見出し画像

一人勝手に回顧シリーズ#ポール・バーホーヴェン編(4)#スペースシップ・トゥルーパーズ/地球外の敵

【映画のプロット】
▶︎地球連邦軍に入隊
地球連邦軍への入隊を勧誘するCMが流れる。
"クレンダス星"から、地球に向け、惑星が放たれる。地球側は、見事に迎撃する。
"クレンダス星"から中継。リポーターの兵士が、巨大なカマキリのような生物に、挟まれる。銃撃で昆虫を倒す。その間にも、兵士が昆虫に襲われる。
敵は、"クレンダス星"。

リコは、社会の授業中、落書きをして、教師に怒られる。恋人のカルメンに、タブレットに描いた絵を送るが、カルメンにいたずらされて、返される。
リコは、成績は悪い。クラスには、リコに熱い視線を送る女の子がいる。
理科の授業、巨大なダンゴムシのような"スナカブトムシ"を解剖する。カルメンは、気持ち悪くなり、吐く。
リコは、クラスメイトのカールの家で、テレパシーを送り、手持ちのカードを当てる実験をする。リコには、見込みがない。カールは、まといつくペットのイタチの関心を、テレパシーで母親に向けさせる。
アメフトの🏈試合、リコは、突進して、タッチダウンを決める。しかし、カルメンは、倒れた相手のエースを労る。リコは、"俺の女に手を出すな"と言うが、心が乱れて、タッチダウンを決められる。試合終了間際、リコは、ロングパスを受け、ぎりぎり逆転のタッチダウンを決める。カルメンが、祝福に来る。
卒業パーティーに臨むリコは、地球連邦軍に入りたいと伝え、両親に反対される。
パーティー会場で、リコは、リコにぞっこんのディズに、ダンスに誘われる。リコは、ラズチャック先生(マイケル・アイアンサイド)を見つけ、軍への入隊を反対されていると、相談する。ラズチャックは、自分の意思に従えと、言う。 
ダンスの輪に戻ると、カルメンが、アメフトの🏈相手チームのエース、ザンダーと親しく話している。二人ともパイロット志願。カルメンをダンスに誘い、リコは、入隊すると伝える。カルメンは、"今夜はパパはいない"と言う。
軍の入隊式で、リコは、入隊者と宣誓する。カルメンはパイロット、カールは軍事情報部、リコは歩兵隊に配属される。受付の男は、俺も歩兵隊と言うが、片手、両足がない。
またリコは、両親に、入隊を反対される。
ターミナルで、リコはカルメンと落ち合う。カルメンは、"父親が、心配し出して、大変だった"と言う。
リコとカルメンは、それぞれの任地に赴く。
TV📺ニュースが流れる。軍人と子供たちの交流、今朝、逮捕された犯人に死刑執行、今夜6時から中継、研究所では、テレパシーを研究、巨大昆虫の凶暴性を牛を🐄使い、実証、モルモン急進派が、ダンダナ星に入植、巨大昆虫に惨殺された光景。
リコらは、ズゥム軍曹に鍛えられる。俺に勝てる者と、挑発され、前に出た男は、簡単に捻られ、手首を折られる。ディズが、遅れて参集する。軍曹に戦いを挑まれ、善戦するが、首を絞められる。
カフェテリアの昼食の列、割り込むエースを、リコが注意する。
ディズが、一緒に食事をとろうとするが、リコは、"俺につきまとうな"と言う。エースが、後に座る。
ナイフ投げの訓練。核戦争の時代に、ナイフ投げとは、と悪態をつく兵の手を壁に置かせて、軍曹は、ナイフで射抜く。
リコらは、シャワーを浴び、🚿互いの志望理由を語り合う。
リコは、カルメンにビデオメッセージを送る。仲間が、無駄に画面に映り込む。
カルメンは、基地のシャトルを操縦する。今日は、あれを操縦するのと、眼下の宇宙船を見やる。
カルメンは、教官の指導の下、宇宙船を操縦する。副教官に、ザンダーがつく。
リコは、銃撃戦の模擬訓練。ディズと協力して、相手の旗を奪う。教官は、リコの素質を見抜き、分隊長を任せようと思う。
