【PANCRASE】フェザー級暫定王座決定戦・松嶋こよみ「このチャンスを逃さない」vs ISAO「これまでの実績は全部捨てて、この一戦に全てを懸ける」=4月15日(日)PANCRASE295 スタジオコースト
4月15日(日)「PANCRASE295」新木場スタジオコースト大会にて行われる「フェザー級暫定王座決定戦」に向け30日、松嶋こよみ(パンクラスイズム横浜/1位/9勝2敗/25歳)とISAO(NEVER QUIT/3位/22勝5敗4分/29歳)が調印式および会見に臨んだ。
フェザー級では2017年3月に田村一聖を下したナザレノ・マレガリエ(アルゼンチン)が王者となるも、防衛期限の1年を超えたため、松嶋とISAOによる暫定王座戦が決定した(2位の中原由貴は練習専念の為、辞退)。
松嶋はかねてから出稽古を重ねていたパンクラスイズム横浜に2017年4月の内村洋次郎戦後に移籍し、粕谷優介、カイル・アグオンにいずれも判定勝利。対するISAOは2017年4月マルコ・ブルシッチにTKO勝利後、8月にカイル・アグオンにスプリットの判定負け。NEVER QUITに移籍し、12月の粕谷戦で判定勝利している。
ともに練習環境を変え、さらなる出稽古も積んでいることで、これまで積み重ねてきた取り組みが「結実」のときをむかえている。PANCRASEフェザー級のベルトを巻くのは松嶋こよみかISAOか。両者のコメントは以下の取り。
————————————————————
◆松嶋「動きの幅が広がって、どういう戦いができるかを考えてこれた」
◆ ISAO「試合形式の強めの練習で自信がついた」
——最初に、試合への意気込みをお願いします。
ISAO NEVER QUITのISAOです。チャンスをいただいたので、しっかり勝って次に繋げたいと思います。応援、よろしくお願いします。
松嶋 パンクラスイズム横浜の松嶋こよみです。先のことは考えず、とりあえずこの試合に勝つことに集中したいと思っています。よろしくお願いします。
——対戦相手の印象は?
ISAO 勢いがあって、パワーがあって、最近ではしっかり考えながら勝つ試合もできるようになっている選手だと思っています。もちろん油断もしてませんし、しっかり自分が勝ちに行きます。
松嶋 昔から試合を映像で子供の頃から見ていて、そういう選手とベルトを懸けて戦えることを光栄に思っています。
——いま松嶋選手から「子供の頃から」という言葉が出て、ISAO選手の表情が変わったように見えましたが。
松嶋 あっ、そういう意味じゃないです(苦笑)。子供の頃というか、格闘技を始める前からという意味です。
——ISAO選手としては、下からの突き上げみたいなものを感じていますか?
ISAO そうですね、自分も10年くらいはやってきているので、どんどん下の選手がデビューして、ガンガントップを取ってきているので、その辺は意識して戦っています。
——Bellatorを経験した後、以前のISAO選手にあった思い切りの良さが影を潜めたように思いましたが、前戦(2017年12月)の粕谷優介戦くらいから、以前のような面がまた出てきたようにも思います。道場の移籍等もあって何か変化があったのでしょうか。
ISAO ずっとトップ戦線でやらせていただいていたので、どうしても負けられないという気持ちが上回ってたこともあって、安全圏というか、勝ちにこだわった試合をしたときもありました。でも、この間の試合は、単純に思い切って試合をしようと、いいところを出して攻めにいこうという思いで戦って、いい動きができました。そういう気持ちの面もコントロールしてできればと思っています。
——それは、NEVER QUITに移籍して変わったところも?
ISAO そうですね。安藤(晃司)代表にしっかりアドバイスをいただいたり、練習を見ていただいたりして、いい面や直した方がいいところなど、いろいろ相談しながら練習ができているので、いい環境だと思っています。
——松嶋選手はパンクラスイズム横浜に移籍して1年になります。環境の変化への手ごたえは?
松嶋 移籍して1年になって、出稽古も増やしていい環境を作れてきていますね。その分、成長したところも見せられるかなと思います。1年前の自分より確実に強くなっていると思っています。
——出稽古の内容は?
