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シャニマスのアイドルのサインを書いてみよう。


ある日、私は悩んでいた。

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シャニマスって難しい…
アイドルのこと、何にもわからん…

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絵とか文章は書けないし、参ったな…。

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あれ、なにか聞こえる。
「…い…な…」
「…いん…なよ」
「サイン書きなよ」

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もしかして…アイドルのサインを書けば何かわかるかも…?

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やってみるぞ!

というわけで、283プロ所属アイドル全員のサインを書いてみます。


注:この記事を書いてから、鎧坂さんの「シャニマスアイドルのサインを模写する」という偉大な記事の存在を知ったので、何卒ご容赦ください。何事にも先人というものはいらっしゃるのですね。


とりあえずサインを書こう

書いてみたサインがこちら。

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自分で言うのもなんだが、結構うまい


だが、これには理由がある。

1, 手本を見ながら
2, 手直ししながら
3, 難しいところはゆっくり

書いたのである。iPadを使ったのでこの書き方ができた。

しかし、実際のサインは

1, 何も見ずに
2, 修正の効かないサインペンで
3, 素早く

書き上げなければいけない。アイドルたるもの、サインを求められたときに即座に応える必要があるのだ。アイドルって凄い。めっちゃ練習してるんだろうな。283プロのサイン会などに行ったときにしっかりと感謝する必要がある。


サインの考察

その後もサインを何度も書いてみると、それぞれのサインに表れるアイドル達の個性が読み取れてきた。以下にその考察をまとめる。ちなみに、私はデザインとかそういうことを学んだことはないので、素人意見だと思って優しい目で見てください。

イルミネーションスターズ

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・櫻木真乃(難易度:A)
ひらがなでフルネームを書き、鳥の羽根をあしらったサイン。
言っちゃあなんだが、あまり字が上手くない気がする。それがとても高校1年生の女子らしさがあって、等身大のアイドルという印象を受ける。
この絶妙な字の下手さを真似するのがかなり難しい。羽根を細くするのも難易度が高い。

・風野灯織(難易度:B)
漢字でフルネームを書き、「風」の最後を伸ばすというサイン。
工夫が一点かつ大げさでないところが、灯織の真面目かつ不器用なところを表している。だが、伸ばすことで風を連想できるのはかなり良いデザインであると思う。イルミネの2人と一緒に考えていそう。
ある程度上手な字なので、真似するのも大変ではない。文字の角がきちんと閉じているので、勢いで線がはみ出さないようにすることが大事。

・八宮めぐる(難易度:C)
ひらがなで名前のみを書き、「る」の最後を大きく回している。さらに、ハートを2つ書き加えたサイン。
めぐる、という名前を「る」の最後を回すことで強調しているのが非常に良い。また、ハートにも女の子らしさがある。
とても書きやすいサイン。


アンティーカ

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・月岡恋鐘(難易度:B)
ひらがなでフルネームを書き、うさぎのシルエットをあしらったデザイン。
ハートで女の子らしさをアピールしつつ、うさぎと月という親和性が高い組み合わせも名前に合っていて、非常に良い。アイドルを目指し始めたころから考えていたのかもしれない。
丸文字を意識する必要があり、最後の「ね」のハートを書くのが少し難しい。

・田中摩美々(難易度:C)
ひらがなで名前のみを書き、それを繋げたサイン。
ひらがなで書くことで「まみみ」という名前の語感の良さを際立たせている、シンプルながらもインパクトのあるサイン。摩美々はこれをさっと考えたのか、じっくり考えたのか、意見が分かれるところである。
非常に書きやすい。

・三峰結華(難易度:S)
漢字でフルネームを書き、そこにトレードマークである眼鏡やキャップなどを組み合わせたサイン。
嘘サインその1。デザイン自体はかなり良い。シンプルな線でトレードマークを取り入れ、「三」を口にするデザイン。三峰のセンスの良さがうかがえる。だが、これは盛りすぎである。書くのにすごく時間がかかる。これは絶対に、中学校からの構想が煮詰まった結果だろう。
丸文字、書き順、デザイン、意識するところが多すぎるのでものすごく難しい。☆をたくさん書くのが特に大変。

・幽谷霧子(難易度:B)
英語の筆記体でフルネームを書き、そこに少し工夫が加えてあるサイン。
筆記体と言っても「k」は一筆で書いていないので、そこに丁寧さが感じ取れる、霧子らしいデザイン。「i」の点は赤十字を意味しているのだろうか。さらに、(自信はないが)最後の「o」はあえて中に線を2つ書くことで絆創膏の様になっているのかも。
「k」を勢いで書いてしまいそうになるので、そこを意識するのが少し難しい。

