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礼儀を収集する - 夢日記

夜、湖の浜辺を歩いてたら棺桶のような四角いコンクリの箱に水を溜めて、干し芋のようなシルエットの黒い何かを沈ませている人を見かけた。
箱の水面には月光が注がれている。

近寄って、何してるんですか?って聞いたら「ここに礼儀が貯まるのを待っています」って言われた。

湖を見やると湖面は波面のうねりをかたどったまま凍っていて、中には緑の藻やヘドロが詰まっていた。

「失望はこんなにあるのにねえ」と話して私はその人と別れた。