今回の、秋田県大雨災害に関する対策の件。

 今回の秋田県大雨災害の様に、いわゆる、集中豪雨被害時、雨水の逃げ場が無くなり、堤防が切れて洪水が発生いたします。幹の部分が、一級河川で、枝葉が中小河川といたしますと、最終的には、幹の部分の一級河川に雨水が集中いたします。

 従いまして、幹の部分の一級河川、集中豪雨受け入れ能力を増大させなければいけません。今回の様に、3日間で、通常月、半分の降水量があっても対応できる様にです。

 極力、枝葉の中小河川の洪水で被害を食い止めなければいけません。ではどうするか。以下、私の考えです。一級河川(幹の河川です)に集中した対策です。

 ①中流域から、既に、川幅を大きく取る。河川敷に余裕をもたせる。川幅と言いますか、両端堤防の間隔を倍にする。

 ②中流域から、下流域、河口まで、専用船で川底をさらう。つまりしゅんせつする。

 ③中流域について。河川敷ごと、しゅんせつする。堤防のへりからです。河川敷削りは陸上から重機で施工する。その方が工期が短くて済む。川底しゅんせつは、専用船を使用致します。

 ④人口の多い下流域については、上記①施工に加えて、しゅんせつ専用船にて、川底をより深く掘ります。水深50m以上。

 ⑤上記河川の堤防を底上げ、スーパー堤防化する。人口の多い下流域優先。

 川幅を広くし、川底を深く致します。集中豪雨時の雨水をしっかり受け止め、他へ漏らしません、逃しません。

 ちなみに、しゅんせつ専用船は、常に必要になります。すぐ、泥はたまりますので。従いまして、上記舟艇は、無人化、ロボット化して、24時間、365日、働いてもらいます。

 上記の施工により、発生する、メリットは以下のとおりです。

 ①各一級河川の舟運が復活する。江戸時代以来の河川もございましょう。川幅が広くなり、川底が深くなりますので、舟艇の往来がしやすく、座礁の心配が無くなります。均一にしゅんせつしますので、「このポイントは気をつけろ」なんてことはございません。道路渋滞解消にもつながります。

 ②上記施工により、川の景観がよろしくなります。

 今回は以上でございます。今後とも、何卒、よろしくお願い申し上げます。

 

   

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