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走っているのは数字ではなく馬


皆様こんにちは。
タイガーマスクGです。


今回はいつものような競走馬にフォーカスを当てた内容ではなく、私自身が競馬において大事にしている事や意識している事などを思うがままに書き綴る記事にして参りたいと思います。


競走馬に対する事を書くわけではないのでいつも以上に拙い文章となってしまうかもしれませんが、温かい目で見て頂けると幸いです。もしも興味がございましたら最後まで宜しくお願い致しますm(__)m






まずはじめに「走っているのは数字ではなく馬」と題したタイトルについてですが「それはそうだろ」とツッコミたくなるほど何を言っているのか伝わらないかもしれません。実際、私も半分何を言っているのか分かっていません。


結論から言うと、数字よりも馬を見ることを大事にしているという意味でございます。
それでも何を言っているのか分からないかもしれませんね。笑

詳しく説明すると、まず競馬には「競走馬が走る」という最も大きな軸があり、その側面として勝ち時計や上がり時計、ラップ、他馬とのタイム差などといった「数字面(時計面)」や、良~不良まで4段階に分けられている「馬場」、競走馬が走る距離やコースといった「舞台設定」など多くの外的要素が存在し、競馬を取り巻く情報はとても多彩であります。
レースに出走させる陣営、手綱を握るジョッキー、傍から見て予想を提供する新聞記者、同じく予想をし馬券を購入する競馬ファンなど、競馬に関わるほぼ全ての人がこれらの情報を駆使している事は紛れもない事実で、競馬において欠かせない要素とも言えます。

このうち、勝ち時計などの「数字面」に関しては競馬関係者以上に新聞記者を含めた競馬ファンが予想や回顧等をする上で活用している印象があり、私自身も競馬関係者ではないので競馬ファンという括りの中で数字面における様々な情報を目にしており、そのような印象を持った次第であります。


ここで冒頭の「数字より馬を見ることを大事にしている」という話に戻りますが、まず誤解されないためにも数字面を重視する事を悪いとは思っていないと先にお伝えしておきます。

私自身が数字よりも馬を見るという点を重視している理由として「いい馬を探す」「強い馬を見つける」という競馬を見る上での確固たる目的・目標があり、その目標における一番の近道が『馬を見ること』であると考えているからです。
いい馬、強い馬と言うと漠然とした表現になってしまいますが、(よほど捻った考えを持つ方を除いて)誰が見ても強いと思える馬、走りの質が素晴らしい馬、競走馬としてのステータスが高い馬など、その表現における括りは様々ですが"希少な存在"である事は間違いありません。

いい馬を探しているにもかかわらず「この時計で走ったから凄い」「この上がりタイムを出したから凄い」と評するのは"馬<時計"になっており、これではいい馬を探しているのではなく良い時計を出している馬を探している事になってしまいます。
いい馬が良い時計を出す事も当然のように存在するためいい馬を探す上で時計を注視する事も手段の一つだとは思いますが、タイトルにも記したように「走っているのは数字ではなく馬」なので、あくまでも馬を見ることがいい馬を探す上で最も大事だという気持ちは変わりませんし、良いと感じた馬が仮にレコードタイムを出して勝利したとしても私はその馬の走りを見てどういう馬であるか(特徴)を判断し、時計に関しては大袈裟でも何でもなく一切見ていません。
ましてや昨今の日本競馬はレースのみならず調教でも速い時計が出やすくなっているため、レコードタイムなど速い時計の価値は今後さらに薄まっていくだろうとも考えています。


これだけ話すと予めお伝えした「数字面を重視する事を悪いとは思っていない」という事がすでに忘れられていそうですが(笑)

私自身、時計を全く無意味なものだとは思っておらず、例えば上がりタイムに関しても「後方からいい脚を使い勝利したが上がり3Fは2位だった」という場合、さらに後ろから脚を使った馬が存在する事になるため勝利した馬が本当に一番強かったと言えるか?と精査する必要があるでしょう。

他にも、持ち時計のない馬が大舞台で速い時計に対応できず敗れるといったケースが時折見られますが、この事案に関しては時計を詰める事の難しさと同時に「G1に出走するような強い馬たちが作り出す厳しい競馬への対応、トップレベルの精神力・底力比べ」といった時計では表せられない厳しさが関係していると個人的に考えており、割合で言えば時計面と半々ないしは後者がやや上であるような気がします。



「論より証拠」ということわざがあるように物事を証明する上で数字は非常に効果的であり、他者に共有・説明する際(競馬予想・回顧など)はとても便利で分かりやすく伝える事ができます。実際にnoteやその他ブログ、新聞などの発信系媒体においては大変重宝されており、競馬というカテゴリーになるとより顕著に扱われている印象。

一連の文章を読んで頂いてお分かりのとおり私は文章力が無く説明する事が下手な人間なので、数字を駆使して上手に情報発信ができている方々は本当に素晴らしく羨ましいとさえ感じます。
その中で私自身、競馬においては数字よりも大事なものがあるという一連の考えを持っており、揺るぎない信念のもと日々競馬を見ています。


馬は生き物であり機械ではないため数字では測ることのできない要素が多くある。

これが私の持論です。





長くなってしまいましたが、以上が私の競馬を見る上で大事にしている事でございます。


今回このような記事を書こうと思った経緯として、私のnoteを読んで「(各馬に対する)時計面での評価はしないのでしょうか?」という大変有難いご質問を頂き、一言で説明するのが難しく感じたので良い機会と思って書き綴らせて頂きました。

普段は中立的な立場と言いますか、あまり踏み込んだ事は言わないよう心がけているのですが、もしも内容が不快なものとなっておりましたら申し訳ございません。


今後とも当noteをご贔屓いただき、多くのお声をお聞かせ頂けると大変嬉しく存じます。最後までお読み頂きありがとうございました🙇‍♂️




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