松嶋 出稽古では、ほんとうは一緒に試合に出る予定だったマモルさん(vs春日井健士が、春日井の練習中の怪我により中止に。マモルは7月1日大会に出場予定)と一緒に練習をやらせていただいたり、タケ大宮司トレーナーにムーブメントなど、自分の動きの範囲を増やせるようなトレーニングをさせてもらっています。動きの幅もどんどん広がって、フィジカルで勝つ・負けるとか、そういう以前に、どういう戦いができるか、というところを考えてこれたと思います。
——ISAO選手はKRAZY BEEでも出稽古を行っていますが、どのような面の強化を?
ISAO 自分は新しいことを覚えるというよりは、もういろいろやってきたので、自分のできる強みを伸ばして、弱いところを少なくしていく感じです。出稽古でもいろんな方と練習できているのでありがたいです。
——米国のニュージャージーで積んできた(2016年3月Nickcatone gym、ダニエル、ヘンゾ・グレイシージム等で練習)ことが、いまの環境になって活かせるようになってきた、ということもありますか。
ISAO そうですね、いろいろたくさん教わったんですけど、忘れずメモしてきたことを何回も見直してやっています。失敗を恐れずに練習してみるのは大事だと思うので、いろいろ試しています。アメリカにいたときは教えてもらったことをやってみよう、ということばかりで、全然整理できていなかった部分があったのですが、時間が空くと、あっ、これ使えるんじゃないかな、という部分がどんどん出てきて、落ち着いてできるようになりました。
——ISAO選手はマルロン・サンドロに勝って(2015年4月)、カイル・アグオンに敗れている(2017年8月※いずれもスプリット判定)。対する松嶋選手はサンドロに敗れ(2016年12月、1R TKO負け)、アグオンに判定勝利(2017年12月)しています。松嶋選手にとっては、当時とは違う、という思いもありますか。
松嶋 そうですね。何と言ったらいいか。もちろん違うということもありますし、あの試合(サンドロ戦)を通じて知らなかった部分を教えてもらったので、確実に成長していると思います。
——ところで、ISAO選手の顔の絆創膏は練習での怪我ですか?
ISAO はい。擦れただけなんですけど。でも、ハードな練習をしているので、あちこち傷だらけです(笑)。練習量も増やしている部分もあります。
——NEVER QUITでは階級上の安藤選手らともハードスパーリングをされるのでしょうか。
ISAO 何回もできませんけど、週に1回はやるように心がけています。結構、強めでやるので、試合感覚・試合形式でやるので自信がつきます。
——ISAO選手と松嶋選手には試合経験の差がありますが、その部分をどのようにとらえていますか。
ISAO まあ、だいぶ経験はしましたけど、今はもうこのベルトを獲るという時持ちで試合をしてしっかり勝ちに行く、というそれだけです。経験があるからどうこうではなく、試合は何が起こるかわからないし、強いやつが負けたりということも全然ある競技なので、自分がこれまでいろいろ経験してきたとか、勝ってきたとかという思いは全部捨てて、この一戦に全部懸ける気持ちでやるだけです。
松嶋 僕がいま、ここで経験の差をどうしようと思っても埋まらないですし、そこまで気にせず、ただISAO選手と戦って、それにただベルトが懸かっている、と簡潔に考えていて、しっかり勝ちに行こうという気持ちを持っています。
——タイトルマッチの5分5Rの対応については?
松嶋 今までは3ラウンドやってきたことを、5Rで戦うことを意識してのトレーニングの仕方だったりは、トレーナーさんや北岡(悟)さんと相談して練習を組んでいます。
——ISAO選手は5ラウンドに慣れていますが、3Rとは違う、という気持ちもありますか。
ISAO (3Rと5Rは)全然違うものだと思っています。(5Rの試合では)いくら自分が有利に試合を作っていても、時間があると状況も変わってくるし、逆にピンチになってもまたチャンスが来るかもしれない。全然違う戦いになると思います。
——5Rの経験もアドバンテージになるとは考えない?
ISAO そうですね。試合になってみないと分からないですし、しっかり練習で心と身体を作って、当日ベストな状態で挑むだけです。
——同じ4月15日の大会には北岡選手も出場します。松嶋選手との試合順が近くなると、試合前のチェックやセコンドについてもらうことが出来ないかもしれません。不安はありますか?
