新馬勝ちピックアップ 【アロマデローサ】

皆様こんにちは。
タイガーマスクGです。

メイクデビューを勝利した馬の中から特に注目すべき勝ち馬を厳選し、レース回顧や評価をジャッジする「新馬勝ちピックアップ」。



今回は、昨日7月10日のメイクデビュー小倉を勝利した【アロマデローサ】について書き綴って参ります。



あくまでも個人的視点による評価となりますので、皆さんのご評価や補足事項等がございましたら是非ともお教え頂けると幸いです。宜しくお願い致しますm(__)m

【新馬勝ちピックアップ 概要】

・My評価ランクは『Ｓ・Ａ+・Ａ・Ｂ+・Ｂ・Ｃ+・Ｃ』の7段階にて区分。
・レース内容を振り返り、取り上げた馬の良さと課題を見つけ今後の展望を考察。
・あくまでも厳選して取り上げる為、ネガティブな考察(低レベル、フロック等)は一切行わず、今後の見通しを立てる。

～Today's pick up winner～

2022/7/10 小倉6R 芝1200m
【アロマデローサ】牝2
父：キンシャサノキセキ
母：ローズウィスパー
母父：ワークフォース
厩舎：池添学(栗東)

My評価ランク『Ｂ』

抜群のスタートから好位馬群に収まり、終始スムーズなレース運びで直線外から鋭く差し切って快勝。
一連のレース内容からも分かる通り、優等生ぶりが目に付く素晴らしい競馬で文句の付けようがない初戦の内容であったと思います。鞍上のレース後のコメントでは「キックバックを嫌がっていた」とありましたが、その辺りはレースを重ねる毎に慣れていく要素でもあるので現状大きく心配する必要はないでしょう。
むしろ初戦からそういったイレギュラーな経験ができたのは今後へ向けてとてもプラスになると個人的には思っています。

牝系にはローザネイから続く"バラ一族"として有名な血統が流れており、とても気品のある雰囲気はここから受け継がれているものと推測できます。
母のローズウィスパーは現役時代、牝馬ながら馬体重以上に大きく見える馬体や跳びの大きい綺麗なフットワークで中距離戦を中心に活躍していましたが、当馬はパドックで見た限りですが短めの四肢にカチッとまとまった馬体で、どちらかと言うと父・キンシャサノキセキの影響を受けている印象。走法に関しては母が大跳び、父も短距離馬としては標準的なピッチだった事もあってか、小気味過ぎないバランスの良いフットワークとなっています。
成長次第ではマイルぐらいまでならこなしても不思議ないかと思いますが、1200mでこれだけ安定した走りを初戦からできるのですから距離に関しては現状こだわる必要もないでしょうか。

短距離馬らしい馬体、それでいて短距離馬過ぎないフットワーク、そして優等生ぶりを見せるレース内容。
短距離や長距離といった両極端なカテゴリーはそれぞれ偏った能力や適性を持った馬が往々にして存在しがちなのですが、この馬はバランスの良い能力を持っており今後がとても楽しみな存在。あとは成長力にどこまで長けているかがカギとなるでしょう。

以上、今回の新馬勝ちピックアップ馬はアロマデローサでございました。



冒頭でも申しました通り、あくまでも私個人の評価となりますので皆さんのご意見やご評価がございましたらぜひお聞かせ下さいませ。



貴重なお時間の中、最後までお読み頂きましてありがとうございました🙇‍♂️