音楽療法の現場から6,7,8

私はプロミュージシャン歴38年
兵庫県認定音楽療法士としてのべ5万人に処方しています

2023 0109]音楽療法はプログラムで流れを作っています。基本的な型です。でも今日は途中で変えました。いまを逃してはいけない瞬間でした。お互いの思いをひとつにするノンバーバルな時間。高齢者様の場合は遠い意味でそれがグリーフケアにもなります。「あの時」を作らせて頂けたと思います。
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メロディの意味をフレーズごとに解釈して歌っていくのがボーカルです。ジャズも演歌も。音楽療法では、服薬の薬に当たるのが音楽です。だから効くためにはレベル高く聴き心地の良いものでこれは良いと思ってもらえるものが必要です。その上でお好みに合うもの。

2023 01 10]いつもより少ない人数での音楽療法でした。歌いたい曲をじっくりお聞きしましたら普段リクエストなさらない方々が今まで歌ったことのない曲をお選びくださいました。お名前で呼びかけたり、近くへ寄ったりして「いかがですか」と時間をかけますとご希望を教えて下さいました。自分のペースで進めていた時には聞こえない声を聞かせて頂きました。

2023 01 11]「もしも高齢者事業所がひとつもなかったら地域の暮らしってどうなってる?」という問いから想像してみました。ごちゃごちゃで賑やかで家族という線引きが薄くなって地域の至る所に人が行き来してる絵が思い浮かびます。みんなでお互いに関わりながら「〇〇さん?あそこに居てたよ」みたいな感じ。(現実は0歳から保育園・子どもは学校・大人は会社・お年寄りは福祉施設とみんなどこかへ行って地域に人はいないです。不自然なほどちゃんとしてる。)

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