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引退ブログ 4年OL伊東雅晃

僕の人生で大事にしている言葉はある方のパクリなんですが、
「飛び込んでみろ、そう深くない」です。みんなに言いたいので最初に言いました。
#71 O L 副将 伊東雅晃です。秋シーズンの最後は主将だったかもしれません。でも気持ちはずっと副将です。

部活をやるメリット、続けるメリットなんていくらでもあります。みんなで勝ち取った勝利の瞬間も経験しました。この先一生続くであろう仲間にも出会えました。体も心も大きくなりました。部活動を続けたことで私の人生はとても豊かになりました。でも、なんか部活動とか青春って美化されがちだなと思いますし実感しています。辛かった練習もコーチや先輩に怒られたことも少し経ったら笑い事になっている気がします。でもよく振り返って考えてみるとなかなか辛い4年間だったなと思います。

1年生はコロナで思い描いた大学生活とはかけ離れ、活動自粛もあったせいか気がついたら終わっていました。

2年生では信頼できる先輩たちに出会い、アメフトがとても好きになりました。春からコンバートしたO Lでスタメンになり頼れる先輩に頼りっぱなしでただ思いっきりアメフトをやるだけでした。しかし。秋シーズンを手前に全治半年の怪我を負い、お世話になった4年生ともっとアメフトがしたかったのに、big8昇格を決めみんなが感動し喜ぶ中、自分だけベンチからフィールドを眺めていただけでした。

3年生は、焦り治り切らなかった傷と昇格したbig8で結果を残すために日々何かに終われるような感覚でした。先輩に頼ってプレーし何も考えずにいた2年生の時とは違い、なかなか伸び伸びとプレーできていない自分の不甲斐なさ、弱さに悩んでいました。

4年生になって副将になるも自分の思う副将像にはなれずどこか型にハマったつまらない人でした。また一緒に頑張ってきたチームメイトが4年になってから2人もやめたこともあり「人生なかなかハードモード」と感じていました。秋シーズンでも初戦から4連敗、なかなか勝てず苦しかったです。

私の4年間を振り返った部活は辛いです。コロナでした。怪我もします。仲間もやめます。練習もきついです。悩みます。プレッシャーもあります。時間もたくさん費やします。オフの日にもトレーニングやミーティングをします。

でも、「部活に入ってよかった、今の仲間と出会えてよかった」そう大きな声で言いたいです。
この気持ちは4年続けた人にしかわからないと思います。みんなで勝ち取った横浜スタジアムでの勝利の瞬間や夏合宿の夜にくだらないことで涙が出るくらいに笑ったこと、部活の帰りに食べたラーメンの味、部活後のポカリの一口目、当たり前の日常が振り返ってみると最高の思い出です。死ぬまで自慢できる最高の思い出です。

入部した時には引退というタイムリミットが決まってて、そのゴールに向かって進んできたのにゴール直前になって感じるのは達成感とともに寂しさです。終わってほしくないです。つい、こないだ練習終わりに同期みんなでシャワーを浴びていた時にMr ChildrenのHANABIを大熱唱しました。「もう一回、もう一回」と大きな声で歌った後に、部活動にもう一回は存在しないことに気づいたらとても寂しくなりました。引退が寂しく感じるときもあります。
何故か自分の中で「引退」という言葉があまりしっくり来ません。
大学の部活動は辛く決して楽しいことばかりではありませんでした。楽しいことばかりじゃないのに、部活に行く前はいつも不安や緊張に押しつぶされそうでドキドキして、でもその生活がもう少しで終わると思うと何故か寂しい気持ちになるのは何故でしょうか?
もっと出来たかもしれないと後悔があるのでしょうか?
今までで一番辛い思いをしたからでしょうか?
今までで一番充実していたからでしょうか?
大学生活のほとんどをアメフトに費やしてきたからでしょうか?  
わかりません。でも時間は待ってくれません。もう一回は存在しません。最後の最後まで全力で悔いが残らぬようプレーし続けることが使命だと感じています。
アメフト部を通して僕は大きく成長できて、たくさんの良い経験をさせてもらいました。
その経験や思いを僕が後輩たちと共にプレーすることで良い景色を見て、経験して、アメフト部に入ってよかったと感じて欲しいです。

アメフト部は最高です。辛いことも悩む時期もたくさんあるけど、入ってよかった。
4年間支えてくれた家族、アメフトの楽しさを教えてくれた先輩、最高の同期、には感謝しかないです。ありがとうございます!

そしてこれからのG Eを作っていく後輩たち、部活は良いぞ!最高だぞ!
こんな思いに4年の今頃なってるから、騙されたと思って毎日ばかになって大きな声出してアメフトを楽しんで!

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