その男、凶暴につき
その男、凶暴につき を 4年ぶりにみた。
4年ぶりに見たらクリアに見れた。4年まえは死ぬほどガキだったからね、今も成熟してないガキだけど20代後半だしな!
とにかく面白かったので感想書きます。
その男、凶暴につき
↑正味、映画の中で1番面白いです
なんていったら良いんだろう。
そもそも多分脚本がすごく面白いんだと思うけど、やっぱ北野武って天才で、暴力とユーモアが共存してる。
けど全然ボケってわかる感じでボケてるわけではない。前半はそんな感じなんだけど、だんだんヒリついていく感じ。
あとやっぱり、北野武そのもののセクシーさが尋常じゃない。
暴力とユーモアがあるからこそセクシーに感じるのかもしれないけど、その3つのバランスが尋常じゃない。
後輩に「前から聞こうと思ってたんですけど、なんで警察官になったんですか」ていう質問に「知人の紹介」っていつものビートたけしの感じで答えてるシーンがあるんだけど。
これまじでめっちゃくらったね。
「前から聞こうと思ったんですけど」と言われるくらいの暴力性、「知人の紹介」と答えるユーモア、ちゃんと答えてくれないからもっと知りたいと思いたくなるセクシーさ。
どういうこと?これ生で正面から浴びるとパンクしちゃうだろ!
あと北野武の死生観がわたしと合う。わたしと合うってお前誰だよってなるけど合うもんは合う。
その男〜とソナチネと3-4x10月しか見たことないし、インタビューも見たことないからわかんないんだけど、
急に人って死ぬし死ねるし死んだらそこで終わりで、生活の中にずっと死は彷徨いている感じ。
映画の中でも全然関係のない通行人の女性に弾が当たって別に死ななくても良いシーンで死んだり、撃たれてもあんまり死なない強い人が後ろからの弾であっけなく死んだりする。
「あんまり死ぬのを怖がると、死にたくなっちゃうんだよ」ってソナチネの台詞であるけど、確かにそうだな〜いや〜その感覚言葉にできんのつよ!
あとこれは別にコアの部分の感想ではないんだけど、みんながち強いのね。
撃たれても殴られても絶対に「痛い」って言わない。すごすぎ。やっぱ暴力性を売りにして生きていくためには相手に弱さ見せちゃダメだから言えないのかな。
あとみんな死ぬほどタバコ吸ってる。あんな吸うんだ喫煙者って。喫煙できない人って暴力家になれないのかなっていうくらいに吸ってる。
あー、マジで面白い映画だ。完璧だ。
他にもカメラの使い方とか色々感動したんだけど、もう力無いから書くのやめる!!!!!!!
とりまめちゃくちゃ面白いからDVD欲しい😍👍👍👍👍
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