リコは、分隊長に昇進する。ディズに、礼を言う。
カルメンから、ビデオメッセージが届く。木星の美しい映像。カルメンは、これから軍隊で、経験を積んでいくうえでは、あなたが重荷になると、別れを告げる。
実弾を使った模擬銃撃訓練。リコは、全体を指揮する。標的を順調にクリアするが、兵士1名🪖のヘルメットがずれて、前が見えなくなる。リコは、ヘルメットを直してやるが、標的に驚いた兵士が、倒れながら銃を発砲する。その銃弾が、ヘルメット🪖を外した兵士の頭を射抜く。リコは、分隊長の資格を失う。
誤射事故で、除隊者も出る中で、軍曹の計らいで、隊内処分にとどまる。
リコは、衆人監視の下、鞭打ち10回の罰を受ける。
安定して航行する宇宙船。当番のカルメンに、ザンダーがコーヒーを差し出す。艦長が、カルメンを正式なクルーとして迎え入れたがっていると告げる。
宇宙船は、小惑星の接近を感知。緊急回避で、通信タワーを失うが、本体の損傷を免れる。 
▶︎最初の除隊
リコは、仲間を失ったことに責任を感じ、除隊する。家から電話があり、📞除隊する旨を告げる。天候障害で、電話は切れる。ディズは、"負け犬の道を通るのは、恥だ"と慰留する。
リコは、荷物をまとめ、名残惜しそうに、訓練風景を眺める。
すると、皆んながざわつき、TVにかじりつく。
クレンダス星が、プラズマ掃射で大量の小惑星を降らせた。ブエノス・アイレスは消滅。地球軍は、戦線布告した。
リコは、ブエノス・アイレスの両親が死んだので、除隊の撤回を申し入れる。
TV📺のニュースショー、ブエノス・アイレスの惨状と戦線布告。カールが、出て来て、巨大昆虫の神経系を攻撃するのが、有効と指摘。昆虫を踏み潰す子どもたち。歩兵隊基地からの中継。出動は明日と見込まれること、殺意をむき出しにするリコら。
歩兵隊のキャンプに、カルメンが訪ねてくる。ザンダーも現れ、挑発されたザンダーは、喧嘩を仕掛ける。殴り合う中、双方が、自制を求められ、ドローに終わる。
リコは、ディズらと、肩にタトゥーを入れる。
宇宙船が出動。歩兵隊は、全員、降下態勢をとる。
宇宙船から、外を見る。情報部からの情報に比して、プラズマは強力だ。宇宙船を離れた歩兵隊の乗るキャビンが撃ち落とされ、被弾した宇宙船が、別の宇宙船に突っ込む。
着陸した歩兵隊は、攻撃を始める。プラズマを口から吐く化物を銃撃。カマキリの大群に、銃を向けるが、被害も大きい。
TVのリポーターも、カマキリに挟まれる。
TV📺のニュースが、流れる。"クレンダス星"への攻撃は、10万人の犠牲者を出す。責任をとり、総司令官は辞任、後任は、分析を徹底する方針。虫に知能があるかで、科学者が激論。
宇宙船は、ステーションに帰る。かなりの被害を受けている。カルメンとザンダーは、歩兵隊のエリアに行く。負傷者がそこここに。メッセージボードで、リコを探すが、戦死者となっている。
戦死扱いのリコは、緑の液体に浸かり、ロボットアームで、足の怪我を治療される。ディズとエースが、水槽の外で、あと3日とはやし、リコは、親指を立てる。 
リコ、ディズ、エースは、"ラズチャック愚連隊"に転属となる。エースが隊長をこき下ろすと、古手の隊員に殴られる。
高校の教師だったラズチャックが現れ、"全員で戦う。逃げるな"と訓示する。新司令官の方針で、空爆後の周辺の星を攻撃すると、説明される。
作戦遂行。生き残りのカマキリを始末する。
地下から、巨大な甲虫が🪲現れ、頭から火を吹く。リコは、高台から背中に飛び乗り、背中に穴を開け、手榴弾を投げ込む。甲虫は、動きを止める。
ラズチャックは、リコを伍長に昇任させる。リコは、ディズを分隊長に指名する。
