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すんごく久しぶりにフリー雀荘に行ってみた

フリー雀荘行きました。すごく久々です。
フリー雀荘は20年くらい前に2年くらい通っていました。ネット麻雀も2年くらいハマってました。両方ともなんとなくやめていました。
しばらく麻雀離れていたのですが最近YouTubeでギャンブル系の動画(麻雀やポーカー等)を観ているうちにリアル麻雀を打ちたくなりました。


自分のフリー雀荘歴

20年前のフリー雀荘の空気を知る範囲で書いてみます。

フリー雀荘は超ローカルな場です。
常連のサロンです。大きな駅前のチェーン店と場末の個人店で濃淡の差こそあれ性格は基本は同じです。

ネット麻雀とここが大きく違います。
人気のネット麻雀は数千人が同接して、まさに不特定多数との対戦となります。オールカマーです。そしてお互いに顔を合わせることもなければ会話をすることもありません。対戦中に不愉快なことも少ないし逆に面白いことも少ないです。

フリー雀荘は全くその逆です。
ほとんどの対戦相手はそのうち顔見知りになります。大人のサロンとして楽しいコミュニケーションもあれば不愉快な出来事もあります。
あれのやり取りもあり表面は穏やかでも少しピリピリしてます。負けて熱くなっている人も勝って気分良い人もずっと顔を突き合わせています。大なり小なりトラブルやトラッシュトーク(煽りや口喧嘩)は発生します。

自分が20年前に通っていた雀荘は都内の繁華街の雀荘です。
店長もメンバーもしっかりしてマナ悪常連が巣食う店ではありませんでした。でも都内繁華街らしく職業何?という人も結構いらっしゃいました。所謂カタギではなさそうな方もいらっしゃいました。
そこは半年くらい勝っていましたが運勝ちでした。達者な方が多くレベル高い卓が良く立つと感じマイナスになる前にと撤退しました。

次に地元のもう少し優しいレートの店に行ってみました。
常連の高齢者が集っています。
そこで字牌ドラあまり絞らない、三つ晒して安い手上がる、愚形リーチガンガンかける、そういう麻雀やってたんですけど嫌がられました。
自分はルール違反してないしマナーも守ってるし何が悪いの?と内心思っていたし相手からしたら村の掟に従わないよそ者でしょう。
常連サロンに異分子の参入です。
若い客が欲しい店長やメンバーには歓迎されたと思うのですが(20年経った今は私もおじさんです)常連に煙たがられている雰囲気を感じました。それほど通わずに行くのをやめました。
溶け込む若者も居ますが決まって愛嬌あるタイプでした。上司や上級生に可愛がられそうなタイプです。

フリー雀荘色々な人と打てる世界かなと思っていましたが違うんです。地元の常連が集う飲み屋と同じです。
フリー雀荘は常連が売上の大半です。見知らぬ誰かが次々と訪れてかわるがわる打つという広いマーケットではありません。

麻雀を競技として楽しみたい人と常連同士のコミュニティを楽しみたい人とは利害が対立する面があります。部活動で勝利目指すガチ派とエンジョイ派の対立みたいなもんでしょうか


そして20年ぶりのフリー雀荘

しかしYouTubeに刺激され思い立って20年ぶりのフリー雀荘行ってみました。大きな駅前の大手チェーン店です。

そこの店だけの印象ですが早速ですが昔と変わった点を。

・まずマナーが良くなってます。
アガリとテンパイで牌倒す時マンズの上下揃えられてすごくキレイに理牌されています。
自分は理牌しますが牌の上下揃えるのやりません。
もしかして自分マナ悪?
・強打マンいません。
・止めたおじさん、アガリや流局の度に「やっぱり4ピン当たりか止めたよ」これいません(ほんとは一人いた)
・他人のアガリ批判と口三味線を厳しく禁じています。
そのためか卓上の会話が激減してます。仲間内の麻雀なら色々言いますよね「よくそんなリーチかけるね」「それ押すのかよ」この手の発言は批判や三味線に繋がりかねないので自然とほんとに仲良い常連同士以外無言になります。
・ドラポン、赤牌に鳴きが入ると舌打ちおじ(昔は結構いた)いません。
・メンバー(店員)も打ち方自由です。
フリー雀荘は客が4人揃わないと店員が入って打ちます。店員の打ち方にはモロ引っ掛けしない地獄待ちしない着順変わらないアガリしないとか昔は制約いっぱいありました。
もちろんこれは店によってはまだあるのかもしれません。

