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【RIZIN】堀口恭司「試合時間は気にしない。やるかやられるかだけ。チャンスがあればいく」vs 扇久保博正「焦った顔を皆に見てもらって最後はタップさせたい」=7月29日(日)「RIZIN.11」さいたま

「RIZIN.11」(7月29日さいたまスーパーアリーナ)の記者会見が5月16日、都内にて行われ、【60kg契約 RIZIN MMAルール(1R10分 2R5分)ヒジあり 扇久保博正(パラエストラ松戸)vs 堀口恭司(アメリカントップチーム)】が発表され、両選手が会見に出席した。

堀口と扇久保は2013年3月の修斗世界フェザー級(60kg)チャンピオンシップで対戦し、挑戦者・堀口が王者・扇久保に2R、リアネイキドチョークで一本勝ち、王座を奪取している。

その後、堀口はUFCで世界フライ級王座に挑戦。日本に主戦場を移し、RIZINバンタム級GPで優勝した。

扇久保は2014年のVTJフライ級トーナメント優勝後、2016年には修斗で二階級制覇。米国で世界の王者が集まったTUFフライ級トーナメントに日本人で唯一参加も準優勝に終わり、UFCとの契約を獲得することが出来なかった。

5年ぶりの再戦に向け、会見では扇久保が「最後はタップさせたい」と言えば、堀口も「しっかりKOか一本で極めたい」と共に完全決着を予告した。

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◆堀口恭司「格闘技はタイミング。タイミングでしっかりKOか一本で勝ちたい」

「(扇久保との試合が決まり)前回勝っていることは関係なく、しっかり倒しに行く。

日本に帰って来た時から、今までやった選手とまたやるかもと思っていた。

(TUFでの扇久保の試合は)もうちょっとで勝てると思って見ていた。同じ日本人として米国で日本人が勝ち上がって、オッと思って。仲間意識で見ちゃった。

(5年前と今の扇久保は?)違いますね。全体的に。寝技が得意な印象。

(9月30日から開幕するキックトーナメントに支障は?)MMAは打撃も寝技も全部練習するので問題ない。

(扇久保戦は)自分も前戦から五割増しで強くなっている。格闘技はタイミング。タイミングでしっかりKOか一本で勝ちたい。

(マッコール戦が9秒KOでもっと見たかったという声に対して)試合時間は気にしない。そこを気にしたらダメだと思うので。やるかやられるかだけ。チャンスがあればやる」

◆扇久保博正「一番変わったのは戦う気持ち」

「これ以上ないぐらい最高のチャンス。5年前の試合を忘れたことはない。あの時は自分の殻に閉じ籠り自分の戦いが出来なかった。(堀口を)しっかり食って5年前の借りを返したい。

(RIZINの印象は?)高校の時からPRIDEをリアルタイムで見ていたので、あの時の熱を取り戻したいと思っていた。全身全霊をかけて皆が食い入るように観る試合を絶対にしたい。

(UFCでの堀口の活躍をどう見ていた?)「負けろ」って思いながら見ていました(笑)。(堀口が)日本に帰ってくるならやるしかないと思ったけど、キックトーナメントに出場すると聞いていたので、もう巡り会うことは無いかなと思っていた。これも運命かなと思う。

(堀口は)基本の空手スタイルは変わっていないけど、組み付かれてもいいように、レスリングや寝技も強化している。自分も色んな経験で成長して打撃も寝技もレスリングもレベルアップして全然別人になった。一番変わったのは戦う気持ち。過酷なTUFを経て周りのことが気にならなくなり、目の前のことに集中出来るようになった。

(TUF準決勝で扇久保が勝っているパントージャや優勝したエリオットがUFCと契約し活躍して悔しさは?)悔しかったけど、それがあったからRIZINで堀口選手と戦えると思う。

(60kg契約だが)調整が楽になる。堀口選手と戦えるなら何kgでもいいと思った。

(どんな試合を?)(堀口は)いつも平常心なので焦った顔を皆に見させて最後はタップさせたい」

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◆榊原委員長がRENAvs浅倉カンナ、那須川天心vs堀口恭司について言及

「(「RIZIN.11」福岡大会でRENAが浅倉カンナに再戦要求し、浅倉が回答保留したことについて ※写真・RIZIN FF)

カンナはRIZINの女王ならいつ何時誰の挑戦でも受けてほしい。RENAも7月6日のシュートボクシング(Girls S-cup)で総合の試合をやるかどうかも分からないし、シーザー会長のジャッジもある。RENAは7月に2試合やると言ったけど、そんなことが本当に出来るのかということも含めて、RENAの想いとカンナの想いが一致して環境が整えば。RENAにとっては2連敗のリスクもあるからチャレンジになる。今のままではRENAに勝ち目ない。その試合をカンナが受けられないならやめればいい。

この階級には浜崎朱加も黒部三奈もいるし、成長著しいアリーシャ・ガルシアや村田夏南子が階級を下げる可能性だってある。(報道にあったRENA vs 浅倉カンナを)スーパーアトム級のタイトルマッチにするとは言っていない。両サイドが納得すればワンマッチで7月か8月か9月か、タイミングを逃さないように。ページはどんどんめくっていった方がいい。引っ張ることなく、切れるカードはどんどん切った方がいい。

那須川天心vs堀口恭司のキック戦は勝ち上がれば大晦日準決勝で

キックトーナメント(「立ち技世界最強決定トーナメント」(仮称)8人制で9月30日(日)『RIZIN.13』さいたま大会で1回戦4試合、12月31日(月)『RIZIN.14』さいたま大会で準決勝・決勝戦)で那須川vs堀口は決勝で当たるのではなく準決勝の方がいい。天心vs堀口が見たいと思ってキックトーナメントをやるが、トーナメントなのでその対決が実現しない可能性はある。堀口がキックルールで勝ち上がるのも見てみたい。ワンマッチと違うダイナミズムがある。福岡での一撃、堀口の9秒KOは“キックのトーナメントをやれ”って言われた気がした。あの一撃を天心に見舞えれば何かが起きるんじゃないか、と。

ほか参加選手は、6月17日(日)『RISE 125』(千葉・幕張メッセ・イベントホール)で出場権を懸けた4人制ワンデイトーナメントを開催する。中国でクンルンファイトを見てきたけど、いい選手が何人かいた。61.5kgで優勝した(ワン・ウェンフェン)彼はちょっと大きいけど、大雅に勝った選手もいい選手だった。中国からは今回、とてつもない選手が送り込まれてくる。近々タイへも行ってきます」

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◆7月29日(日)「RIZIN.11」
さいたまスーパーアリーナ
開場・13時30分 開始・15時

▼60kg RIZIN MMAルール(1R10分 2R5分)ヒジあり
堀口恭司(アメリカントップチーム)
扇久保博正(パラエストラ松戸)

【出場予定選手】
那須川天心、ミルコ・クロコップ、川尻達也、矢地祐介、イリー・プロパースカ

【チケット】
VIP席:100,000円《特典付き》
SRS席: 20,000円
S席: 10,000円
A席: 6,000円 

発売日
公式サイト先行 http://www.rizinff.com/
5/14(月)12時~5/20(日)18時
一般発売 6/10(日)10時

問い合わせ
RIZIN事務局
03-5772-3223

年末、同門で幼い頃からの生徒でもある浅倉カンナの優勝を祝福する扇久保。5月13日には修斗で松根良太らと岡田遼のセコンドについていた。

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