えると信じて・・・・。


第10話

次の日・・・・
長野君が、窓の外を見ていて・・・・
岡田「長野君?どうしたの?」
長野「岡田・・・おはよう・・・」
岡田「おはよう。今日もええ天気やな」
長野「ねぇ、あの子こっちをじっと見てる・・・岡田のこと、お呼びじゃないのかな?」
岡田「・・・あっ!」
長野「・・なんだよ、その反応」
岡田「そんなんやない!あの子・・・・今日、町案内してくれるらしいんやけど・・・・」
長野「えっ?町案内・・・・」
岡田「・・・断ってくる!」
長野「いいけど・・・今行くの?」
長野君が、そういってる間に部屋を飛び出そうとする岡田・・・・
岡田「朝食までには、戻るから!」
長野「・・そう?行ってらっしゃい👋」
と、見送る長野君だった。

一方、僕と井ノ原くんの部屋では・・・・
いのっち「健!起きろ!清清しい朝だぞ?」
健「なんだよ・・・もう少し寝かせてよ」
いのっち「だってさ!来たすぐパーティーだったしさぁ~見てみろよぉ!窓の外!」
妙にハイテンションな井ノ原くん。
健「えー?窓の外ぉー?めんどくさい」
↑二日酔いか?
いのっち「海だぜ!海!」
健「ねぇ、それがどうしたの?😓」
いのっち「そう言えばさ、気付いてた?イナンちゃんと、イオンちゃんは、青い瞳をしてるよね!」
いつのまに見てたんだ?
全然気付かなかった。
しかも、なぜ、ちゃん付け?
健「だから?」
めんどくさい。
いのっち「・・二人の瞳の色とと同じ、青い海ってことさ!」
健「・・・・・」
いのっち「二人の心はそれくらい澄みきっているのかなって思ってさ!
綺麗な心を持ってそうだよね!」
健「ふーん・・・・
バカじゃねぇの?」
いのっち「へっ?」
乗ってきてくれると思ったのか、井ノ原くんは拍子抜けたような顔をしている・・・・
いのっち「ねぇ、おまえさまだ、酔いがさめてないの?なんで、そんな冷めてんの?いつもと違う・・・
昨日の夜なんてさ、゛運命の人に出会っちゃったぁ~❤🤩゛とかいって、へんな小躍りしていたくせに。」
健「へっ?うそ!マジで?僕が?井ノ原くんの間違いじゃないの?」
いのっち「違います。・・っていうかほんとに覚えてないのかよ」
健「・・・・・うん・・・・」
いのっち「・・・・酔いさめたばかりだからなぁ・・・」
部屋を出て、そんな会話をしていたら、
イオン「みなさん、おはようございます」
イオンさんが、現れた。
いのっち「あ~!イオンちゃん、おはよう」
ちゃん付け・・・・
健「・・・おはよう・・・・」
いのっち「あの!イオンさん!(急にさん付け)
このあと時間ありますか?」
なぜだかイオンさんの手を握り・・・・
健「・・・😒なに、ナンパしてんの?」
いのっち「僕たち6人を、改めて町案内してほしいなって思いまして・・・・」
健「えっ?6人?」
いのっち「そうだよ。これから、少しはお世話になるわけだし・・・・」
イオン「いいですよ。後でイナンと一緒に行きましょう。その前に朝食の時間です。みなさん、起きてますか?父にも、あなた方を紹介したいし。」
健「あ、あの!イオンさん」
いのっち「(こいつ、自分もナンパしてるじゃん)」
イオン「はい?」
健「あの・・・昨日の夜・・・・」
僕は、イオンさんに聞こうとしたとき・・・

イナン「イオン?早く席について?あなた方も」
健「ちょっと?イナン!邪魔するなよ」
イナン「なによ!あなたたちも、早く来なさいよ」
いのっち「・・・・(えっ?ケンカ)」
イオン「すぐにいくわ。ごめんなさい」
イナンは、颯爽とみんなを起こしに?いったみたい。
健「なんだよ、あいつ」
いのっち「ふーん😒おまえさ・・・・・」
健「えっ?なに?😒」
イオン「お二人も、準備できたら来てくださいね」
いのっち&健「はぁ~い」
いのっち「お前がいってる運命の人って・・・イオンちゃん?」
健「えっ?」
いのっち「・・っていうか・・・イナンちゃんでしょ?」
健「まさか・・・あいつは絶対ありえない😒」
いのっち「へぇー😏やっぱりそういうことかぁ」
健「なにがだよ💢わけわからないんですけど?」
いのっち「まぁ、頑張れ!応援してる」
健「はっ!ワケわからない!何を頑張るんだよ!」
坂本「・・ったくふたりともなにやってんだよ。待たせてるぞ?」
健「ごめん、坂本君。
あれ?岡田は?」
坂本「なんか、すごい勢いで出ていったみたいだ。なっ?長野」
長野「・・健、おはよう。気分はどう?岡田は、ちょっと外に用事に・・・」
健「ふーん。そうなんだ。
あっ、長野君のおかげで絶好調だよ!ありがとう」
いのっち「なぁなぁ、こいつさぁ~いな・・・」
健「井ノ原くん!それは言わなくていい!」
剛「・・はは!こいつ赤くなってる」
健「剛まで何を言うんだよ!」
そんな風にワチャワチャしていたけど、朝食の席についた。

