初期の課題仮説について

【質問】インタビューをしているのですが、ユーザーが既存のマニュアルプロセスに慣れすぎていて、課題と認識をしていないようなんです。この場合、マニュアルベースの無駄なプロセスを効率化できるソリューションを作るのはアイデアとして微妙でしょうか?

⏩FAXを無くすみたいなので意外とアイデアとしてあるのですが、相手があることなのでなかなか無くせないと言う背景があります。それとFAXを無くすのに、例えばsaasで置き換えるとなると、学習コストが発生します。
起き変わらない何かしらの要因を最小化できそうならいけるかもですが、その敷居の高さ次第では、マニュアルを効率化というのもありかもしれません。

⏩効率化やデジタル化が本当に費用をかけてまで実現するべきことなのかは組織状態や学習コストによって異なります。 そこは時代の価値観によって追い風が吹く場合もあれば、早すぎたり、もしくはただの効率化に寄ってしまって本当の課題に寄り添っていなかったり、導入する人のリテラシーを無視したものも多くあるため、課題を課題と認識していないということは時代がそれを課題と定めるまで待つか、もしくは本当に課題ではない場合もあると思いますので個人的にはB向けであるにもかかわらず30社ほど聞き込みしても暖簾に腕押し感あるくらいならビジネスそのものを変えるかなと思います。

⏩予想ですが、「なんとなく難しくてよくわからない。」ってなりそう。
「初期設定ができなさそう」「不明点あった時に離脱しそう」
「それならノートと鉛筆が一番だわ!」的な。
そんな気はします。


⏩狙っている業種・業態にもよると思います。自分が関わっている飲食に関して言えば
「便利なのかもしれないがよくわからんし、勉強するのが面倒」で一蹴される可能性大です。


【質問2】ヒアリング段階で、課題仮説に関する質問をして、ターゲットの企業のうち、何社中何社ぐらいが、その課題を感じている必要があるのでしょうか。今のところ何社かがその課題を述べているっていう状況でして、MVP作るべきかどうかの目安が知りたいです。

⏩割合の問題でもない気がします。マーケットが大きいなら、2割でも3割でも本当にいれば試す価値はあるかと思います。一方で口ではそれあると便利だねと言うものの、お金と学習コストを払って本当にやってくれるかは大きな乖離があるかと思います。ヒアリングではなく、実際にサービス作る前に売ってみるといいも思います。買ってくれるならある適度信頼できると思います。

⏩うちはプロダクト無い段階で企画書とデザインだけ持っていって、7社中5社くらいが「これ出来たら買いますよ」と言ってくれたので作り出しました。

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