・新顔に当たりがキツイ常連おじ(自分もおじさんだけど)まだいた。それでも20年前の常連おじに比べるとかなりソフトです

・名前は最初偽名で名乗ったんですが身分証明書提示求められて本名名乗り直しました。いやー恥ずかしい。しかし風俗と雀荘は偽名名乗るもんでしょ。20年前とノリが変わりすぎですわ。

クリーン化とトラブル回避。そしてマナー良化と全般にネット麻雀化が進んでいます。
上記は駅前大手チェーン店での話です。

郊外個人店にもフラッと行ってみました。
ここは20年前の感覚残っていました。
店内はタバコ臭く、局ごとにあれはどこれはどうだったと感想戦が始まり、イライラすると打牌強打する人もいて常連はワイワイお喋り。
そして喫煙者にとっては貴重な憩いの場になっているようです。タバコの煙と匂いすごくて気分が悪くなりました。これからは禁煙店以外は行かないつもりです。


ネット麻雀の問題点

さて不特定多数の面子が集まり強い人とも24時間ガンガン打てる。常連に溶け込む手間もいらない。ネット麻雀最高。事実ですが問題点もあります。

これはコンビ打ちです。ネット麻雀打ち込んだ人はたいてい遭遇したことあるんじゃないでしょうか。
コンビと言っても実際に2人で組んでいるのではなく1人が複数端末を操るパターンが殆どです。深夜から早朝など人が少ない時間を狙って同卓率を上げます。
そしてトスや差し込みを行いトップ率の激上げを狙います。
コンビやる人はおそらく普通に打って勝てる雀力です。複数垢を制限時間内に操作して片方を勝たせるには実力が必要です。
なぜやるか、目的の一つは時短です。
ネットゲームで強いキャラを作るには長い時間が必要です。ネット麻雀でいうとレベルの高い上位卓で打てるアカウントになります。
複数垢を使い片方に勝ちを集めると一つの垢で黙々と打つより遥かに短い時間でネット麻雀の上位卓で打てる垢が作成できます。
自己満足かもしれないしアカウントを売って金にするケースもあるでしょう。でも真の目的は勝って気分が良いからなんでしょう。ありえないレベルの勝率出せます。

ノーレートのネット麻雀で不正をするのか疑問の人もいるかもしれません。でも同じくノーレートのネット将棋での不正(ソフト指し)の蔓延やネトゲのチートの多さを見れば分かるでしょう。
人は勝利するのが大好きなのです。
逆にチートを行うプレイヤーからすると「公正に勝つ」という普通の人の感覚は彼らからすると意味ない縛りでしょう。チートすれば勝てるし気分良いしでなんでやらんのという感覚なのでしょう。

麻雀業界の大きな流れとまとめ

リアル麻雀はやはり楽しいです。
実際に牌を触っての感触や並べたり切ったりの動作が楽しいのではと思います。こればかりはネット麻雀にはありません。
そして雀荘業界全体にクリーン化とネット麻雀に寄せていく傾向です。マナーも厳しくなりました。またノーレート雀荘が増えて賭ける雀荘は減っています。ネット麻雀やMリーグで麻雀に入った層を雀荘に取り込むための方向性でしょう。
そして今あれをやりとりする雀荘では三麻雀荘がどんどん出来ています。
三麻手が入りまくるし派手で楽しいんですよね。
しかもウーソーウーピンが全部ドラのルールが主流で倍満がバンバンでます。
店からしても3人来れば卓が立つしメンバーも少なくて住むし1ゲームの時間は減るでメリットあるんですよね。

まとめ
雀荘のクリーン化ネット麻雀化傾向
三麻ブームが到来しつつある。


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