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家守

※ヤモリについて書きます。
写真ものせているので、
苦手!という方はここまでで。


庭にいたというカナヘビの写真を見た。
本当にいい瞬間を捉えていらっしゃって。
かわいいなあ、と見入る。
私はカナヘビが好きだ。

今年はカナヘビを探していた。
ひなたぼっこしているカナヘビを
歩くたびに探していたのに、
ゆっくりしているカナヘビを
見つけることができなかった。
残念。

その代わり、というか
ヤモリはよく見ている。
うちにヤモリがいる。
おそらくみんなの家にヤモリはいる。

外壁の隙間に入り込んで、
ヤモリファミリーは暮らしている。
植木鉢をどかしたり、
ホースをどかしたりすると
隠れていたヤモリに会えることがある。

この前は大きめのヤモリちゃんがいた。
カナヘビと比べちゃいけないけれど、
やっぱりずんぐりむっくり。
ちょっと網に入ってもらい、
しばらくながめた。



昨日は「あーあ」みたいな日で。
ホルモンバランス含め。
気持ちは下降気味。
低空飛行。

家に帰ってきて、
落ち葉がたくさんだから、
掃除しよ、と家のまわりをはいていた。
ヤモリいたらいいなあ、と
ホースをどかしたら、
ヤモリの子どもがいた。
ぱあーと気持ちが明るくなる。
小さな子どもヤモリ。
かわいい。

ちょっとだけ観察させて、ごめんごめん
と言いながらつかまえる。
学校から帰ってきた娘が
さっとカゴを持ってきて、
そこに草を入れてくれた。
少し霧吹きをかける。

ヤモリの子どもは大人しくカゴに入った。

小さな生き物を見つめる。
目がワニみたいだ。
「目は舌でなめるんだよ」
と娘が教えてくれる。
そうだそうだ。
まぶたがないんだ。
カナヘビを飼っていた時に、
読んだ絵本に書いてあった気がする。

かわいいなあ、とながめる。
色が変わった。
さっきは外壁の色に合わせて
白かったのに、今は黒くなっていた。
魔法みたい。

飼ったりはしない。
飼わなくたって、
うちに住んでいると知っているから。
母さんヤモリも心配するかもしれないし。
さようなら、とフタを開けた。
ヤモリちゃんは、すぐに逃げなかった。
たくさん写真を撮らせてくれた。
またホースのかげに隠れている。

また会おう!


カナヘビ、トカゲ、ヤモリ
について書かれている
この絵本は素晴らしい。
好きなひとにはオススメ絵本。