【ラジオが好きでんねや】(25)FMハイホー閉局?!
2019年1月のある日。
FMハイホーの出演者・関係者が、とある会議室に集められました。
そこで当時の社長(仮にA社長とします)より告げられた言葉は、
「FMハイホーは閉局します。」
えええっ!というショックは実は半分くらいで、
もう半分の感情は「ついに来たか・・・」
という感じでした。
多くのコミュニティFMがそうであるように、FMハイホーもまた厳しい経営状態でした。
それを、A社長がほとんど自費でまかなっていた状況でした。
それももう限界に来たということです。
「なぜなんですか?!」「なんとかなりませんか?!」
とはとても言えませんでした。
むしろ、今まで放送局を続けてくれたことに対する感謝の気持ちがありました。
FMハイホーが終わる。
そこでまず僕が考えたことは、パーソナリティの皆さんはどうなるんだろう?ということでした。
皆さんそれぞれ別にお仕事もお持ちですし、個性や特技もお持ちですし、きっとFMハイホーがなくなっても、それぞれの道でやっていかれることでしょう。
でも、バラバラになってしまう。
これだけ魅力的な人たちがせっかくFMハイホーの名のもとに1つになっていたのに。
それが残念で仕方ありませんでした。
次に、王寺町にあるサテライトスタジオ。
FMハイホーの象徴的な場所です。
建物の特性上、ここはラジオスタジオとして以外の使い道は考えにくい建物です。
例えばFMハイホーが抜けた後、どこか別の放送局、または団体がスタジオとして受け継ぐのならそれもいいでしょう。
しかしそうでなかったら、
きっとこの場所は倉庫かなにかになってしまう。
それだけはどうしても耐えられませんでした。
なんとか、このスタジオをスタジオとして残していく方法はないものか?
なんとか、今のパーソナリティの皆さんが同じ放送局の名のもと、一緒に活動を続けていける方法はないものか?
この2点を解決する方法として僕が考えたことは、
「このスタジオでネットラジオ局をやろう。」
お金のことやその他諸問題については何も手立てはありませんでした。
でも、それしか無い。
これ以降、僕はそのことばかり考えていました。
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