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「自分らしさ」があだになる時

これは、Harvard Business ReviewのEIシリーズから出版されている「オーセンティック・リーダーシップ」の中に掲載された論文のタイトルです。

本の前半は「自分らしさを保つ工夫」、「自分らしさを貫くリーダーシップ」等、自分らしさを追求することの大事さの論文が掲載されているのですが、途中、表題通りの「自分らしさがあだになる時」という論文が割り込んでいます。

読んでみると、オーセンティシティ(これは直訳すると「真正なこと」、「信頼できること」とあるので、自分が信頼できる自分という感じでしょうか??)を重視すると、実は自分を進化させるチャンスを逃したりすることがある、ということでした。要約が下手でスミマセン。

自分らしさや自分の価値観、を大切にする。至極まっとうなことだと思うのですが、そもそも、ゴンは、自分らしさを考えることはあまりなかったです。例えば、「バナナが嫌い」とか「流行を全く気にしない人が嫌い」とか「買い物が好きで好きで仕方ない」とか「雑誌を読むのが好き」といった、好き嫌いレベルでしか自分を語れません(笑)

そもそも、今更こんな本を読んでいるかというと、先日リーダーシップ研修を受講し(※出世コースではないです)、「自分らしいリーダーシップとは何か?」を考える契機があったためです。

なぜ、自分らしいリーダーシップを考える必要があるのかというと、ゴンのBOSS曰く、「リーダーになったときに、自分の拠り所とする価値観が分からないと、本当に周りに振り回されるから」ということでした。

そのため、まずは、自分らしさというものを、考えているところです。

ただ、その後は、その自分らしさを成長させなければならないな、と、この「自分らしさがあだになる時」を読んでみて、思いました。これは、上に書いた「流行を全く気にしない人が嫌い」にちょっと近いなと思いました。

世の中、コロナウイルスによってもたらされた生活様式の変化、個人情報保護法のように3年スパンで変わる法令、マテリアリティなるものを掲げる企業・・・本当にどんどん変わっています。30年前に私が訪れた「花の万博'90」の時代とは全く違っています(ただ、ジェニファー・ロペスは花博の舞台で踊っていた頃のボディと今のボディに変化が無い)。

そんな世の中で、「私は自分に忠実でありたい。自分らしさを大事にしたい」と、固執して生きるよりも「この考え方やスタイルは合うかどうか分からないけど、ちょっと取り入れてみるか」と価値観を進化させる方が、少しだけ楽しそうに見えるのです。

ただ、その前に「今の自分らしさ」をまずは見つめる必要があるなと思いました。進化対象が無いと困るので。。

以上、ここまでお読み頂きありがとうございました!

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