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Outer Wilds おわりました(ひとまず完走した感想)

こんにちは だし鰹です

Outer Wilds、面白かった〜〜〜〜〜〜

もうクリアしてから……1ヶ月?もっと?経っているのに、あまりにも読後スッキリしすぎてなかなかプレイ日記をつけることができませんでした。
なんならまだその気が起きないほどには「Outer Wilds、終わったな……」感が残っています。(あと最終プレイで一気に残ったもの全部やっちゃったのでその体験を纏めるのが面倒くさいってのはある)

ちゃんとスクショと軽いメモは取っているので、そのうちプレイ中の事を思い出しながら続きの日記を投稿していこうかなと思います。プレイしてからひとつき経ってもまだ光景と感動が鮮明に残っているので、結構細部までかけるかも。

最後まで全部投稿できたらこの記事は消そうかな〜〜と思っています。話が前後しちゃうしね……。(でもこの世からouter wildsの感想noteが一つ消えてしまう事実がもったいないから消さないかも)

プレイ中特に印象に残ったこと(⚠️ネタバレ)

ということで、すごく心にズシンときた事をつらつら述べてこうと思います。クリアまでの重大なネタバレしか含まないので、こっから先はクリアした人のみ閲覧推奨です。



!!!!!!!!!だめだよ!!!!!!!!!!





太陽ステーション


自分が、ただただ世界が終わりを迎える瞬間に立ち会っているだけだということをここでやっと実感したので、かなり虚しさがあった。
Nomaiが太陽を爆発させようとしてから……27万年?2万7000年だっけ?そのくらいの遥かな時が経ってとうとうこの星系は終わりを迎えようとしているという事実がとてもショックだった。Nomaiの誰かが冗談で「太陽が自然に超新星爆発するまで待つつもり?」的なことを言ってたけど、それが起こるくらいの果てしない時間が経ってしまったんだな……。

HartianにはNomaiほどの技術はないし、もしそんな技術があっても自然に起こった超新星爆発を眺めゆくしかない。22分のループでただ1人自分だけが世界の真相まで迫れたとしても、それは内に秘めておくしかないし、世界はその真相ごと一緒に終わりを迎えつつある。
これからHartianがさらに発展することはなく、またこの星系のどこかで生態系が現れることもない。

ここで何があったかを知るのはプレイヤーの私のみで、それ以外は皆んな消えてしまうんだ……。
その事がとっても切なくて、ステーションに辿り着いたループでは、Idaeaらしき遺体の横で世界が終わる音を聞きながらただただ膨張する太陽をみつめていました。というかこんなアッチイところまで幽霊物質の影響があったの怖すぎるな……。

闇のイバラ

流石にアンコウが嫌すぎたので早々に対処法を調べて進んだのだけど、シグナルスコープでFeldsparのハーモニカを聴きながらゆっくりイバラとアンコウを通り抜けるのはなかなか風情があって良かった。一寸先もわからない霧の中、物音を立てたら死ぬという緊張感に反して、シグナルスコープからは優雅でゆったりとしたメロディが聴こえているのが本当にロマンだった。
ほんのり鳥肌が立つような怖さと、それを超えた先にいる見知らぬ先人の奏でる頼もしい調べに勇気づけられて、ひたすらにゆっくり進んでいく感覚が本当に…………自分はouter wildsをやっている!って感じだったな……………(語彙力)

量子の月

ここはもうね……。言わずもがなじゃないですか?
実はここに来るまで記憶の像に登録された3人目がNomaiでストーリーに関わってくるのでは!?とかちょっと思ってたのでどこかで会うのかな〜とは思っていたけど、まさかここにいるとは!しかも、彼女がここにいて、自分がそれに立ち会えている事がごくわずかな可能性のひとつだという事に本当に打ち震えた。
だって南極?北極?の巡礼者が必ず到達する地点で彼女の遺体を見ているわけだもの。ああ、ここに辿り着いた時ちょうどに幽霊物質にやられたんだ……という切なさ、こんなようわからんところでひとり、量子の旅を本格的に始める前に死んでしまったんだな……という寂しさに心悲しい思いをしていたのに!