夜の"ラズチャック愚連隊"のパーティー。ビールと娯楽用品が提供される。ラズチャックを昔から知っていると問われたリコは、"高校の教師だった。いつも静かに笑っていた"と答える。
リコは、ディズのダンスの誘いを断る。"女の誘いは断るな"と、ラズチャックはアドバイスする。リコは、ディズと踊る。
ベッド🛌で、二人は相手を求める。ラズチャックが、リコに、味方の救出のため、惑星Pに行くと伝える。ディズといるのに気づき、集合時間を20分後に延長する。
惑星Pの谷底を行く。ハチのようなクリーチャーが現れ、軍曹をさらう。ラズチャックは、軍曹を射殺し、自分が捕獲されたら、同じことをせよと命じる。
基地に到着する。兵士の死体が転がる。中に入ると、また兵士の死体の山。食事時を狙われたと見える。ディズが、頭に穴を開けた死体を見つける。クリーチャーが、脳みそをすすったらしい。扉の奥から、将軍が飛び出る。恐怖でパニックに陥っている。
ラズチャックは、救命艇を要請させる。迫り来るカマキリの群れ、ハチも襲来する。ラズチャックの足下が崩れ、甲虫が🪲現れる。捕まったラズチャックは、リコに射殺させる。救命艇が到着する。ディズは、甲虫の口に手榴弾を投げ込み、仕留めるが、背後からカマキリに、腹を貫かれる。
リコらは、ディズを乗せて、脱出する。救命艇は、ザンダーとカルメンが操縦している。カルメンは、リコが生きていたことに驚く。
ディズの葬儀が営まれる。リコが、弔辞を述べ、全員が棺に敬礼する。棺は、宇宙空間に放出される。
リコとカルメンの前に、カールが現れる。
高い知能を持つクリーチャーがいる可能性があり、再び惑星Pに戻ると言う。リコが、愚連隊を率い、その任に当たる。
リコは、新米の補充兵も得て、愚連隊を率いる。ラズチャックと同じ訓示を垂れる。"逃げるな"。
カルメンの乗る宇宙船は、プラズマを浴び、真っ二つとなる。艦長は、脱出を指示するが、間仕切りの扉に挟まれ、絶命する。ザンダーとカルメンは、ポッドで脱出する。
リコは、カルメンの乗る宇宙船が、被災したとの連絡を受ける。カルメンらのポッドは、惑星Pに着陸し、山中の穴に突っ込み、止まる。多数のカマキリが、二人を襲う。リコは、二人の居所を聞き、救出に向かうが、悲鳴を聞き、死んだものと諦める。二人は、カマキリに取り囲まれるが、とどめは刺されない。 
▶︎敵の頭脳
リコらも地下通路を行く。分岐点で、リコは、志願兵2名を募り、カルメンを救出に行く。
通路の先では、カマキリが大人しくなり、芋虫のようなクリーチャーが、おずおずと現れる。
芋虫は、口の上から、ストローを伸ばし、ザンダーの頭に刺して、脳みそを🧠吸う。次いで、カルメンが、芋虫の前に差し出される。ストローが伸びてくるが、カルメンは、ナイフで先を切断する。苦悶する芋虫。深いキズを負った兵士が、自分は爆弾で自爆し、リコらを逃す。
外に出ると、歓声と一方向に走る兵士。
芋虫を捕まえた。
カールが、芋虫の心を読む。"恐怖心"
訓練教官のズィムが、芋虫を捕まえた。全軍の士気が上がる。
TV📺ニュースが流れる。芋虫の分析が進む。
軍隊への入隊勧誘。カルメンが、スターが、リコが戦う。
【感想】
地球外生物は、巨大な昆虫だった。その頭脳を司るのも、ブヨブヨの芋虫だった。彼らは、人間を捕食する訳でもなく、ただひたすら危害を加える。脳みそをすする芋虫を除けば。
人間は、知恵を尽くして、巨大昆虫に対峙する。兵士としての才能が開花したリコとカルメンは、今日も戦闘に備える。
SFファンではないので、SFものは、この位が、ギリのラインと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?