【開催報告】4/12 お子さまマルチ会員向けオンライン語ろう会
遅くなりましたが、先日お子さまがマルチ会員の方を対象に『オンライン語ろう会』第3回を開催しました。
参加者
事前に参加報告があったのは重複を除き9名。当日は8名の参加でした。内訳は、
主催者(私)
運営メンバー：2名
当事者(お子さまが会員の方)：3名(内耳だけの方1名含む)
研究者：1名
不明：1名
参加者の関連マルチ会社：不明
前回と同様の運営で進めてみましたが、話せる当事者が2名だったこともあり、あまり形式に拘らずにざっくばらんに話しました。
会で出た話から感じたこと
私が主観的に感じたことを綴ります。
話す時間がとれない
立場によらず会員は昼夜、平日休日を問わずマルチの活動に勤しむことが多いですが、特に若いお子さまが会員の場合は、大学生などで家族の時間も気にせず、同居していてもそもそも話をする時間が取れないというのがお二方の共通のコメントでした。
過去の若い時にハマった元会員向けインタビューや、大学生・社会人になりたてでハマった方からのインタビューでも共通的に上がったコメントです。
時間も取れず、睡眠時間も取れずにどんどん痩せてやつれていく子どもを見て心配だという声でした。
そもそもの体が心配になりますよね。
類似事例
必ずしも同じではないものの、本当によく似ている事例を多く耳にしてきました。少しでも参考になればと思い再掲します。
こちらの方はある日寝坊したとき、勝手に家に帰ってしまったそうです。そしてそこで初めて親に話したとのこと。
この方も追い詰められて自殺未遂にまで至ったとのこと。
焦らせてしまうかもしれませんが、追い詰められている会員の気持ちが分かると、少しでも対応を考えるきっかけになればと思います。
息子さん/娘さんがマルチにハマられた方へ
まずは自分を大切に
ここにつきます。ご自身の体調をまずは大事にしてください。
まさか自分の子供が。連絡も取れない。心配。色々な思いがあると思います。まずは、体調を大事にされてください。一筋縄ではいかない問題です。あなたの身体、心がまずは大事です。
周りに話を聞いてもらえそうな人はいますか？配偶者はどうですか？心理カウンセラーは探されましたか？
私は心理の専門家ではないのですが、話をお聞きすることぐらいであればできます。まずはご自身を大切にされてください。
希望を捨てないで
親御さまとの関係が取り戻せている事例もあるんです。
こちらの方は辞めてから親御さまと関係が良好とのこと。
こちらの方も事後談を載せられていませんが、息子さんは辞められて今は関係も戻ったそうです。薄々変だと本人が思っており、アップと距離を取って改めて辞める決意をされたとのことでした。悩んでいたのは何だったんだろうと話されていました。
こちらの方にも、元会員や息子さんがマルチにハマった方をお繋ぎして様子を見守ってきました。1年半ほどかかりましたが、最近何とか無事に息子さんも辞められて仲が改善したそうです。
親が強制的に組織から抜け出させた例もあります。
ただこれはかなり特殊なケースだと思います。強制的に縁を切らせるとそれはそれで弊害もあるかもしれませんので。
お金は貸さないで
お金を貸すのだけは辞めておいた方が良いです。困っているから貸すのは逆効果です。
私は母にお金を貸した(というよりはあげた)立場ですので人のことは言えません。色々と見聞きして改めて思いますが、貸してあげたり借金を肩代わりして何かよくなることはありません。
貸してしまうとアップからすると良いカモだという意見がありました。
それもありますが、お金があったらもう少し頑張ってみようという気持ちになってしまいます。ギャンブル依存症に似ていると思います。
気にかけていることを伝えてあげてください
どんな言葉をかけて良いか分からないという言葉も良く聞きます。
別にマルチのことを無理に話す必要はありません。
親子の会話も難しいですよね。特にマルチにハマっている場合親からマルチのことを否定されても一切聞かないと思います。
一方で、お子さんが弱っているタイミングはきっとあると思います。
思うように稼げない、アップとの関係がしんどい、などなど。
そんなとき、詳しく聞かずに、大丈夫？と声を掛け続けてあげてほしいです。話せないなら、メッセージを時々送ってください。
必ず波があります。お子さまから話ができるようなきっかけになることもあります。親御さまのそうした気遣いは、鬱陶しいと嫌がられるかもしれませんが、決して無駄ではないと私は思います。
おわりに
少しアドバイスのようになってしまいましたが、お子さまがマルチにハマった方は特に、そうした方同士で繋がることが大事だと思います。
気になる方はお声がけくださいね。
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