イオンさんと、イナンの父親が席についた。
いかにも、王様と言う感じだ・・・・。
父「おはよう、諸君。昨夜は、よく眠れたか?」
坂本「はい、お陰さまでよく眠れました。」

※このあと、みんな自己紹介しました。
父「・・・イナンが世話になったそうだな」
いのっち「いえ、世話になったのは、僕らの方でして・・・・、とくにこいつ・・・あっ、三宅健と言うのですが・・・」
健「えっ?いま、自己紹介したじゃん。」
なぜか、肩をくまれる。
長野「・・・船のなかで、彼女に命を助けてもらいまして・・・・」
長野君が、とっさにフォロー。
健「・・・・・・」
剛「健、おまえもなんか言えよ」
健「別に・・・話すことないし・・・」
父「隣のものは、レンに似ておるな」
いのっち「(王様まで認めるんだ・・・。それくらい激似なのか?)」
剛「いやぁー、俺、赤の他人ですよ?」
健「そのせいで、とんでもない目にあいましたけど・・・・」

僕は、正直に語ろうと思った。嘘偽りなく。

その頃・・・・
アミさんと会った岡田は・・・・
岡田「アミさん・・・・あの・・・・」
断ろうとしていて・・・
アミ「・・・約束通り、迎えに来たの。」
岡田「あのさ・・・」
アミ「待ってるから・・・・」
岡田「・・・・・・」
しばらく考えたあと・・・
岡田「わかった。まっとって?」

優しい岡田は、アミさんの誘いを断れずにいたんだ。

そして、その頃僕はというと・・・・
剛が、レンさんに、似ているという話から、そのせいで、自分はとんでもないことになったと、王様に説明。
剛「ちょっと、健・・・なに言い出すんだよ」

健「つまり、イナンさんが、僕のことを・・・」
いのっち「つまりですね、こいつ・・」健がふざけていたんですよ!」
井ノ原くんは、僕の口をふさぎ、いい始めた。
いのっち「船にあったプールの前でふざけていて、そのまま、プールにドボン!こいつ、カナヅチだからー」
健「嘘言うなよ!泳げるよ!」
イナン「お父様!今の話はうそです」
僕たちの話を聞いていたイナンが、話しだした。
王様「・・・えっ?嘘?」
イナン「彼を・・・健のことを、過って落としてしまったのは、私です」
王様「・・・・」
坂本「イナンさん・・・・」
イナン「彼らは、私を庇おうとしています。」
坂本「違いますよ?(確かに落とされたみたいだけど・・・・)」
イナン「いいえ!彼を突き落としてしまったのは事実です。」
いのっち「イナンさん、こいつも許してますし・・・」
僕の頭をなぜか下げさせようとする井ノ原くん。
健(痛いんだけど・・・っていうか、なんで落とされたぼくがあやまるひつようあるの?)
イナン「いいんです。これは、お詫びだから・・・・」
坂本「・・・あの、つかぬことをお聞きいたしますが、僕たち6人は、よそ者・・・というかなんというか・・・
時空を、越えてここに迷い込んだ地球人です。すみません。なんだかいろいろ混乱してまして・・・・」
王様「その事なら、イオンや、イナンから聞いておる。そなたたちは、船旅をしている途中だったとか」
坂本「はい・・・じつは。船旅の最中、濃い霧と、雷にみまわれまして・・・どうやらそのときに
この国の世界に紛れ込んでしまったみたいなんです」
長野「さすが坂本君。噛んでない」
剛「俺ならすぐ噛むのに、すげー的確な説明」
王様「わが娘たち、イナンとイオンは、クリスタルを、守る王女として生まれてきた。」
長野「やっぱり、王女だったんですね」
剛「どうりですむ世界が違う人だと思ったよ」
王様「そして、クリスタルを、作ったのはこの国の第2王子レンだ。」
いのっち「えっ?レンさんが?」
王様「かれは、研究を重ねてこの国の人に合ったクリスタルを、それぞれの心に送ることを仕事としていた。そして、クリスタルを得たものは、イオンや、イナンが持つ浄化の力と同様、いろんな力を持つようになったのだ」
V5「・・なるほど~」
王様「しかし、ある日、6つのクリスタルが行方不明となってしまった。」
坂本「・・・6つのクリスタルね・・・」
王様「クリスタルは、その者が持つ力ではない。クリスタルが、その者を、主人と見なしたときに初めてある力が得られるようになるのだ」
長野「・・・ということは、すべての人がそういう力・・・不思議な力みたいなのを持っているとは限らないってことですね?」
王様「6つのクリスタルはある邪悪な力によってバラバラになってしまった。恐らくは、それを1つにして国宝とし、封印するつもりだったのだろう・・・・
もう二度と平和を壊すことがないように・・・・」
剛「でも・・・現に、レンさんは行方不明・・・」
長野「そして、クリスタルは、狙われている・・・・」
イナン「・・・えぇ・・・」
長野「もしかしたら、健を操った組織が・・・・」
王様「そなたたちは、初めてにしては鋭いな。そんな知識どこから」
いのっち「この人、ウルトラマンティガですから。なんとなくその世界観に近いからではないでしょうか」
長野「あはは。(ある意味そうかも)
ところで・・・レンさんの居場所はわかったんでしょうか」
イナン「組織にとらえられているかもしれません」
イオン「・・・いまは、レーダーで拾えなくなってますが・・・間違いないわ」
坂本「・・・僕たちは、長くはここにいられませんし、たぶんなにもできません。どうやったら、かえれますか?」
王様「なにもできないと言わないでいただきたい。助けてほしい・・・私たちを・・・・」
いのっち「えっ?助ける・・・・そっか、そういう約束たしかにしたね」
王様「6つのクリスタルを、取り戻してほしい」
剛「僕らが?僕らでいいんですか?」
王様「いいだろう。そなたたちの力を信じよう。それと、もうひとつ」