松嶋 それ(不安)はなくはないですけど、マモル選手が試合が無くなってしまって、マモル選手にはずっと練習を見ていただいていますので(セコンドについてもらい)、北岡さんがいないからどうとかよりも、自分ができるなかでどうやってアップして、どうやって気持ちを整えていくか。それができると思うので、問題ないと思っています。
——パンクラスのベルトへの思いをお聞かせください。
ISAO 一度巻いたことがあるベルトで、すごく歴史と重みがあるベルトだと思います。こうして、暫定ではありますけど、ベルトを懸けて戦えるので、何が何でも勝って、このベルトを巻きたいという気持ちです。
松嶋 憧れもありますし、今回は僕のキャリアの中で初めてのタイトルマッチということで、ここを逃したら……ということもずっと考えながら、いま練習に取り組んでいるので、このチャンスを逃さず、しっかりベルトを獲って、次に誰と戦うことになっても、しっかり守り抜ける選手になりたいと思っています。
————————————————————
◆PANCRASE295
4月15日(日)新木場スタジオコースト
ロビー内 OPEN 12:00 (予定)
客席OPEN 15:30 (予定)
START 16:00 (予定)
▼ストロー級 キング オブ パンクラス タイトルマッチ 5分5R
砂辺光久(王者/reversaL Gym OKINAWA CROSS×LINE)
室伏シンヤ(挑戦者/SUBMIT MMA/1位)
▼フェザー級暫定王座決定戦 5分5R
松嶋こよみ(パンクラスイズム横浜/1位)
ISAO(NEVER QUIT/3位)
▼ライト級 5分3R
北岡 悟(ロータス世田谷/パンクラスイズム横浜)
タラス・サパ(ウクライナ/Swarm Street Fighters)
▼フェザー級 5分3R
内村洋次郎(イングラム)
牛久絢太郎(K-Clann)
▼ストロー級 3分3R
早坂優瑠(CORE QUEST KUSHIRO/6位)
曹 竜也(闘心/フライ級10位)
▼ライト級 3分3R
草MAX(TEAM CLIMB)
菊入正行(NEVER QUIT)
▼ライト級 3分3R
松岡嵩志(パンクラスイズム横浜)
深谷 誠(和術慧舟會HEARTS)
※春日井健士vsマモルは、春日井の練習中の怪我により中止に。マモルは7月1日大会に出場予定。
【2018年 第24回ネオブラッドトーナメント 一回戦】
▼第5試合 フェザー級 8人制トーナメント 3分3R
齋籐拓矢(ALLIANCE)
寿 太郎(力ジム)
▼第4試合 フェザー級 8人制トーナメント 3分3R
鬼山斑猫(KRAZY BEE)※PUREBREDから所属変更
DARANI DATE(Team DATE)
▼第3試合 バンタム級 3分3R
野村優眞(NEVER QUIT)
北村侑麿(フリー)
▼第2試合 バンタム級8人制トーナメント 3分3R
大橋悠一(P's LAB大泉)
廣川懸三(ドラゴンテイルジム)
▼第1試合 フライ級 8人制トーナメント 3分3R
赤崎清志朗(香取道場)
岡野竜己(KRAZY BEE)
【プレリミナリーファイト】
▼フェザー級 3分3R
TAG(ERUPT)
加藤泰貴(RODEO STYLE)
▼フライ級 3分3R
渡辺竜也(MAX GYM/RINGS)
アンドレ・モレラ(コスタリカ/アスレティック・アドバンス)
【大会概要】
skyticket presents
「PANCRASE295」
4月15日(日)
ロビー内 OPEN 12:00 (予定)
客席OPEN 15:30 (予定)
START 16:00 (予定)
スタジオコースト
東京都江東区新木場2-2-10
入場料金
VIP:20,000-
SS: 15,000-
A: 11,000-
B: 8,500-
2F: 8,000-
C: 6,800-
立見:6,000-
※VIP(バルコニー隣接の室内で喫煙可/ストアもしくは選手経由のみで販売/限定40枚)
※ワンドリンク制(税込み500円)
・会場入り口でドリンクチケットを要購入。
※未就学児は、同伴者に膝の上に乗せる場合は無料
※当日券は一律500円増し
主催:パンクラス
特別協賛:skyticket/(株)アドベンチャー
オフィシャルパートナー:(株)ドローンネット、(株)メイクブイ・ホールディングス
後援:SAKURA BLOOM、STC GROUP、DPS、マーシャルワールドジャパン、鰓呼吸
問合せ:パンクラス 03-5339-9198
チケット発売所
パンクラス ストア
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード 594-040)
ローソンチケット 0570-000-777 (Lコード 32065)
イープラス(PC&携帯)
チケット&トラベルT-1 03-5275-2778