・白瀬咲耶(難易度:A)
漢字でフルネームを縦に書き、少し走り書きの様になっているサイン。
漢字の省略や線を延長することによって、咲耶のスタイリッシュさが表れているサイン。走り書きのせいか、少し字が乱れているのがポイント。「瀬」の頁の下の点がないのは何故なんだろう。それにしても、名前がかっこよすぎ。
線の乱し具合とデザインの両立が困難なため、難易度が高い。


放課後クライマックスガールズ

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・小宮果穂(難易度:A)
ひらがなでフルネームを書き、それを流れ星で囲んだサイン。
小学生らしいデザイン。果穂の明るさがよく表れている。少し幼さを感じられる字がとても良い。これから成長していくにつれて、デザインが色々と変化していくのだろう。
字を真似するのが難しく、さらに大きい星も書くのも難しい。

・西城樹里(難易度:B)
漢字でフルネームを書き、それを1つの線でつないだサイン。
「アタシはこれくらいでいーんだよ。」と言っていそうな、シンプル寄りのデザイン。とても樹里らしい。それ以上言うことはない。
同じく漢字横書きの灯織とは異なり、線の端は飛び出したりしている。
つながっている線の長さに気を付けること以外は、そこまで難しくない。

・園田智代子(難易度:B)
英語で名前のみを書き、それをチョコレートで囲んだサイン。
チョコアイドルを前面に押し出したわかりやすいサイン。チョコレートのパッケージがシンプルながらかなりわかりやすく、洗練されたデザインである。
一見複雑そうに見えるが、四角形を組み合わせるだけなのでそこまで難しくはない。アルファベット部分も、マーカーの太いほうをうまく使えば簡単に書ける。

・杜野凛世(難易度:S)
漢字でフルネームを書いたサイン。
非常に達筆であり、おそらく筆ペン、あるいは毛筆で書かれている。凛世にとっては普段通り名前を書いているだけなのだろう。工夫は殆どないが、大和撫子を連想させる、凛世にぴったりのサイン。
真似できない。楷書と行書の中間の字(?)で書かれているため、単純な真似をしないと難しい。書道教室に通う必要があるかもしれない。

・有栖川夏葉(難易度:C)
英語の筆記体でフルネームを書き、少しデザインを加えたサイン。
夏葉の自信が見て取れる、非常に美しいサイン。王冠をつけるなんて、彼女か王様にしかできないだろう。
私の書く筆記体と非常に似ているため、かなり書きやすい。


アルストロメリア

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・大崎甘奈(難易度:B)
英語で書いた名前と漢字の「甘」を組み合わせ、キャラクターにしたサイン。
「甘」という漢字を上手にイラストとして生かしており、かつアルファベットと組み合わせることで、他には例のないサイン(甜花は除く)として仕上がっている。
「Mana」を書くのが地味に難しい。全体のバランスも考慮する必要がある。

・大崎甜花(難易度:C)
様々な形で名前を取り入れた、デビ太郎をモチーフとするサイン。
甘奈のサインと出発点は同じものの、自身の好きなデビ太郎をモチーフにすることで個性を出している。左目は一見「甘」だけに見えるが、口から出ている舌を組み合わせることで「甜」の字になっているところが非常に素晴らしいデザイン。手も「ン」と「カ」によって表している。
そこまで難しくはない。

・桑山千雪(難易度:A)
英語の筆記体で名前のみを書き、手を振るクマ(?)をあしらったデザイン。
大きく伸びる曲線が、千雪の女性らしさを表している。クマを取り入れることでかわいさもアピールしているのが侮れないところ。
字を書くのは簡単だが、Cにつながる円やクマから延びる曲線を書くのが非常に難しい。見た目に反してかなり難易度が高い。


ストレイライト

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・芹沢あさひ(難易度:C)
英語で名前のみを書き、朝日が昇る様子を組み合わせたサイン。
あさひの天賦の才が光る、シンプルながらも名前の意味を捉えたデザイン。たぶんあさひはサインを考えろと冬優子に言われて、一発でこれを提出してきたのだろう。幾何学的な組み合わせで再現度が高いところも素晴らしい。
ものすごく書きやすい。

・黛冬優子(難易度:S)
ひらがなの「ふゆ」を縁取り、ハートを多く組み合わせたサイン。
嘘サインその2。デザインはかわいらしさが非常によく表れており、実に冬優子らしい。だが、ものすごく込み入っていて、再現度が非常に低い。縁取りのバランスを少し崩しただけで、文字の認識が狂ってしまいそうである。左の塗りつぶされたハートの中の「xoxo」はサインペンでは再現できないので、極細の修正ペンなどを用いているのだろうか。「xoxo」はhugs and kissesという意味のスラングらしいので、冬優子…ってなっちゃう。
非常に書き辛いことこの上ない。時間もかかる。

