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C.F.嫌がらせは可能なのか?

※このnoteはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。

とある架空のクラウドファンディングのお話です。

企画者が「支援者にアンチがいる」「嫌がらせされるかも」と発言したとします。
あなたは「嫌がらせ目的の支援者なんかいない」「嫌がらせなんてしたくてもできない」「嫌いな相手にお金は普通使わない」などと思うかも知れません。
けど少なくともとあるクラファンに限ってはそれはないやろと思ったのでまとめました。

なおここでの嫌がらせ=ハラスメントの定義は、行為を行った側の意図は関係なく受けとった側がハラスメントと感じることとしています。

Q.とあるクラファンて…
A.お察しください

アンチ対象に身銭を切る人なんていない?

アンチあるいは愉快犯が金銭を含めたリソースを対象に割く事案は多数あります。

・ギフトテロ(公開欲しい物リストを利用して不要な物を送りつける)
・動画配信者を投げ銭で破滅的行為へ誘導
・実在芸能人を対象とする性愛妄想同人誌を本人や事務所に送付
・ネット炎上者の自宅凸などリアル絡みの嫌らがせ行為

対象を個人から組織や属性に広げればそれこそ事例に事欠きません。
とあるクラファン企画者は本人の意図とは関係なく、一部の者からある界隈のオタクルール撤廃派代表かの如く祭り上げられており、ルール厳守派からは反勢力の急先鋒と見られてヘイトを一身に受けている立場です。

嫌がらせ目的で支援は普通しない?

一般的なクラウドファンディングならそうかも知れません。
しかし今回に限っては“一般的”には当てはまらない事柄が多すぎます。

企画者当人の要因
・企画者が多数の方面に多数の迷惑をかけ多数の恨みを買っている
 →粗探しがされやすい
・企画者の社会性、金銭感覚、気質から推し量れるクラファンへの理解度
・ろくな推敲もせずに見切り発車したと思われる雰囲気
 (実際、募集期間終了後に勢いでやったとも取れる発言がある)

企画内容から来る要因

・企画者が想定していたであろう規模を大幅に超えた支援者数と支援金
 →少額/少人数なら多少のトラブルはなあなあで済ます解決もありえた
・上記による注目度の増加
 →いわゆるヨクシラ勢の参入、粗探しの加速
・訴訟系クラファンはリスク大
 (理由については多数の方が言及しているため割愛)

このような状況は客観的に見て大トラブルが発生する可能性が極めて高いと推察できます。
支援の最低価格が300円と安価なこともあり、あわよくばそれをウォッチできる、延焼の後押しができるかも、との下心から支援した者がいたとしても何らおかしくないと思われます。

いろいろあります嫌がらせ - バラす

リターンが支援者限定公開の場合、それをスクショなりしてバラせば嫌がらせになります。
公表されても問題ない情報だとしても、そういうことをする人物が支援者の中にいると認識させること自体が企画者の不快感を高めるでしょう。
また、こんなことが書いてあったと虚偽の内容を流布するやり方もあります。

いろいろあります嫌がらせ - 質問する

企画者は一般的なクラウドファンディングであれば何ら問題ないような質問を嫌がらせと認識しています。
企画者のキャラクター性を理解している者ならこうなることは容易に想像できたでしょう。
善良な支援者のフリをしてごく普通の質問をし、それが運良く拒絶されればそのさまを公表することで企画者の人となりを喧伝することができます。

いろいろあります嫌がらせ - 応援する

企画者は何故か収支報告することを完全拒否しています。
ならば企画者に寄り添い応援する立場であるかのように振る舞い「収支報告いりません」と後押しするだけで良いでしょう。
運が良ければ企画者が勝手に危機的状況に陥るかも知れません。

いろいろあります嫌がらせ - 誘導する

あるいは批判的立場で「収支報告してください」「した方がいいですよ」と言及すれば良いでしょう。
行動をコントロールされることを異常に嫌悪する企画者に対して、企画者から見ればアンチの者からお願いをされれば意地でもそんなことするものか、と頑なにさせることができるかも知れません。

何ならクラウドファンディング開始前から批判的な立場だった人に「支援しました」と表明されること自体が企画者にとっては嫌がらせとなるでしょう。

いろいろあります嫌がらせ - 公的機関に頼る

クラウドファンディングに支援したけど企画者が収支報告してくれないんですが。。。と公的機関等に相談に行く…のはまったく問題のない正当な行為です。
が、企画者から見れば何も問題ないにもかかわらず大騒ぎして無関係な人たちまで巻き込み騒ぎを大きくしている、と捉えられるため結果的に嫌がらせになりそうです。

そしてもし仮に何らかの法的措置が取られたとしたら、それはまあ身から出たサビというか、でしょうね、という感じですがまあとにかく企画者から見れば「返金対応までしてるのに外部機関を介入させるなんて嫌がらせ」になるんじゃないでしょうか。

いかがでしたか?

少なくともとあるクラウドファンディングに関しては、原因は企画者の自滅だとしても、そのずさんさや人柄を利用すれば数々の嫌がらせが可能である、と言えるのではないでしょうか。
そして社会通念上まったく問題ない行為であっても、企画者にとっては嫌がらせとして受け止められているのかも知れません。

※このnoteはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。

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