健「もうひとつ?」
王様「わが娘、イナンはおてんばで、王女らしくない」
健「おてんばね・・確かに」
イナン「お父様!それは・・・」
健「それは、実は、好きな人がいるから」
イナン「ちょっと、健!」
坂本「・・バカ!余計な口挟むなよ・・(親子の会話に)」
健「正直に言えばいいじゃん。レンさんのことが好きだって」
王様「おまえは、レンが好きなのか?」
イオン「えっ?」

イナン「ち、違います。私はまだ、結婚とか・・・考えたくないだけです」
イオン「イナン?嘘つかなくていいのよ?」
イナン「う、嘘じゃありませんから」
健「どうだか・・・ムググ」
坂本君にまた口をふさがれ・・・
坂本「あの、王様・・・僕たちは、どうすればよろしいでしょうか?」
王様「どうだ、この際、わが娘たちのボディーガードになってはくれぬか?」
健「えっ?ボディーガード?」
王様「・・・ところで、もう一人はどこへ」
長野「あっ・・・岡田のこと忘れた」
↑おいっ
長野「・・あの、朝食までには戻るはずだったんで・・なんかすいません」
↑そしてなぜか謝るのは、同室の長野君。
王様「まぁ、よいだろう。6人いるのだから、二人に決めてもらおう。よいな?イオン、イナン」
イナン&イオン「・・・はい、お父様」
王様「今日は、ゆっくりするとよいだろう」
V5「・・ありがとうございます」
こうして、自由時間がもらえたんだ(修学旅行か?)
剛「ボディーガードか・・・」
いのっち「よっしゃ!せっかく自由の時間だし、街に遊びに行こうぜ!」
健「ずるい!今度は、僕と、長野君と岡田が優先に行く番だぞ!」
長野「その岡田はいったいどこまで行ったんだろう」
坂本「なんか心当たりは?」
長野「朝食までには戻るって・・・
なんか、女の子が町案内してくれるのを断るとかなんとか・・・・」
いのっち「なにそれ、初耳ー後で岡田に詳しく聞いちゃおう」
長野「(笑)すぐ戻るって言ってたのにな・・・・」

そして、
岡田「アミさん・・・・何をやってるの?」
アミ「・・・二人の名前を刻んでいるの」
岡田「へっ?」
アミ「・・・私と、ジュンくんが出会った証・・・」
岡田「そろそろ戻りたいんやけど・・・・」

いのっち「ねぇねぇ、長野君、その女の子って?」
長野「なんか気に入られたみたいなんだよね」
坂本「女の子で、思い出したけど、こいつ(井ノ原)は、」
剛「😁女の人に、なんと一本背負いされて・・・(笑)」
いのっち「いや、笑い事じゃないから。マジで痛かったんだから」
健「だ、大丈夫だったの?」
坂本「そのときに、イオンさんに助けてもらったんだ」
いのっち「ほんなて助かったよ」
剛「あれ?健は?」
長野「あれ?さっきまでいたのに・・・・」
岡田「・・・みんな!ごめん!」
入れ替わりに岡田が来た。

坂本「岡田、おせぇよ」
岡田「ごめん・・・・(´。・д人)゙」
坂本「よっしゃ。ボディーガードの一人目は、お前に決定!」
岡田「はぁ?なんのことや」
坂本「・・・・と、剛かな」
剛「俺やだよ」
岡田「俺も、いやや。かってにきめやんといて」
坂本「・・・冗談だよ・・・」
その頃僕は、ある場所に向かっていた。


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