・和泉愛依(難易度:C)
英語の筆記体で名前を書いたデザイン。
Simple is best.を体現したようなデザイン。愛依の舞台上で見せるクールさと非常によくマッチしている。地味にMとeは繋がっていないのだが何か意味はあるのだろうか。冬優子と一緒に考えた案であってほしい。
全てのアイドルのサインの中で最も書きやすい。ありがとう。


ノクチル

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・浅倉透(難易度:C)
漢字でフルネームを縦に書いたサイン。
多分、いや絶対に、名前を普段通り書いただけである。そうじゃないと浅倉透ではない。
字体を真似するだけなので、難しくはない。

・樋口円香(難易度:C)
カタカナでフルネームを書き、それを繋げたサイン。
多分、円香は2日以上は悩んでこのサインにしたと思う。基本的に直線のみで構成されているので、かなり再現度が高い。そういうところが円香らしい。
簡単。

・市川雛菜(難易度:C)
ひらがなで名前のみを書き、それに顔を付け加えたサイン。
雛菜らしい、シンプルながら一目で可愛いとわかるデザイン。授業中とかに考えたんじゃなかろうか。顔はユアクマですね。
これも簡単である。

・福丸小糸(難易度:A)
漢字でフルネームを書き、その上にうさぎを書いたサイン。
柔軟さを出すのが苦手な、小糸らしいアレンジの少ないデザイン。小糸もあまり字が上手いとは言えない。よく見るとうさぎの顔が少し歪んでいる。
字を再現するのが難しい。

もしかして、ノクチルはサインをみんなで考えようの会を開いたんじゃないか?

「やは~、円香先輩のサインつまんなーい」
「うるさい」
「いいじゃん、シンプルで」
「雛菜はどうなの」
「雛菜のは~、これ~!」
「雛菜ちゃんの、かわいいね!!!」
「小糸ちゃんのも見せて~!」
「ぴゃっ!私のは、まだ考え中で…」
「あは~、名前だけ~」
「足したらどうかな、うさぎとか、上に」
「雛菜もそれさんせーい」
「ほ、ほんと!?円香ちゃん、どうかな!?」
「いいんじゃないの」
「みんな…あ、ありがとう!」
「浅倉はどうするの」
「私は、これ」
「す、すごいね!」
「透先輩、芸能人みたーい」
「でしょ」
「はぁ…」


シーズ

(透過画像を用意できなかったです)

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・七草にちか(難易度:C)
漢字でフルネームを書き、それにアレンジを加えたサイン。
字の簡略化と「草」の字のアレンジなど、かなり「らしい」デザイン。多分、にちかはアイドルのサインに憧れて、小さいころからサインの練習をしていたのではなかろうか。
難しそうに見えるが、かなり書きやすい。

・緋田美琴(難易度:C)
繋げて書いたイニシャルと、漢字でフルネームを書いたサイン。
イニシャルを一息に書き、最後に漢字で名前を走り書きするかなり実践的なサイン。昔からサインを書いてきて、このサインに落ち着いたのだろうという洗練されたデザイン。昔のサインも見てみたいな。
かなり書きやすい。


まとめ

難易度をまとめると次のようになる。

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これはあくまで「私が真似して書いてみた結果」の難易度である。アイドル本人たちからすれば自分の字を書くだけなので、難易度の差というものは大きく表れないだろう。だが、三峰と冬優子のサインは誰からしても難しいと思う。サイン会とか大変じゃないのかな。ストレイライトは愛依とあさひが爆速で書き終わるので、冬優子の前にたくさん色紙が積みあがっていく。冬優子がどれだけ速く書けようとも線の多さとデザインの複雑さが仇となる気がする。頑張れ冬優子。ノクチルとかシーズはみんなさっとかけそうなデザインでいいな。

サインを書いてみて、そこから滲み出る彼女たちの個性を感じ取ることができたのは大きな収穫だったように思う。アイドル達はきっとサインを書く機会がこれから何度もある。その多くはファンに向けてになるだろう。サインは、単なる文字や記号の組み合わせかもしれない。けれど、そこに意味を乗せることができるのは、彼女たちの努力や活動に他ならない。その意味をファンが理解し、サインに価値を見出してくれたら嬉しいですね。ファンレターの返信の隅に小さいサインが書いてあったらめっちゃ嬉しいな。

みなさん、是非とも担当アイドルのサインを書いてみてください。

それでは、次回「アイドルのサインをグッズに書いて実在性を感じてみよう」でお会いしましょう。


※アイドルのサインの透過画像は以下のサイトからお借りしました。

https://twitter.com/i/events/971438603782963200




ちなみに、サインの特徴を理解するためにかなり練習しました。
(画像は一部)

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サイン1つを何も見ずに10~15秒くらいで書けるようになりました。(それでも三峰は40秒、冬優子は1分以上かかるってマジ?)


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