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2024年7月20日の障害レース その1     小倉1R オープン ~ドンカルロ障害6戦目~


各馬予想

1.クラップサンダー

 ここ2戦ともメリディアンローグと僅差で、それぐらいの力はまず持ってるはず。
 昇級初戦かつ初めての置き障害だった新潟は、序盤は馬群のど真ん中で窮屈だったろうし、2周目向こう正面では、新潟巧者の2頭がペースアップして離された上に、飛越も少し拙く、なかなか押し上げられなかった。3角からは一気に差を詰められて、一時4番手浮上も、最後は止まってしまった。
 前走も、終始外目を回って、最後も大外を回しての僅差5着。勢いは3着まで抜けていきそうだったのに、案外抜きあぐねてたところから、距離はこれよりもう少し短い方がいいのかも。
 であれば、冬に圧勝した舞台に距離短縮はプラスに出そう。オールザワールドと2度も接戦を演じた馬。

2.ファルコニア

 前走は逃げれず後方のまま。初の置き障害に距離も長かったのかも。
 ゲート内での駐立が悪い馬らしく、今回も出遅れる可能性はあれど、前走逃げれなかった逃げ馬が逃げれそうな時は買っておきたい。
 中山で勝った時の時計が良く、小倉でも僅差2着あって、固定障害戻りの距離短縮なら。
 ただ、気になるのは、前走含めて障害4戦とも、上がり最速はまだマークした事がない。勝ち切れるかどうかと、キガンにエターナリーと、逃げそうな人気馬に乗った石神騎手が連続で3着外してる事。

3.ブラビオ

 まだ障害で底を見せてないけど、昇級初戦に初の小倉、初の直芝、中山の2戦は稍重。色々あっても人気するから相手まで。

4.ウラエウス

 こちらも、まだOP3戦目で見限れないところはあるし、2走前は昇級初戦でいきなり強敵相手だったし、前走は休み明けで障害難度高い京都だった。その中でも序盤は前に行けてたし、中村騎手に戻って叩いて2戦目でパフォーマンス上げてきてもおかしくはないと思う。
 何気にこの馬も、ドンカルロと同じ障害デビュー戦だった馬で再戦。一番負けたくない相手かもしれない。 

5.メイショウアツイタ

 休み明けでも重賞で4着は力が無いと出来ないし、さて久しぶりの3000m以下でどうなのか。
 早い上がり勝負になった時はキレ負けしてる感じで、持久力比べに自ら持ち込むような強気の競馬の方が良さそうかも。
 厩舎ホームページだと、暑さで万全とはいかないところもありそうで。

6.スリーケイエヌ

 前走久しぶりに勝ち上がった小倉での1戦だったけど、向こう正面に入ってから着いていけなくなり大差負け。
 前走の予想の時に危惧してた、夏はどうなのかという所でもあったみたいで、前走以上に気温が上がる予報なのがどうか。
 着いていけなくなり始めた地点までの距離も思うと、距離短縮したとしても、という気がする。

7.テイエムタツマキ

 前走、フロールシュタットと同じような競馬をして、こちらは目立った飛越ミスもなく前に出て、同じ上がりで2馬身半先着。
 前走は距離短縮と開幕週の馬場を嫌って消したけど、3000mぐらい距離欲しいけど、今回の相手で少しでも距離延びるなら、2走前同様印上げたいし、何気にこのコースでの持ち時計はメンバー最速。
 京都の時みたいなマクリもやりやすそう。

8.ニンギルス

 戦ってきた相手は、テイエムタツマキに劣らず、その中で幾度も結果出して来れてる。
 前走の新潟は休み明けだったしノーカンで良い。グレートバローズ同様、タスキのあるコースでなら安定してる。
 2走前に案外だったところは気になるので、昨年程の勢いが無くなってきてるかもしれないかもだけ。

9.ワールドスケール

 昇級して2戦とも見せ場はあまりなかったけど、前走は4角入り口までは勝負圏内に留まれてたし、2走前は後方からメンバー最速の上がりで追い込んでこれてた。
 どちらもテン乗り騎手だったし、乗り慣れた小牧騎手に戻って距離短縮はプラスのはず。先週のロードスパイラルの所で取り上げたように、小牧騎手は小倉障害未勝利でかなりの複勝率だけど、小倉オープン以上でも複勝率38%で、新人だった頃に比べればこの1年は結構成績上げて来てる。
 2週前にうまく差してこれたエンデュミオンの様な騎乗を期待。

