【ラジオが好きでんねや】(20)ミキサーデビュー
FMハイホーに度々出入りさせて頂くようになりまして。
いやぁ、不思議なもんですね。
ずっとガラス窓の外から眺めていたFMハイホーのスタジオに、こうして気軽に立ち入れるようになるとは。
I局長にも色々言いたいことが話せるようになり、
ある時にひとつのお願いをしてみました。
「今度お時間がある時にミキサー操作を教えて頂けませんか?」
やっぱりねー。機械いじりがしたい。(笑)
操作方法についてはだいたいの想像はしていたのですが、それはあくまで想像ですので。
相手はなんせプロ仕様。業務用機器ですので、もしかしたら予想もしなかったような操作や仕様、お作法があるかも知れない。
そこはやはり慎重に行きました。
んで、だいたいの見当がついてきた頃、
ひとつの番組のミキサーを任せて頂けることになりました。
「ソプラノ歌手山本昌代のアートな時間」
山本昌代さんはとても立ち振る舞いの素敵な方で、
CDを頂いたりもしたのですが、まぁその迫力たるや。
とにかくすごいお方なのであります。
一度正式に番組にも出演させて頂いたことがあります。
昌代さんが「奄美と奄美の音楽の話しを聞きたい」ということでして、とても楽しくお話しさせて頂きました。
ミキサーをやる上で気を付けているのはやはりまず音のバランス。
大きすぎず小さすぎず。そして2名以上がトークしている際は、音量の差がないように気を配ります。
BGMがある場合はもちろん声とBGMのバランスにも気を使います。
ただ、僕はよく「BGMが大きい」と指摘を受けます。(笑)
僕の好みなんですよね。大手FM風をどうしても意識してしまうのです。
次に曲出しのタイミング。これは命だと思っています。
「次の曲は~~~です。どうぞ。」と言ってから一呼吸おいてスタートする。
ただし常に一定ではなく、例えばテンポのいいロック調の曲ならトークのしっぽに続けてポン!と出すし、しっとりした曲の場合は少し溜め気味にスタートする。
イントロが「バーン!」と始まるのか、フェードインで始まるのかでもベストなタイミングが変わってきます。
これは誰に言われたわけでもなく、僕のリスナー経験、そして音楽制作の経験から導き出した、僕のこだわりです。
そうやって色々考えながら番組を組み立てていく作業。
これがまた楽しい☆
喋るのも楽しいですが、やはり番組を作ること全般が僕は好きなのです。
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