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【ラジオが好きでんねや】(26)ネットラジオ局

ネットラジオ局を作ろう!

と思い立ったものの、そんなに上手くいくものではないわけです。

まずスタジオ。FMハイホーのスタジオを利用するとして、おいくら万円かかるのか?
調べると、思ったより高くはなかった。
ただし、コミュニティFMという公共性の高い利用目的だからということで安くしてもらっているらしい。

僕が個人で貸してくれと言っても同じ額にはならないだろう。

次に機材。
これはFM局に比べて格段に安上がりで済む。
極端なハナシ、パソコンとマイクだけあればいいのである。
FMハイホーの機材を流用することも出来る。

主な問題点としては、まず音楽。
FM局であればJASRACとの包括契約により、割と自由に市販楽曲を使うことが出来る。が、ネットラジオではそうはいかない。

インディーズ・ミュージシャンと直接交渉をする、もしくは市販楽曲でも例外的に使えるものはあるらしいが、数は少ない。
市販楽曲が使えないと、番組構成に大きな変化を強いられる。

それよりももっと大きな問題は、

誰が聴くんだ?ということ。

主たる目的は「パーソナリティとファン(リスナー)の接点を維持する」ことなので、旧来のファンは聴いてくれるかも知れない。

でもそれ以上の広がりを持たせるのはかなり難しい。
これは、多くのユーチューバーが登録者獲得に苦労している現実を見ればご想像頂けるでしょう。

いくら母体がFM局といえども、
お上のお墨付きを受けた「放送局」と、個人でも出来てしまう「ネットラジオ局」ではやはり格と信用度が違う。
同じ活動をしようというのはかなりハードルが高い。

実際に「コミュニティFM」から「ネットラジオ」にシフトした事例はいくるかある。
しかしいずれも、小さくない資金力に支えられて活動を行っている。
また地域の特性によっても追い風か向かい風かが変わってくる

当時の局長さん、数名のパーソナリティさんと知恵を出し合ってみるが、なかなかキビシい。

さて、どうしたものか・・・

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