10.ドンカルロ

 障害練習を始めて10か月程、体重も増えて馬体も少しは良くなってきたところでの久しぶりの平地挑戦でしたが、深い砂で踏み込み効かなかったのか、いつものように出遅れ。その上、園田の細かい砂粒をふんだんに浴びせられて嫌がったり、ヨレてコントロールしにくい場面もあり、その上スローで後方から大外を回って脚を使ってしまっては。
 元々小回りは下手で、多分園田は苦労するだろうなとは思っていましたが、チグハグ過ぎる競馬になってしまいました。ただ、中央1勝クラスで勝負出来るのなら、最後も確り脚を使って欲しかった。
 その結果を受けて、今後は障害一本での競走馬生活になりました。という事は、これ以上障害レースでの上積みは見込めないとなれば、いつ最後になってもおかしくない。それが今年やってくる、という可能性もゼロじゃない。1戦1戦、大事な戦いになってきます。
 
 その前走ですが、1つだけ収穫があって、装鞍所からパドックで本馬場に入るまでの間、あのチャカつき通しだったドンカルロが落ち着いていました。中央とは違う環境なので、レースじゃないと思っていたのかもしれません。実際、本馬場入ったら、急にいつものドンカルロになって、永島騎手が返し馬に入れるまでに苦労していました。ただ、6月にレポートで、大人になったという話があがっていたのは本当かもしれません。今回のパドック、注目です。

 小倉は3月頭以来2戦目。あの時のnoteでは、散々このシチュエーションは合わないと言っていた通りのレースになって惨敗しました。
 今回は、あの時とは違ってマシな馬場状態。天気を見る限りはパンパンの良馬場でやれそうです。ただ、一応は小倉最終週だし、ここまで雨の中でのレースもあったので、その状態でも、この馬には合わない馬場かもしれません。また、他の馬にとっても走りやすい馬場になるので、追走で手一杯になる可能性も。

 2走前の三木ホースランドパークJS。出遅れ癖は直らず後方からも、年末未勝利戦で勝った時のようなポジションの上げ方が出来ていました。ただ、前半はスローだったはずで、そりゃあポジション上げれるよねって感じだと思うので、そこは手放しで喜ぶ事は出来ないと感じています。ただ、全力を出し切れていないレースで、タスキの2つ目、竹柵障害で前脚をぶつけて落鉄。中村騎手は、そこから一気に進みが悪くなったとの事。リプレイを観ればすぐわかるぐらいに変な跳び方になってます。あそこを綺麗に跳べていたら、オープンにしては豪華過ぎるメンバー相手にどこまでやれていただろう…という楽しみは、先に残してくれました。あのレースを経験出来た事が、この先活きてくれると信じてます。

 で、今回。今年走った2回の障害レースよりも、戦いやすいメンバーになったと思います。ただ、オープンの常連ニンギルスやテイエムタツマキ。2年連続京都ハイジャンプで掲示板に載ったメイショウアツイタと、渋い面々が揃ってます。さらに、年末運よく負かす事が出来たクラップサンダーとファルコニアには、とっくに置いて行かれてて、オールザワールドみたいに、多分遥か前を走れる程の力を持っています。
 既にアスターディゴンにも抜かれて、年末にこれらの馬達に勝った事で肩身が凄く狭いのですが、いきなり彼らに追いついて追い越そうとしなくてもいいから、1戦1戦頑張って、少しずつ成長見せて、関係者にこのまま走り続けさせようと思ってもらえるような走りをしてくれたらと願ってます。今回は、先頭と1秒以内、先頭の馬が最終障害を飛越する時に、同じ中継画面に映るぐらいまで頑張ってくれたら満足です。今年の2戦は、そこまでもいけてなかったので。
 4か月振りの障害レース。酷暑の小倉。小野寺騎手もドンカルロも、熱中症に気を付けて頑張ってください。今回も、無事に完走出来るの祈ってます。 

 

印と買い目

◎ドンカルロ
○クラップサンダー
▲テイエムタツマキ
★ニンギルス、ワールドスケール
△ファルコニア、メイショウアツイタ、ブラビオ

3複フォーメーション
○▲★ー○▲★ー印
3複◎1頭軸


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