超東京マキノギャバリオン
最近、ロボットアニメが衰退している。
ロボットアニメの原作を見ていると、歴史に沿っている事がよくわかる。(※例外・新世紀エヴァンゲリオン)
そこで、俺もまあまあ歴史を学んだので今ならロボットアニメの原作が作れるかもしれないと思って書いてみた。
是非、どなたかアニメ化してほしい。
ちなみに対立構造として面白いか否かしか考えてないので、政治的なメッセージとかは全くない。
超東京マキノギャバリオン
時は西暦3400年。1350年前に起きた「超祖国戦争」によりユーラシア大陸、アメリカ大陸、アフリカ大陸は放射能に包まれた。非核三原則を守りきった日本は独自の人型決戦兵器「人間っぽいやつ」を開発し、東アジア戦線を生き抜いた。
結果、地球は日本と台湾、そしてオーストラリア大陸のみになり、社会不安から世界平和・非文明化を説く「マリオ教」という宗教が世界を支配し、著しく文明が衰退した世界はそのまま1400年間、中世レベルまで文明が発達しなかった。
が、マリオ教を曲解したルイージという男が現在は「サトシ王国」が成立していたオーストラリア大陸にて過去の巨大国家を模した「ルイージ連邦」を成立させた。
ルイージ連邦はロストテクノロジーである「人間っぽいやつ」を発掘し量産。東南アジアを支配する。
一方、日本は1400年も平和だったもんだから圧倒的に呑気しており、兵器のレベルも戦国時代レベルまで退化していた。
…かに思われたが、密かに有事に向けて「人間っぽいやつ」が一元号に一台のみ生産され続けていた。この頃になると日本語の言語形態もちょっとずつ変わっており、元号は「ぎゃばり」だったので、「ぎゃばり音」から最新の人間っぽいやつは「ギャバリオン」というカッコよさげな名称であった。
世界帝国化を目論むルイージ連邦は新たなるマリオ教の布教を大義名分に突如日本に攻め入り、割とサトシ王国と仲良かった日本は危険なルイージ連邦と戦うべく新型人間っぽいやつギャバリオンを機動しようとするも、なんと操作形態が文明がマックスに進歩していた1400年前のオートマだったので、今となってはよく分からないというマヌケをかましてしまう。
東京を占拠された政府はぎゃばりぎゃんのを連れて(ぎゃばりぎゃんの…「ぎゃばり」は元号、「ぎゃんの」は未来の日本語で「王の中の王」「皇帝」などを意味する。すなわち平成天皇みたいな感じのノリである。)佐賀まで逃げ込み、臨時政府「ガバヤバ(これは未来の日本の言語形態で「超困っている」を意味する)」を結成。
ギャバリオンを起動できる技術を探しつつ、腹が減ったので1500年間続く名店「マキノ」でウゴン(未来の言語形態。小麦粉を強く練り込み、醤油とかで味をつけた今で言ううどんの様な料理)を食べていると、店主の少年の独特な手の動きがギャバリオンの操作形態と似ている事に気づく。
少年の名はマキノ・タカユキ。偶然なのか何なのか分からないが、なんとギャバリオンはウゴンを捏ねる動きで機動する事が発覚した。
ウゴンを作りたいのにワケわからんギャバリオンとかいう人間っぽいやつに乗せられ困惑するタカユキであったが、ぎゃばりぎゃんのに「このギャバリオンをマキノギャバリオンと名付けよう」とか言われ、偉い人からなんか褒められたし、自分の名前がメカにつくのは結構うれしいのでちょっといい気になったマキノはルイージ連邦との戦いを決意する。
佐賀県を「超東京」と改名、実に1800年振りに首都を移動し、ここにルイージ連邦VS未来日本のバトルが切って落とされた。
・ルイージ連邦の戦力
発掘された人間っぽいやつを量産している。
中でも「バチクソ(イントネーションはバチ↓クソ↓)」が汎用性、戦闘力、共に丁度いい。他の兄弟機に「タケシ」「マコト」などがある。
「ポケモン」という小型兵器も多数保有している。
隊長機に「ツヨシ」があり、こちらは量産性に欠けるが、めっちゃ強いのでルイージ連邦は実戦に投入しつつも新たなるツヨシの開発を急いでいる。
エースパイロットに「クッパ」という奴がいて、そいつが載る「クッパのツヨシ」は特殊なカスタムが多数搭載しており、機体の性能差が圧倒的に上であるはずのタカユキを苦しめる。
・日本の戦力
「マキノギャバリオン」と刀と火縄銃しかない。平和すぎて戦国時代レベルまで戦闘力が低下しているからである。
戦法としては、ルイージ連邦のポケモンを火縄銃、刀などで攻撃し、人間っぽいやつをマキノギャバリオンが攻撃する感じである。
マキノギャバリオンは「人間っぽいやつ」を開発した日本がフラグシップにしていたくらいだし、整備も行き届いているので、「バチクソ」の1400倍の機動力、攻撃力を誇っている。
しかし、いかんせん何となく生産を続けていただけで中身がどうなっているのかよく分かってないし、その操作方法も忘れ去られているので唯一操作が可能なタカユキにその辺は一任されている。
それがタカユキからすると理不尽で気に入らないので、よくぎゃばりぎゃんのと口論になる。
しかし、現時点では何故だかわからないが、その操作系統はウゴンや天ぷらを作る動作に酷似しているので、タカユキは度々そこからインスピレーションを得て、新たなる機能を体得していく。
中でも強力なのは通称「天ぷら粉こねるとき」という兵器で、マキノギャバリオンの背中から天かすみたいなのが沢山出てきて360度砲弾攻撃が出来るというものである。
・ギャバリオンシリーズ(日本の元号を元に名付けられる人間っぽいやつ)
日本の「人間っぽいやつ」は一元号につき一体の原則があるが、一応前の世代の人間っぽいやつも三体までは保管していた事が途中発覚する。
途中、それをぎゃばりぎゃんのが思い出した事でそれを取り戻しにルイージ連邦が占拠する旧東京に向かうが、なんと一体をクッパに取られて改修され「クッパノゲバリオン」になってしまう。(※げばり、とは前の元号である。)
残った一体は元号から「ホマレオン」と名付けられているが、ギリギリのところで奪取。
が、やっぱり操作形態がわからんで困っている所に、北九州のウゴン職人である「資さん」という奴が現れてパイロットになる。
これにほりホマレオンはスケホマレオンという名称に変更される。
で、もう一体である「ホヘモオン」というのがあるわけだが、このホヘモオンは建国4000年を記念して作った相当強力なやつらしく、絶対にルイージ連邦に手に入れてもらっては困る、ていうか俺たちがゲットすればこの戦いに勝てる、みたいなシロモノで、頑張って探すが、ルイージ連邦に先に見つかった上に日本人なのにルイージ連邦に寝返った「上須藤(うえすと)」という日本最強のウゴン職人がパイロットになる。
で、マキノギャバリオンとスケホマレオンが束になっても勝てないわけだが、ぎゃばりぎゃんのが「そういえば一番最初に作った人間っぽいやつが一番強かったらしい」などと言い出し、幻の人間っぽいやつ「レイオン」というのを探す旅に出る。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?