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物語の概観

エヴァンゲリオン世界の概観について考えをメモります。

登場人物の関係

リリスVSリリンVSアダム
誰が地球を支配するかの椅子取りゲーム。

アダム
 → リリス:サードインパクトを起こしてリリスを滅ぼしたい
 → リリン:シンジくんを助けたいのでリリンを救います

リリス

 → リリン:私に還りなさい
 → アダム:私と一つになりなさい

リリン

 → リリス:リリスの身は守るが補完されたくない・補完されたい
 → アダム:(時が来るまで)リリスに近づくな!

リリンの思惑それぞれ
碇ゲンドウ・ゼーレ
 → リリスに補完されてもう一度碇ユイに逢いたい。
シンジくん他みんな
 → 補完はいらない。独立して生きていきたい。
加持さん
 → 世界の秘密が知りたい。


この関係を踏まえた時系列を以下にまとめる。

1 ゼーレが運命を仕組む

新劇場版、旧劇場版が始まるより前の時間。
碇ユイ(綾波ユイ)がゼーレに所属する。(未確定)
六分儀ゲンドウ(碇ゲンドウ)がゼーレに所属する。(未確定)
京都で碇夫婦が結ばれ、人類補完計画が動き出す。
ユイさんがシンジくんを身籠る。

2 一話完結の最初らへん

1 シンジくんが第三新東京市に入り、綾波レイの幻覚を見る。
その時点で第三新東京市にはリリス+リリスの卵(黒き月)・エヴァ初号機・使徒サキエルさんが揃っている。
そこへシンジくんが来た時点で人類補完計画が始まった。
補完がうっすらと始まった象徴として綾波レイの幻覚を見た可能性。

2 使徒がリリンに興味を持ち始める
エヴァに倒されるたびに使徒が滅ぼすべきリリスの子であるリリンに興味を持つ。(決定打はレリエルさんかな!?)

3 使徒がリリンの味方になる

アダム・使徒は生存競走において元々欲がない。この宇宙の法則に逆らって自然発生していない謎の存在リリスを滅ぼすことが目的。そのリリスの子であるリリンに興味を持って近づき、好意を抱くことでリリンの味方になる。

4 アダムの敗北 リリスの補完

アダムと並列化してるカヲルくんがシンジくんの願い(補完の否定)を助けようとして失敗したため、どうせなら自分(たち)もリリスに還ってシンジくんと同じ場所へ逝きたいと願った。
 →カヲルくんが唯一絶対の自由を行使する(自殺)ことでリリンとして死ねばそれが叶う。また、それが可能な運命をそもそもゼーレに仕組まれていた。
 →そんな仕込みを許しているゼーレが補完計画を承認した時点で…カヲルくんは負け確だった…(懺悔ちゃん号泣!)

アダムの目的考察

アダム「アダムより生まれし者はアダムに帰らねばならない」

アダムに還るのはリリスによる補完でなく、対消滅のようなもの。リリスとリリンを除いたこの世すべてのモノがアダムの肉体たりえる。すなわち全宇宙の物質はアダムという一つ=原始宇宙に還るということ。
関連事項:レリエルさんの本体は別宇宙でありディラックの海であった。レリエルさんはある種別宇宙における使徒がアダムに還りつつある状態だった可能性。三次元以上の立体の影(射影)は三次元における立体になる。美しい立体である球を影とするような本体がレリエルさんの真の正体だったのかも知れない。
(注:物理学において場の量子論が出てきたおかげで、ディラックの海という概念で反物質・負のエネルギーを捉えることはなくなった)
リリスはリリンが行き着く最期のカタチ、アダムが全てを包括するが、リリスはリリスで観測者全てを包括するんだなも……