まさか、こんなところで生きているNomaiに会うとは……と最初は思ったが、こんなところだからこそ会えたのだという事に本当に感動して歓喜の涙がぽろぽろ出てしまった。なんだこのゲーム、美しすぎる………………….。

最初に会った時、ちょうど終わりの曲(End Timesというらしい)が流れていたのも良かった。
唯一の生きたNomaiと会えて交流ができる喜びと、それでもこれはなんというか……世界のご褒美のようなもので、別に一緒に探検したり語り合ったりする時間は残されてなく、ただ世界の終わりで会えたってだけなんだよなあ〜という思いが入り混じってしみじみした。一緒に冒険、したいよお〜〜〜(switchなのでMODが入れられない)


そして特筆すべき、

Travelersのシーン

もう〜〜〜〜〜〜〜
どういう最後になるのか全くわからなかったが、まさかこういう方向性だとは思わなかった。みんなマシュマロを焼いていたら突然椅子が出現してEskerが隣に座っていたと言っているが、座った位置が悪かったのかせっかちすぎたのか、私の場合は2個ほどマシュマロを焼いた後そのまま森を走り抜ける方式で椅子とEskerを召喚した。
あとシグナルスコープ、そういうことね。ズーム必須な場面来ないな〜と思っていたけど、ここね。
楽器と一緒にだんだんみんなが集まっていく感じ、とても良かった。特にNomaiが肩車で星に手を伸ばしたあとシャトルが現れたのはマジで感動した。彼らの母星はどんな所だったのかな。涙よ。
そしてSolanum含めたouter wilds ventures全員による演奏。こんなん泣かない訳ないでしょ!?!?
始める前のみんなのセリフも逐一確認した。特にChertパイセンとSolanumのセリフが好き。

演奏を終えてエンディングに突入するシーン、
正直最初は全然理解が追いつかずえ!?爆発オチ!?と思った。

ぼーっとエンディングを眺めて最後の一枚絵を見た時、なるほど!あれは次の世界が生まれるためのビッグバンみたいなものだったんだなと(合ってるかはわからないが)納得した。そう考えると、主人公がここまで進まなかったらどうなっていたのかだとか、前の宇宙でも同じように眼に到達した人がいたのだろうかだとか、色々思いを巡らせてしまった。

過去から現在の人々まで、みんなが繋いでくれなければ、この世界もここまで来れなかったのかな。


今まで全くの謎に包まれていた宇宙の眼の信号も、

・信号が宇宙が生まれる前から存在している事
・Travelersが音楽を奏でたら最後の球体が現れた事

を踏まえると、前世界の終わりに立ち会った旅人たちが奏でた音楽だったのかもしれないと思った。その時に奏でられたのががいわゆる”音楽“だったかはわからないが、ある程度進行が決まっている音楽というのは、規則的な言語のように見えなくもない。

なんにしても、音楽から宇宙が始まるとはロマンチックだなあ。

思えばこのゲームは最初からロマンに溢れていた。

SFには全く興味がない上にアクション系のプレイスキルが求められるゲームは苦手だったため、本当にこのゲームを楽しめるか不安だった。
でも、自分の影が人間のそれではないことに気づいた時、望遠鏡で空を覗いたら大きな惑星がいくつも見えた時、観測時内のNomaiの文字を初めて翻訳機にかけた時から私はこのゲームの虜だった。

Nomaiの文字の書き方、Heartianのジョーク、スコープの先の演奏、記録からわかるみんなの人柄、全員が好奇心に真っ直ぐで“悪人“がいないこと……。
宇宙に出た後はほとんど孤独で、行く先々で流れる音楽も寂しいものが多い。それなのに、心細さの中に確かに暖かさがあるところがこの作品の感動を後押ししているように思う。

「作品の魅力に気づくまで相当な時間がかかる場合もある」という前評は、確かにその通りかもしれない。そこまでグラフィックに凝っているわけでもないし、時間経過で変化する地形は何がどうなっているかわかりづらい。脆い空洞の量子知識の塔への入り方なんかは大分時間が経つまで気づかなかった。燃え盛る双子星の湖底の洞窟などもかなりわかりづらい。そもそも探査艇の操作もなかなか難しい上に、オプションで対応キーを弄らなければ主人公の操作だってままならないということもあるだろう。(あとswitch版はチェックがバツ印でわかりづらい!まあ、こんなことを言うのは日本人だけかもしれないが……)
こんなにもこの作品に惹かれてしまったのは、先人ゾンビの方々が懇切丁寧な記事を書いてくださったおかげと、おそらく私が絶賛思春期真っ只中であるために感受性がバリバリ働いているおかげなのだろう。この作品がsteamで発売された当初にプレイしていたら、こんなにハマることも無かったやもしれない。


あ〜あ。自分にもっと文才があればこの魅力と感動をもう少しでも伝えられたかもしれないのに。
なんかだんだん言いたいことわかんなくなってきた。なんとも文章が浮かんでこないが、とにかく私にとってouter wildsはかなり理想のゲームであった。最後にこの作品を布教してくださった皆様と、このゲームを制作してくださった全てのスタッフ、Outer Wildsの皆んなに特大の感謝を捧げたいです。

素晴らしい体験を本当にありがとうございました。


p.s 実はDLCもクリアしちゃいました! それについてはまた……そのうち書くかも……?


↓今までのプレイ日記


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