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diptyque Saint Germain 34
HERMES の香水はどれも軽くて好き。
とは言っても、それが同時に物足りないところでもあるのだけど。
軽過ぎて余韻がなさ過ぎる。
ここだけの話、ボトルにも全くそそられない。
私をデザイナーに起用すれば良いのに。
馬具屋さんなんだからもっともっと馬に因んだものを作れば良いのに。
私にとって見た目はとても大切。
ボトルは中身の香水を語るだけの魅力を持った見た目であって欲しい。
ボトルに惚れ込んでこの間手に入れたdiptyque の Saint Germain 34 はさすがに重過ぎて夜以外はつけられないな、と思う。
あんなのオフィスでつけられた日には公害である。
満員電車の中、半径5メートル以内に立ち入るならばガスマスクが必要なレベル。
纏った瞬間に空気にさらわれて肌の上には何も残らないのに、そのくせ目に見えるものと同じくらいにその人を印象付ける。
それにしてもにおいを纏うというのは、まるで燃やした万札で煙草の火を点けるが如く、酔狂で贅沢で粋な行為ですこと。
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